グラチョーワがニキヤを演じる4日の夜の公演を見てきました。(バヤデルカはロシア語の題名です。ラ・バヤデールがパンフにも載っている一般的呼び方ですね。ラ・バヤデルカでは両方がごっちゃになっていましたので修正します。失礼しました)
宇治さんお勧めのグラチョーワですが流石 ニキヤ役が大好きなグラチョーワが全身全霊を込めて踊っていることが観客に伝わってくる素晴らしい踊りでした。
以前書きましたがボリショイ劇場で見た際の演技と同様にソロルが待っていることを告げられる際の一幕の喜びの表情も一瞬だけの顔の表情で見事に表現していました。
岩田さんも黄金の仏像を何時もの様に素晴らしい回転とジャンプで演じて拍手喝采を浴びていました。
ソロルのネポロージニーは長身で見栄えしますし踊りは破綻は無くお姉さんのグラチョーワを引き立てる踊りでした。
ガムザッティのアレクサンドロワは今回来日が中止となったステパネンコのガムザッティと比較するとちょっと怖さは足りないかなという感じはしましたが綺麗な踊りでなかなか良かった。
全体的に明らかに日本公演ということでみんなに気合が入っていることが感じられ出来は非常に良かったと思います。ロシアではすしが人気(モスクワにすしが出る店は200軒以上ありダンサーもすしが好きな人は多い)ですが日本が好きなロシア人は多く4年ぶりの日本公演はボリショイのダンサーも楽しみにしていたと聞いていますので。
尚 心配していた黒人奴隷少女達の踊りは日本人の少女達が演じていましたがやはりボリショイ劇場の演出と違い顔を黒く塗るのも抑え目で又口紅を真っ赤に塗るということも抑えておりこれなら日本人に受け入れやすいかと思います。
又オケがボリショイが来なかったので心配していたのですが東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団は大事なニキヤやニキヤとソロルの踊りの場面でのバイオリンのソロを含め全く破綻なく素晴らしい演奏で当方の心配は全くの杞憂でした。
見せ場の影の王国の場面で4階右端の席(4000円エコノミー券)だった為出だしのところが見えなかったのはちょっと残念。今回の日本での休暇中に3回もボリショイの来日公演を見に行くので家族で行く明日は別として毎回S席(19000円)というのはちょっと辛いところで致し方なし。
日本公演のパンフレットは2000円でファラオの娘も纏めての物で中々豪華なパンフ。主役級以外のダンサーの紹介も載っていて大変充実しています。お勧めです。宇治さんの「ラ・バヤデールの見所」の記事もあります。
それにしても久しぶりに日本でバレエを見ましたが改めて日本の観客のマナーの良さには感心します。携帯の音もフラッシュも一切無く 拍手はタイミング良くやりますね。最近ボリショイは海外からの観光客が多いせいか マナーの悪さが目につきますので。
明日はザハロバの舞台を家族で見ます。今日との比較が楽しみです。
当日券の販売や今回の残りの公演のチケット販売もやっていました。是非皆様今回のボリショイの来日公演にお出掛けのほど。
尚 宇治さんとは待ち合わせはしていませんでしたが無事 ご挨拶することが出来ました。お元気そうでした。
やっぱり客席は満席が良いですよね。
4年ぶりのボリショイ公演が舞台の評判でお客が増えたこと何よりでした。確かに他のバレエ関係のブログ見ても予定していなかったが4日の舞台に感激して7日の神奈川県民ホールのチケットを買って行ったという方が結構いらっしゃいますからね。
嬉しいことに、4日のグラチョーワ主役の舞台が評判を呼び、それで追加券で7日神奈川県民ホール公演行かれた方々がいらっしゃったようです。
舞台は一期一会。7日(ガムザッティがアラシュ)は、4日とはまた少し違った感じの感動がありました。
カーテンコールで、最後主役二人に、1階席の広い範囲でスタオベがあり、ああ~、あれは東京だけではなかったのか~、と。グラチョーワ、観客に投げキッス。
舞台の成功に、気をよくしたグラチョーワとネポロジニー、段々いい雰囲気に・・。終演後の楽屋の写真、ネポに腰を抱かれてちょっと彼に寄り添いぎみのグラチョーワ。二人のパートナーリングが、13日公演では、さらに発展するのかな~?なんて思ってます。兵庫でも何かが起こる?!
いやいや、ボリショイの「ラ・バヤデール」は面白い!ハマリます。バヤ最終兵庫公演、アデュー、グラチョーワ公演(ボリショイ来日公演の主役は最後の可能性大)
チケット予定枚数終了だそうで。行かれる方は、満場の観客席から舞台のグラチョーワ達とボリショイのバヤデールに、さよならの挨拶の大きな拍手を惜しみなく送ってあげてくださいまし。行けない私は、未練を断ち切り、つての報告を楽しみに待ってます。
今公演、人気スター二人を欠き、またS席25000円パリオペ招聘公演の直後で、公演の成功も気になってたので、グラチョーワが評判になり公演を牽引したこと、嬉しかったです。
仰る通りザハロワはあの場面嬉しそうに笑顔でしたね。それぞれの良さはあるし美人のザハロワには笑顔が似合うと思うのはファンの浅はかさか。
それぞれ違う表現が楽しめた舞台でしたよね。
管理人様は充実の休暇、宇治様は「恋人」グラチョーワと最後の(たぶん)逢瀬を楽しまれたご様子、何よりです。
「ばやでるか」2幕ニキヤ、花かごをもって踊る踊りは、パンフの説明では確か「歓喜の踊りを踊る」のような記載で、ザハロワはそれを踏襲したのか笑いながら踊ってました。
諸外国のバレエを見てきた知り合いがいうには
「あそこで笑いながら踊るのは結構見た」というのです。
対し、グラチョーワはもちろん、アラシュも花かごの踊りでどちらかといえば悲しみを表現というか沈んだ感じの演技でした。こっちがいいと思うのですが、パンフには歓喜とあるし、そういう踊りも、実際の舞台では慣例としてある、という・・・。
私は、他のバレエ団でも、そんなにおお笑いはしてない表現も見てるのですが。どうなんでしょうね。その辺。私は、元々は、「バヤデルカ」は割と娯楽的な作品(対して「ジゼル」等は、バレエは原作を超えて哲学的な作品とされていた)で、実の所、台本作者や踊り手、監督らが、そんなに深く考えてなくて、笑って踊ることになっただけなんでは???等考えたのですが。
いきなり大喜びで踊るのが、演出上不自然に見えるので、ザハロワがどうとかでなく、そういう考え方になにか根拠があるのか?もしやご存じの奇特な方がいらっしゃったら教えていただけると有り難いです。
それぞれのプリマが力を発揮し、楽しめた舞台でした。
奥様いらしていたのですか。お会い出来ず残念でした。
仰るとおり2幕目は多少ぐらつく瞬間もあってあれっと思ったところも正直ありましたが3幕目に気合入れなおして長い静止を見せましたね。あれは今まで何度も見たボリショイのラ・バヤデルカでグラチョーワ含めて誰もやっていませんでしたし凄いバランスでしたね。
そうでしたか、演技の途中だけれど舞台を盛り上げる上手いタイミングでの拍手でしたが宇治さんでしたか。流石ですね。
終演後のスタンディング・オーヴェイションはボリショイ来日公演では毎度のことかと思いましたがそうではなかったのですね。
さて今日は如何でしょうか。楽しみです。
昨晩は久しぶりにお会いでき、ありがとうございました。
グラチョーワは相当気合が入っていたようで、(正直を言うと)第2幕の踊りは「やや…」と言う感じだったのですが、第3幕のヴァリアシオンでは突如、3~5秒も静止するバランスを見せたりして度肝を抜かされました(あそこで拍手をし始めたのは不肖私メでございます)。会場でお会いしたいろいろな方々(この方々は奇特にも初日も昨日のマチネもご覧になっていました)によれば、昨晩のグラチョーワはやはり真打登場!だったようで、終演後のスタンディング・オーヴェイションも昨晩だけだったようです。
心配していたポロリ君も非常に正確で力強く、あれでもう少し跳躍が高ければ、ウヴァーロフ、フィーリンなど及ばない大スターになれるでしょう(ピッカリーゼは論外)。
なんにせよ、久々に堪能できる「バヤデルカ」でした。(私、91年の初演も見てるんですけどね、今回のはあれに劣らぬ感動モノでした)。
ちなみに、会場ではカミさんとモスクワ駐在妻同窓組がグダーノフと遭遇、握手・記念撮影したとかで盛り上がっていました…。
では、また。