NANAさんより寄稿頂きました。
海外報告有難うございます。日本では、
7月の前半に英国ロイヤルバレエ、後半、ABT(アメリカンバレエシアター)公演が
ありました。
ABTはガラと「海賊」「白鳥の湖」。
私は少ししか見ず。日参したつわものたちの公演感想(☆印)を、劇場で拾ったので
ご紹介。
ゲストのニーナ・アナニアシヴィリ。(写真はニーナの「海賊」)
☆去年よりは今年の方が、身体が細く、踊りも良く見えた。もうフェッテは昔の「超
高速回転」ではなく、普通の早さのきれいな回転。
去年は好調のウヴァーロフに頼った在り方だったが、今年は本来の輝きを感じた。
「白鳥」よりは、「海賊」の時のスターオーラが特に凄かった。
もう脚はさほど上がらず。(それと、幸せオーラがあるのでしょうね。)
ニーナを愛する客席のファンも盛上がり。
ガラ、ドンキでニーナの相手役のアンヘル・コレーラ降板は残念だったが、アンヘル
を欠いても楽しめた公演。
ニーナ以外では、「海賊」のマルセロ・ゴメスも良かった。
ニーナ白鳥のパートナー、ホセ・カレーニョも相変わらず、良い相手役。
(ジュリー・ケントは、テクより表現性で、ジリアン・マーフィーは4回転もできる
とかでABTらしい見せ場を作って、白鳥を踊ったと思われますが、感想聞けなかった
ので、ここまで)
★私は、ロシアの主役の日の「白鳥の湖」に行きました。芸術監督ケヴィン・マッケ
ンジー版の「白鳥」は、悪魔役が二人。
一人は、セクシーキャラの悪魔で、女性達が皆、悪魔に抱き上げられると「快感~」
という顔をする・・・、というもの。
☆ロビーで、お客様の話が聞こえ、この版について「ハリウッド的な仕掛けに、ロシ
アの主役だから云々」とおっしゃっていました。
(・・・ロシアの主役だからハリウッド的な仕掛けがかみ合ってないということかし
ら)。
黒鳥退場の時、火花(爆竹音も。)が上がったり、終幕の背景のスクリーン状の処理
とか、ハリウッド的と言えば、なるほどそういうことかもしれません。
尚これは、今版DVDの方が、効果がよくわかるという話です。(お客様の話をここに
書くのは、バッドマナーかもしれませんが、言いえて妙なので書いてしまいました)
★音楽の指揮、演奏はバレエ「白鳥」としてオーソドックスで、good!(超巧くはな
くても)その意味で、6月新国より私好みで。
★終演後、ニーナも他の人も、「サイン会」を恒例のようにやっていました。JAのHP
にサイン会のイリーナが写ってます。
ニーナのサイン会を眺めていたら、こっちにも手を振ってくれました。ご機嫌なご様
子でした。
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