ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

バヤデルカーグラチョーワ・ウヴァーロフー11月8日ー2-

2007年11月12日 | Weblog

皆様よりの反響が大きかったので11月8日の公演に関してモスクワ特派員Kさんより追加の写真を送っていただきました。又同じ公演をご覧になった特派員Mさんより下記寄稿頂きました。特派員のお二人ご協力誠にありがとうございました。今後共宜しくお願いします。

 グラチョーワのニキヤは私にとっては昨年の3月以来でした。そして、彼女にとってはこの日のこの舞台が産後の本格的な復帰の舞台となったのでしょうか。3年半前に彼女のニキヤを初めて観た時は、震えるような感動を覚えました。それ以来これだけはザハロワよりもグラチョーワで観たいと思っています。

そのくらいニキヤ=グラチョーワだと思います。

さて、8日の舞台では正直言って、震えるような感動はありませんでした。

それよりも彼女の“プロ根性”をひしひしと感じてしまいました。

産後の完全復帰第一作をなんとしても成功させなければ・・・という彼女の思いがものすごい勢いで私には伝わってきました。(この思いをウバロフは全身で受け止めているように思えました。

確実な踊りを常にするウバロフをパートナーに選んで正解だったのではないでしょうか?)

 彼女の思いは最初から最後まで続き、結果としては“復帰の舞台、大成功!”となったように思います。

カーテンコールではロシア人の万来の拍手が続いていました。そして、舞台をやり終えた安堵感でいっぱいのグラチョーワの笑顔も印象的でした。 

それからこれは余談になるかと思いますが、第3幕目、陰の王国での3人のバリエーション、この日は第1がアンドリエンコ、第2がオシポワ、第3がニクリナでした。

アンドリエンコが、まだまだ若い者には負けないわよ!と息巻いてがんばって踊っているように思えました。

さすがに上手でした。

 次回は17日の白鳥です。ツェスカリーゼの“彼にしかできない、誰も真似のできないロットバルト”を観てまいります。←特派員Mさん寄稿お待ちしております。

 



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2 コメント

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追加の画像とレポートありがとうございました ()
2007-11-13 07:20:22
管理人様、モスクワ特派員さま、

いつもお世話になっております。

レポートや追加の画像ありがとうございました。

影の王国のソリストには、アンドリエンコさんも出演されていたのですね。

17日の「白鳥の湖」ザハロワ、ウヴァーロフ、ツィスカリーゼという配役は、私も「白鳥の湖」では現在世界最高の配役だと思っています。

更なる画像やレポートをお待ち申し上げます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
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ども (管理人)
2007-11-14 23:31:29
叶さん
コメントありがとうございます。
17日は特派員KさんMさんのお二人とも観劇予定とおききしておりますので寄稿頂けるのではないかとひそかに期待しております。。。。
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