思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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学習の遅れへの対応(小4)

2019年04月14日 | 教育
1 話合いの結果,環境調整がよくされていた。

・座席が一番前になっていた。全体指示の後,個別の声かけがしやすくてよい。

・黒板右の棚が整理され,目につくものが取り除かれていた。気を散らす状況の
 改善が図られていた。

・黒板左の棚に覆いがされた。※絵がついていてやや気になったのでよりシンプルにできるとよい。

2 クラスの雰囲気がよい。

・担任と児童の関係がよく,クラスが温かい。本児にとって好ましい環境である。


3 気になる点

・特別な配慮の必要な児童にとって,ついていくのに難しい作業,ノートの取らせ
 方など感じた。

・問題文を書いて授業を始めるが,本児が書き終わるまで,3分近く他の子を待た
 せることとなった。

・さらに説明が始まっても本児は問題文を書いており,説明が聞けず,そこから完
 全に遅れ始めた。

4 今後の対応

・一番前の中央の席で,先生の目が届きやすいと思う。全体に指示してから,周り
 の子が作業を始めたら個別の声かけをさりげなく行って支援してほしい。

・黒板左の覆いはよかったのだが,できれば白や無地のものにできると,より集中
 の妨げを減らせると思う。

・長い問題文の場合,貼り付けるようにして,他の子ども達の授業の保障,本児の
 「問題文を解く」という学習に専念させてもよいと思う。※算数なので。

・問題文と式,答えの間は一行か,指一本分空けるなど,見やすいノート作りを心
 がけて,本児が見やすいノートにしてほしい。

・マス目ノートを使っており,書き写す抵抗が軽減されている。高学年でもマス目
 ノートを使ってほしい。

・〇付けに座席を回っていたが,全部回るのは難しいので,持ってこさせて,素早
 く○×を付けて返すやり方も取り入れるとよい。(※列をつくらない配慮をして)
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