思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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ADHDの診断を受けた児童3

2019年04月23日 | 教育
1 家庭

・養育をしている祖父母とも,一時無理な勉強をさせないようにしていたが,
 落ち着いてきたのでまた,かなり頑張らせ始めている。

2 様子

・一般学級での授業では,前半で出てしまったが,支援学級での算数の学習では
 6cm×6cmのサイコロを描いてつくる学習で,45分間座って授業を受け
 ることができた。

・給食では,友達と楽しそうに話しながら食べることができていた。出歩かなく
 なった。

・先生や友達の残したサケの皮を勝手に食べようとするので,その都度,「聞い
 て,いいよ,と言われてからもらうんだよ」と笑顔で伝えると,その通りにし
 た。

3 今後について


・4月のほとんど学習できない状態からすると,ずいぶん,座って,落ち着いて
 学習ができるようになっている。

・7月にWISCの検査をして,2年生の学習が難しいことが分かり課題を下げたこ
 と,はっきりと支援学級で学習できる体制を組み,本人に合った学習課題を与
 えたことがよかったとのことである。

・給食の時,笑顔でやり直しをさせると,一つ一つやり直しが効いたので,日頃
 から,その場に合わない行動をしているときには,正しい言葉やふるまいを教
 え,できたら褒めることで身に付けさせていけるとよい。

・6cmの正方形を自由に描かせ,間違っては消し,間違っては消しをしている
 うちにイライラをためていた。(トライ&エラー学習になっている。)

①方眼を6個数える
②点を打つ
③線を引く

 という具合に,作業を分けてスモールステップで進め,成功体験を積み重ねる
 学習がよいことを話した。(エラーレスラーニング学習にする。)

・祖父母が高齢で,数年後も心配である。祖父母の了解を得て,福祉課にも家庭
 の状況を話して,相談にのってもらうようにするとよいことを話した。

コメント
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