モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

デザイン変更

2011年03月26日 | 日記
デザインを変更しました。
蓄音機のイメージです。
若いころ、お金がないのに、レコードと本だけはどうしようもなく買っていました。
当時は、バブル経済のまっただ中だったはずなのですが、そういう経済状況は関係なく、ご飯に塩をかけるような生活でした。あるとき、どうしてもおなかが減っていたのでお金がかかるのを承知で、大学の食堂で、ライスだけを注文しました。夕方の静かな食堂でライスを食べていたら、食堂のお姉さん(推定30才)がふりかけをくださって泣きそうになりました。
でも、音楽とことばだけは節約できなかった。
そうは言いながらも新譜など買えないので、もっぱら中古レコードです。
当時の富山市には、クラシック専門の「DISC33」や中古レコードの「ディスクビート」があり、入り浸っていましたね。「ディスクビート」ではアルバイトもしましたが、アルバイト料はレコードでした。このときに手に入れた貴重盤は今でもしっかりと持っています。
しがみつくように音楽に浸った季節。
そういうのって、今はあるんだろうか。
ウォークマン以前の音楽の風景です。

黒部市の歌ができました

2011年03月26日 | 日記
黒部市は今からちょうど5年前に、富山湾に面した黒部市と、宇奈月温泉など黒部峡谷を抱えた宇奈月町が合併して生まれました。
3月24日、市民の心をつなぐ黒部市歌ができました。愛・夢・未来と名付けられています。
制定のための委員会には、モーツァルトの楽曲を聴かせて醸造するモーツァルトビールのための選曲を行い、私たちの音楽祭の実行委員でもある富山短期大学の武藤先生がかかわっておられました。
作詞は公募作品から、作曲は岩代太郎さんです。
作詞者は山梨県の方だということですが、歌詞には、水と緑、シンフォニーなど、私たちが大切にしているくらしのイメージがしっかりと読み込まれ、岩代太郎さんの曲も、残雪の中をゆっくりとささやくように流れる黒部川を想起させます。同時に、大地にゆっくりと染み渡り、黒部のところどころで渾々とわき出す湧水のイメージや夏の夕方ひたひたと海岸で揺れる波の音のようでもあります。
音楽というのは、すごい力を持っていますね。
この歌で、黒部市の人々だけでなく、黒部を大切に思っていただいているみなさんの心がつながればいいですね。
曲は、黒部市のサイトで紹介されています。どうぞ、お聴きになってみてください。

新雪です!

2011年03月23日 | 日記
こんな時期に新雪です。
宇奈月は、海岸線からわずかに十数キロメートルしかなく、標高も300mを切るような、そう山深くない場所にあるんですが、黒部峡谷の特別なはたらきでしょうね、あっという間に風景が変貌します。
この日も、海岸線から8キロメートルのところから上流で雪が積もりました。扇状地地形なので、高度差がまるで等高線のようにはっきりと現れます。

こんな雪ですね。

セレネはまるで2月の装いです。
でも、この雪もあっという間に溶けてしまいます。
やがて、風が変わり、一日一日暖かくなっていきます。
萌葱色の季節は、黒部峡谷では最高の季節のひとつだと思いますね。

春の雨というには

2011年03月22日 | 日記
春の雨というには激しい雨が降っています。
予報では、この雨が雪に変わるとのこと。
3月の宇奈月は、いろいろなものが動き始めています。
黒部峡谷鉄道もじわじわと動き出しています。
暦で2月だけが短くて、うるう日を付けられたりしているのは3月を年の初めと考えていたからということだそうです。
なるほど、動き始めるものがたくさんありますね。
今年は、いよいよ暖かくなる季節が心待ちにされます。

ホテルニューオータニの前から宇奈月温泉スキー場を見上げました。スキーセンターが映り込んでいるのがわかりますか。重厚な日本映画みたいな空気になりました。

しばらくぶりの更新

2011年03月17日 | 日記
3月11日の大地震の影響で、被災地から離れているこの土地でもぞわぞわした焦燥感が抜けません。私たちに出来ることは何でしょうか。
今のところ、できるだけ平静な生活を続けることが一番なのかも知れません。
地震発生の翌日の宇奈月です。
町は新雪に覆われていました。
子どもが踏んだ後のようです。
足湯にも人の姿が。
みなさん、陽気に誘われてアイスクリームを食べていらっしゃるようです。

こういう光景を見ると、なるほど、ザルツブルクの風景も想像してしまいます。
見上げると、山。この付近で暮らしている私たちには当たり前のようですが、これはもっともっと大事にされていい姿かも知れませんね。
今は、町やくらしがそのままあり続けることの大切さを実感しています。

新雪です

2011年03月09日 | 日記
わあ、新雪です。
夕方から雪が強くなって、すっかり冬景色に戻りました。
3月ってのはいろいろな風景が連続して見られるのが好きですね。
お昼頃には実はお日様も顔を出していました。
音楽みたいですね、3月の天気は。
今は、アレグロってところでしょうか。

3月宇奈月

2011年03月06日 | 日記
3月最初の週末。
宇奈月はまだまだ雪が多いのですが、こんもりとした雪に暖かさが感じられて、白い布団をかぶったようにも見えます。

足湯おもかげのところで雪だるまを見つけました。実は、このとき、すぐ近くでクマが目撃されていたそうです。写っていないかとよく見ましたが、幸いそれほどに近かったわけではないようです。
いい感じに日が暮れてきたので、少し街を歩きました。

こういう夜になりかけの時間はセレナーデですね。時間の動きが次第に遅くなって、ついには止まってしまうように感じるときがあります。
カフェが開いていました。あまり照明が強くないので、閉まったのかなと思ったら、キャンドルだけで照らしているんですね。気持ちのいい場所になっています。強い光、ただただ大きな音は微細なものの感触を覆い隠してしまいます。小さなものに心を動かせる街ってのはいいですね。

おそばを食べて帰ることにしましょう。
空ってこんなにも濃いんですね。