モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

楽器とのふれあいも・・・トリオフローランさん

2011年09月26日 | 演奏

ポカポカと暑いお昼でしたが、沢山の方々がトリオフローランさんの演奏を聴きにこられました。

面影橋を渡って、てくてく歩いてきてくださったご老人も・・・

優しいフルートとチェンバロの演奏は、

グリーンホテル喜泉さんのロビーから見える黒部川と一緒に、その場にいた人々を癒してくださいました。

動画は、グリーンホテル喜泉さんのyoutubeにてご紹介いただいた映像です。

演奏終了後、なかなか見ることの無いチェンバロを囲んでのふれあいもありました。

出演者の方と、会場にいらっしゃったお客様との演奏後のふれあいは、たびたび音楽祭で見られる風景でした。

演奏者とお客様同士が喜び、感動を改めて共有している素敵な時間だな~。と思います。

 

 

 


黒部混声合唱会さん

2011年09月25日 | 演奏

人の声ってすごいですね。合唱という演奏には、オーケストレーション(響き合い)ということばがとても似つかわしいと思います。

黒部混声合唱会のみなさんの演奏は、宇奈月ニューオータニホテルのレストランけやきで行いました。背景に黒部峡谷の大自然を抱えて、まるで、一本の木々が歌い出したかのような響きを聞かせていただきました。

ここは独特の空間ですよね。

入り口から一段下がっているので、こうやって黒部川を見下ろすような視線がとれるのもいいですし、上に響き上がってくる声に聞き入ることもできるんです。

背景の赤い橋は新旧の山彦橋です。

峡谷の奥に吸い込まれていくような歌声が印象的にいつまでも響き続けていました。

本当に人の声ほど豊かなものはないですね。

ここは実は写真が撮りにくいのです。みなさんの顔に露出を合わせると背景が見えなくなりますし、逆だと顔が見えません。

でも、人の目はすごいもので、両方をちゃんととらえてしまいます。人の感覚があるから、人の体があるから生み出せるのも、音楽のすばらしさかも知れません。


沢田保奈美さん

2011年09月25日 | 演奏

沢田保奈美さんの演奏は、オーストリア公使や堀内市長のトークセッションの直後。

難しい時間帯ですが、ピアノソロを自信たっぷりにしっかりと聴かせていただきました。

小ホールがぎっしりで、お客さんもとても聞き入っていてすばらしい演奏会になりました。

沢田さんは、同じ日に演奏されたホセンゼルスさんと同じ保育専門学校に在学中です。

演奏後のロビーがまた賑やかでした。

演奏を終えてリラックスした沢田さんと、演奏に感動したお客さんたちとの様子がまたひとつ沸き立っていました。

こういう舞台を用意できたことをうれしく思います。

ほんと、ちょっとしたリサイタルみたかったんですよ。

スペシャルコンサートの直前だったので、耳が肥えたみなさんもずいぶんいらしていたようです。素晴らしい演奏でした。

 


宇奈月モーツァルト音楽祭メニュー@カフェ・セレネ

2011年09月25日 | 関連イベント

カフェ・セレネは、宇奈月温泉の中でも少し高いところにあり、窓の外が山や空の色に染まる静かな場所です。淡い光に包まれた空間は昼に夜に、落ち着ける場所ですね。

無線LANがつながるので、実は、ブログの多くはここから書いていました。

音楽祭期間中は、スペシャルメニューが追加されていました。

ザルツブルクは、オーストリア公使も話しておられましたが、大変スィーツがおいしいところだそうで、カフェのラインナップもそんな感じです。

ザッハトルテは、オーストリアの有名なチョコレートケーキ。ホテル・ザッハーで作られたとか。

カーディナルシュニッテンはオーストリアのお菓子でも最もポピュラーなものだそうで、日本なら羊羹でしょうか。(そうかなあ。でも四角いし)

プリンはたぶんオーストリアに由来しているわけではないので、きっとモーツァルトに何か由来していたんでしょうね。あ、「なめらかな感じ」が曲調に合っている。そういうのもいいわけですね。了解。大好物ですが、食べそびれました。横で食べていた人がいたな。

 

 


篠笛アンサンブル風(ふう)

2011年09月25日 | 演奏

篠笛ってご存じですか。和楽器で、木管楽器のひとつです。フルートと同じように音を出します。「陰陽師」で笛の名手が出てきますが、あっちは同じ竹笛ですが、装飾が施されていて「龍笛」(りゅうてき)などと呼ばれています。お能に使うのもちょっと高級なものですね。

篠笛はもう少し庶民的で、竹の素朴な風合いを残しており、とてもシンプルな楽器です。楽屋で写真を撮らせていただきました。

袋がいいですね。味わいがあります。

これがモーツァルトを奏でるのですから、驚きです。

演奏は最後の街角コンサート。数々の演奏を提供してきたいっぷく処です。

同じ建物ある足湯では、スペシャルコンサートを終えた演奏家のみなさんがくつろいでいらっしゃいます。どんなふうに聞こえるでしょう。

どうしてこのコンサートに参加したのか、どんな曲をやろうとしているのかについてお話がありました。

実は、最終日のぎりぎりエントリーだったんです。偶然ラジオで知ったとのことで、メンバーに確認する間もなく、とにかくエントリーしてそれから最終決定されたようです。

モーツァルトのレパートリーがあったわけでなく、エントリーから曲を選んだとのこと。もちろん、モーツァルトは生涯にわたって篠笛など見たこともなかったと思いますし、専用の楽曲はなく、フルートでは音域が足りません。どうしても既存の曲のアレンジが必要です。

風さんたちは、いろいろ迷った末に、ケッヘル1番と2番を選ばれました。いいですね。お話に引き込まれました。

これが当日の演奏曲です。

風、この音楽祭でもしばしば口にしてきました。響きが風になる。

風は目には見えません。何かを動かしたとき、初めて風を感じます。体かも知れませんし、ものかもしれません、あるいは、心かもしれません。この音楽祭でモーツァルトが風になって残ればいいなと思っていただけに、風(ふう)さんの演奏は、そのまま峡谷のなかに留まって流れていくようでした。

翌日、お泊まりになっていたホテルの朝のお散歩ツアーで、遊歩道で演奏されたようです。すばらしい響きでした。どこにでももっていける楽器というのはいいですね。いつでも、風を生むことができます。

よい風に吹かれて、みんなとても気持ちよくなりました。

会場には、やはり同じように篠笛の愛好家の方がおられたようで、いろいろ話をしておられました。そんな出会いとつながりを生むのも、音楽祭の役割のひとつと考えていましたから、うれしい風景でした。

春日井からおいでになったと聞きました。直後に台風の被害があったようですが、みなさんのおすまいはどうだったのでしょう。少し心配をしています。

 

 


フィガロの結婚饅頭

2011年09月25日 | 関連イベント

美味しいモーツァルトのひとつが、酒井菓子舗さんのその名も「フィガロの結婚」饅頭です。

「こしひかりまん柔」という結婚式の引き出物などによく使われるお饅頭をオーストリアにちなんでアレンジしてあります。「

こしひかりまん柔」は、中に栗が入っているものとブドウが入っているものをセットにして、子宝などを表した縁起物にするんだそうです。

このブドウをマスカットにして、さらに、オーストリアの貴腐ワインで味付けをして、今回、フィガロの結婚と名付けてスペシャルメニューにしました。

貴腐ワインというのは、ある種のカビが付くことで糖度が増し、香りも強くなったブドウを使って作られたワインのことです。大変甘口のワインだそうで、フォアグラなどと食前に飲むのが、なかなか高級感のあることのようです。(飲んだことありませんが)

ブドウ自体は、およそ腐ったように見えるので、逆にそれが素晴らしいワインになるというので「貴腐」というようです。ドイツ語では、エーデルフォイレ (Edelfäule)というそうです。

人間って何でも試してみるんですね。ハンガリーで偶然収穫期を逸して腐ったブドウから作ったのが最初だそうです。

ワインは黄金色に輝いて見えることから、マリア・テレジアがウィーン大学で分析させたという逸話もあるようです。ということは、モーツァルトも飲んだ可能性が高いですね。マリア・テレジアの娘が、ルイ16世のお后だった、マリー・アントワネットですし、モーツァルトが求婚した逸話も有名ですし。もしかすると、ウィーンで御前演奏した際には、あ、無理か。モーツァルトはそのときまだ子どもです。

でも、けっこう飲んだくれになったそうですから、きっと味わったに違いありません。どの楽曲かは、貴腐ワインで生まれたかも知れませんよ。

 

 


元気をいただきました!コレギウム・ムジクム・ジュニアさん いっぷく処にて

2011年09月24日 | 演奏

ジュニアオーケストラ「コレギウム・ムジクム・ジュニア」で活動している小中学生3人組です。

いつもは4人で演奏パフォーマンスしているそうですが、今回は3人で出演されたそうです。

サービス精神満点の元気な演奏は、モーツァルト音楽祭にいらっしゃった皆さんに元気を与えてくれました。

来年のご出演も期待したいですね!



アマデウナヅキンのひみつ

2011年09月23日 | 日記
すっかりおなじみになったアマデウナヅキン。
宇奈月の街中にもたくさんいましたし、多くの人にかわいがっていただいています。

オーストリア大使館の関係者からCDを一枚いただきました。
モーツァルトの名曲集ですが、フルトベングラー指揮なんてのも混ざっていました。重厚な演奏に驚きます。

ちょっと、うちの軽くて緩いキャラクターとジャケットを並べてみました。


モーツァルトの生前の肖像画というのはなく、後年、想像というと変なので、モンタージュみたいにして書いたもののようです。
目はこんなで、眉はこうで、頭はこんなでと、南伸介さんがやっていたように(かなり、古いですね。満点パパ、懐かしい)書いたもののようです。だから、何でもいいんだろうとは思いますが、一応、約束事を守っているってところを比較して確認してみてください。

ブラウスは立ち襟なので、そういうところも微妙に再現しています。
ちょっとだけ違うというのか、敢えて違うようにしたのは、耳がどうにも格好が付かなくて、巻き髪を耳にも見えるように反対にカールさせました。そのせいで、黒部峡谷鉄道のキャラクターにも見えるようになってしまったようですが、それはそれでいいですよね。

いろいろな人に見えるようです。
それは親しまれてきたしるしなら、とてもうれしいですね。

黒部峡谷宇奈月温泉 朝の散歩で生演奏・・・

2011年09月23日 | 出演者

ここは、山彦橋を渡ったところにある、かつての黒部峡谷鉄道のトンネル。

グリーン喜泉さんに宿泊された方が朝の散歩に来ると、

黒部峡谷宇奈月温泉 朝の散歩で生演奏・・・

篠笛の響きです。

そうなんです。篠笛アンサンブル風(ふう)のみなさんが朝の黒部川を見ながら演奏しちゃったそうです。

「こんな場所で演奏したいね」とはアンサンブル風さんの声。

実は、モーツァルト音楽祭PVはこのトンネルで演奏されています。

アンサンブル風さんの演奏には、正直驚かされました。

この音楽祭では、多くの場所でモーツァルトの曲を流してもらうために、コンピレーションCDを制作して貸し出しました。そのなかに、K.1(格闘技ではないです)、つまり、モーツァルトが最初に作曲してお父さんが聞き出し、音を姉のナンネルさんのノートに書き残したという曲が入っていますが、K.2(山の名前ではないです)はそうそう聞いたことがありませんでした。

アンサンブル風さんは、K.1とK.2を篠笛で演奏してしまいました。

なかなかこれを続けて聴いた人はないんじゃないかな。

この日、朝、篠笛に出会えた人は幸運でしたね。

ところで、篠笛アンサンブル風さんたちは春日井からおいでになったと聞いたのですが、台風はどうだったのでしょうか。ご自宅のお住まいなどは大丈夫だったでしょうか。


モーツァルトonエレクトリックギター

2011年09月23日 | 演奏

昨年の音楽祭で異彩を放ったKーDRYさんのエレクトリックギターによるモーツァルト。今年も参戦していただけました。

 

モーツァルト Mozart K.525 Guitar K-DRY

モーツァルト K-DRY Mozart K.545 Guitar

 

 

今年は、いっぷく処と、オープンエアーのフィール宇奈月さん1階のカフェ・ボンフィーノの足湯です。

そこらを人が通り過ぎて、しかも、近くで子どもが何かぶつぶつ言っているのもいいですね。

残暑の日差しによく似合いました。

こういうの、好きだなあ。エレキギターらしくディストーションきいているし。

それにしても、いろいろなモーツァルトでいっぱいでしたね。

 


延楽でのラストコンサート

2011年09月23日 | 演奏

2011年の最後のコンサートは、延楽さんでのロビーコンサート。

スペシャルオーケストラに参加してくださった演奏者によるヴァイオリンデュオです。

延対寺荘さんでの演奏時間が少しかぶっていて、両方を全部聞くことができませんでした。いろいろ都合がありまして、申し訳ありません。

ヴァイオリンデュオというのもあまり見かけませんが、さらに不思議だったのは、譜面台を真ん中において演奏を始められました。これは、同じ譜面を上下に見て成立する、まさしくヴァイオリンデュオのための曲があるそうなんです。「鏡」といういかにもそれらしい曲を演奏していただきました。もう1曲「カノン」も同じように向き合って演奏していただきました。

こういうのはCDで聴いてもよくわからないところです。

前にも紹介しているのですが、こういう楽譜です。

これを両方から見ていたんですね。

画像を保存してわざわざ回転させた人もありました。

クラシックにそれほど詳しくない方にもわかりやすく説明していただけました。

ホテルのロビーコンサートはどこでもそうなのですが、音を聞きつけて後から後からたくさんの方がやってきます。ちょうどお食事を終えて一段落された時間なのかもしれません。どんどん椅子を追加しますが、それでも足りず、立ち見をさせてしまいました。申し訳ありません。

アンコールの演奏は、この音楽祭でもいたるところで演奏された「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。最も聞き馴染みのあるモーツァルトの一曲ですが、演奏家の方に聴くと、けっこう難しい曲で、なかなか聴かせるほどに演奏するには技術もエモーションも必要なのだそうです。「ナハトムジーク」の「ナハト」は「夜」(英語なら、ナイト)なので、ようやくこの時間に似つかわしいのかも知れません。

2回目の音楽祭の最後の演奏は、その「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第2楽章をデュオで響かせました。

終了後、演奏者のお二人(中央)と記念写真。

うしろの甲冑がいいですね。

ありがとうございます。

実行委員会がどんなに励んでも、音楽の力がこの音楽祭の力です。

すばらしい力をいただきました。


youtubeで公開中です

2011年09月23日 | 演奏

音楽祭の動画を今回は何とか記録することができました。

たくさんのボランティアの方にご協力いただきました。

ありがとうございます。

さっそくいくつかアップされています。

演奏者の方が独自でアップされたものもありますので、検索で探していただけると簡単だと思います。

「モーツァルト 宇奈月」で検索可能です。

ときどき、「モーツァルト」の「ァ」はどうやって出すんだと質問を受けます。

キーボードや入力のツールで違うんですが、おおむね「xa」とか「la」で出るようです。試してください。ちなみに、このブログは、たとえば、「モーツアルト」と小さいアを使わなくても検索にかかるようにキーワードを設定しています。

 


又場龍大さんの優しい音色。

2011年09月22日 | 演奏

カフェ・モーツァルトやいっぷく処、宇奈月国際会館セレネなど

数か所で演奏してくださった又場さん。

カフェ・モーツァルトでは、たくさんの方が集まり、会場に入れなかった方がたくさんいらっしゃいました。

又場さんの人柄が伝わってくるような優しい音色は、聞いているととても心地よい気持ちになります。

コチラは、いっぷく処での映像。

足湯につかりながら、モーツァルトに酔いしれる方もいらっしゃいました。


モーツァルトさんデー

2011年09月21日 | 関連イベント

美味しいモーツァルトを紹介します。

期間中、お菓子や特別メニューなど、たくさんの美味しいモーツァルトがラインナップされていました。

これは、フィール宇奈月1階のカフェ・ボンフィーノのものです。

おいしそうですね。

ちなみに、アマデウナヅキンは、このお店のお姉さんが書いたものです。

上手ですね。

この音楽祭の趣旨に賛同すれば、どなたでも真似していいってことになっています。(たぶん)

オーストリア公使のペーター・シュトーラーさんは、ザルツブルクでお住まいになったことがあるのですが、ザルツブルクの隠れた名品は、スィーツだそうです。モーツァルトはどうもチョコとか、アイスとか、好きそうですよね。

紅イモを使っているのは、こちらがブルーシールアイスを売っているから。

富山と沖縄も縁が深いんですよ。

どちらも昆布の消費で日本一を競っていますが、沖縄に昆布を持ち込んだのは薩摩の人で、沖縄の人はその昆布を中国に売って利益を上げていました。琉球王国の屋台骨を支えたとまで言われています。

薩摩に昆布を持ち込んだのは、富山の人です。越中富山の薬を薩摩藩内で取り扱ってもらうために昆布を優先的に売ったのだそうです。富山の昆布は、北海道から北前船でやってきたわけで、ご縁を辿るのが楽しみになるほど、いろいろなものがつながっています。

こういうのも絆ですね。

また、作ってください。

ぴったりあったキャラクター描きに行きますから。