モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

12月29日最も多かった検索キーワードは

2010年12月30日 | 日記
ブログを毎日必ずアクセスしてくださる方も多いのですが、検索から訪れる方もたくさんあります。
12月29日の最も多かった検索キーワードは、「宇奈月小学校 上野透」でした。
上野透さんというのは、旧宇奈月小学校出身の地元放送局アナウンサー上野透さんのことです。俳優の小出恵介さんによく似た表情をされる好青年です。スキー部に所属しておられたということで、番組で披露されたことがありますが、実は、音楽もお上手なんです。ご家族揃って楽器をなさるという環境に育たれたせいか、ピアノが上手で、小学校の卒業式では「仰げば尊し」の伴奏をされたという話を聞きました。担任の先生が歌う尾崎豊の伴奏をされたとも。
来年は、ぜひ、担当される番組でモーツァルトを弾いていただきたいものです。いかがでしょう?上野アナウンサー。
KNBウェブアナウンスルーム上野透
「ごくせんTHE MOVIE」にも出ていたはずです。系列の報道記者の役ですが。
ぜひ、モーツァルト@宇奈月を応援してください。

スキー場

2010年12月27日 | 日記
先日来の積雪によりゲレンデ状況がよくなって本日27日より宇奈月温泉スキー場のリフトが運行を始めました。
宇奈月温泉スキー場は、昭和29年にスキーリフトがかけられ、昭和31年に富山県内では初めてのリフト付きのスキー場として正式にオープンしました。
リフト付きのスキー場ということばがいいですね。
当時、スキーに適した斜面のことをスキー場と呼んでいました。大正時代のパンフレットには、現在の宇奈月温泉スキー場の場所のほかに、僧ガ岳スキー場、立石スキー場などが紹介されています。
さて、ザルツブルクの周辺にもたくさんのスキー場があります。よく紹介されているのは、フラッハウ、バードガスタイン、ザールバッハ、マリアアルム、アルテンマルクト、ツェルアムゼー、ダハシュタインの7つのスキー場です。
フラッハウは長野オリンピック金メダリスト、ヘルマン・マイヤーのホームゲレンデとして知られています。一時期、代表から外れてレンガ職人をしていたというマイヤーもまたオーストリアがもつ強靱で粘る強いイメージです。
実は、スキーには大きく分けて2つのふるさとがあります。
ノルウェーの古代壁画にも描かれたようにスキーという道具自体はかなり古くから使われていました。雪上を移動するための道具ですね。間宮林蔵のシベリア探検の絵図にもそんな道具が見られます。しかし、滑走性能は低く、現在のような性能はありませんでした。
そんなスキーに革命的な変化をもたらしたのが、ノルウェーのテレマーク地方モルゲダールに住んでいたソンドレ・ノールハイムです。ノールハイムは、スキーにサイドカーブを付け回転性能を高め、つま先だけを固定していた締め具を改良してかかと部分が離れにくい工夫を施しました。これが現代スキーの原型です。
当時はストックをもたずに、滑走していました。時には、斜面や家の屋根を利用してジャンプを行って楽しんでいたようです。これが現在のスキージャンプ競技に伝わっています。ジャンプの着地の姿勢をテレマーク姿勢と呼んだり、今でもかかとが自由に動くスキーで片膝立てながら滑っているスキーをテレマークスキーと呼ぶのは、そこから生まれています。テレマークに近いリレハンメルで行われたオリンピックでは、開会式にたくさんのテレマークスキーヤーが楽器の演奏をしながら滑走していました。女性がつけていたスカートもスキーの装束のひとつで、その名も「ソンドレ」といいます。当時のスキーは生活と遊びをほどよく調和していて、滑る、走る、跳ぶという要素を含んだ楽しいものだったようです。今でも、テレマーク発祥のスキーのスタイルを「ノルディックスキー」と呼んでいます。
一方、アルプスの急峻な斜面を滑走するために工夫され生み出されたのがアルペンスキーです。こちらは、オーストリアにあるリリエンフェルトのツダルスキーという人がよく知られています。リリエンフェルトは、かかとが浮き上がるノルディックスタイルのスキーが滑走時に不安定になることからかかとをうまく固定し、スキーの操縦性の上がる締め具を開発します。そして、その道具に合った滑走法を生み出します。今でいうシュテム・ボーゲンです。ツダルスキーの弟子によって滑走法はさらに大きく進化し、やはりオーストリア出身のハンネス・シュナイダーは高速での滑走が可能な技術を開発しました。これが、現在のアルペンスキーの基礎になっています。
ツダルスキーの弟子の一人オーストリア人のフォン・レルヒは、100年前に日本にスキー技術を伝えた人ですし、シュナイダーは日本でもスキー技術の普及に努め、野沢温泉や妙高池の平のスキーコースに名前を残しています。
オーストリアの文化が、ここにも日本に影響を与えているんですね。
ヘルマン・マイヤーが長野五輪の滑降競技中に空中に吹き飛んだシーンは忘れられません。ヘリコプターで収容されましたが、現場では普通じゃ済まないという空気にあふれていましたね。その数日後、スーパー大回転で、そして、大回転で金メダルを獲得するとはとても信じられませんでした。
ノルウェーで生まれ、オーストリアで育まれたスキーが、宇奈月にもちゃんと定着しています。
ちなみに、宇奈月温泉スキー場は現在NPO「宇奈月大原台」が運営しています。みんなで作り、育てるスキー場ですね。モーツァルト音楽祭の土壌は、そんなところでも見つかります。ぜひ、遊びにきてください。冬の宇奈月は特別きれいです。
宇奈月温泉スキー場のサイト
そんなことで、コスプレアマデウナヅキの今日は、スキーです。これもザルツブルクと宇奈月の共通項。

ハンネス・シュナイダーを少し意識しましたが、当時バックルのブーツじゃないですね。モーツァルトはスキーのことなんか知っていたんだろうか。

本格的な雪

2010年12月25日 | 日記
雪が積もった宇奈月はいよいよモーツァルトの故郷、ザルツブルクの風景に似通ってきます。
雪の宇奈月はいいですよ。
この風景こそが北陸という感じになります。海から20キロメートルも離れていないんですけれど、急激に積雪が増します。
今日はこの冬初めての本格的な積雪。
峡谷の玄関口はすっかり雪に埋もれてしまいました。
峡谷鉄道も荷揚げが終わって、運行を終えていました。
ちょっとノスタルジックに撮影してみました。
カフェ・モーツァルト前。

駅前のお土産物屋さんです。温泉街の空気が漂っています。

ホームに止まっているのは、かつて西武鉄道の花形特急だったレッドアロー号。こんなに雪の中を走る電車人生なんて思いも寄らなかったはずです。

スキー場の上山リフト。冬の青黒い夕暮れがとても好きです。

どんな、モーツァルトが似合いますか?

きよしこの夜

2010年12月25日 | 日記
クリスマスキャロルのひとつとして有名な「きよしこの夜」は、ザルツブルク州のオーベンドルフで生まれたと伝えられています。クリスマスの習俗は元々ヨーロッパの当時のお祭りと結びついて普及したものだそうです。クリスマスのお祝いに歌われるのが、クリスマスキャロルです。そのなかでも、世界の300を超える言語に翻訳されたとされているのがこの曲だそうです。
この曲が生まれたエピソードもよく知られていて、教会のオルガンがねずみにかじられて壊れてしまって、仕方なくギターを伴奏に歌う歌を急に作ったのだそうです。
日本では牧師でもあり、賛美歌の作家や翻訳家としても知られる由木康が作詞して、1961年から1988年まで多くの小学校の音楽の教科書に掲載されていました。(音楽で扱う楽曲は学習指導要領に示されていて、その取り扱いは必須だったり、選択だったりする。そのため、教科書によっては採用されないこともある。教科書は、公立学校の場合郡市区採用が多く、教科書ネタが案外共有されないのはその理由)ちょうど、日本で今のようなクリスマスの騒ぎ方が定着し始めたころに符合しますね。
ちなみに、きよしこの夜が作られたのは、モーツァルトが亡くなった1791年よりずっと後で、1818年だそうです。ずっと後と書きましたが、今年はあの56豪雪から30年。山口百恵が引退したのが、昭和55年の暮れ。ジョン・レノンの暗殺も同じ年の12月8日(日本時間)です。まだ、モーツァルトの天才ぶり、逸話がリアリティをもって語られていたころでしょうね。
ちなみに、モーツァルトは1791年のクリスマスを待たずに、12月5日に亡くなりました。寛政3年(日本時間)のことでした。12月6日の葬儀は雷雨が激しく、墓地まで見送るものもなかったため、現在でも埋葬地がわかっていません。

クリスマスイブです

2010年12月24日 | 日記
今日、12月24日はクリスマスイブですね。
こういうのが習慣づけられた頃、日没から次の日が始まるとされていて、24日の日没はもうクリスマスの日だったんだそうです。それで、クリスマスのイブニングとなっていたものを、クリスマスイブと短く言い慣わすものとなったようです。
サンタは、この時間に動き出しては間に合わないようですが、ピザの宅配と同様に時間切れ前に必死で世界中を駆け回るんでしょうね。
そんなことで、これ。

きっとクラクションは、キラキラ星だな。
ふくろの中身はなんだろう。
想像してください。
想像すればきっと夢はかなう。

もうすぐクリスマス

2010年12月23日 | 日記
もうすぐクリスマス。
モーツァルトの時代には、どんな祝い方をしたんでしょうね。
私たちのお祝いの仕方も、ずいぶんと変わってきています。
元々の冬至のお祭りの習俗を残したものだったのかもしれません。
モーツァルト音楽祭では、ハンドベルの演奏がありましたね。そのときに、サンタのコスプレのアマデウナヅキンを描いたのを思い出しました。

こんなのでしたね(笑)
まさかこうやってクリスマスにもみなさんが見てくださるブログになるとは思いませんでした。
明日はクリスマスらしい新作をアップします。
お楽しみに。

月食、無念

2010年12月21日 | 日記
宇奈月温泉駅のあたりで東の空を見つめていましたが、ダメ。曇り空で見えませんでした。次回は、6月16日ですが朝早いので、どうだろうなあ。
平日の夕方なので、忘年会というわけでもなく、静かな宇奈月を少しぶらぶらしてから、カフェ・ボンフィーノでコーヒー豆を買って帰宅。ここのコーヒー豆は、あのYKKが経営している農場でとれたものとのこと。ローストの違いで販売していて、今回は少し深煎りのフルシティを購入。なかなか味わいの濃いコーヒーでした。
宇奈月温泉には、本格的な紅茶を売るお店もあるんですよ。グレースピースというお店です。こちらも今度覗いてみましょう。
ほんと、宇奈月は個性的な味わいが多いなあ。
月食は見られなかったけれど、12月にしては暖かい夕方、静かな気持ちになれましたね。
こういうときに、静かにモーツァルトでも流れていたらいいのに、って思う人もいると思うよ。




ブログ更新再開と同時に

2010年12月20日 | 日記
ブログの更新を再開したら、アクセス数が一気に3倍に!
これからもしっかりとモーツァルトと宇奈月の息吹を伝えていきたいと思います。
専用ホームページの立ち上げにも着手しました。
お楽しみに。
宇奈月は青空が見えてきました。
明日、21日は皆既月食です。

宇奈月の地名は、ウナズキ平と呼ばれていたところに、宇治の「宇」、奈良の「奈」、それに「月」をあてたものだそうです。セレネも月の女神。月のご縁ですてきな天体ショーが見られるといいですね。