旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

ハギ

2006年09月26日 23時59分55秒 | Weblog
夜明け前の5時に徳山港を発って九州の沖に着いたのが7時半。途中で久し振りに海から昇る太陽を拝んだ。15人は乗れそうなフィッシャーボートが魚場に止まったら釣りの開始だ。海上の空気は冷たい。深度は約30m。関鯵に関鯖狙いの釣りだと聞かされていたが、なぜか急遽ハギに変更になった。それでもいっせいに仕掛けを放り込む。

昼過ぎまでの釣りで、大ぶりとはいえハギが8尾しかあがらなかった。不漁だ。9名の参加で最高が10尾、最低が6尾というのだから大差がない。技術が釣果に結びつきにくい漁場だったのだ。10尾釣った参加者に漁師の船長が、8尾しか釣れなかったひとに「釣り方を教えてあげろ。」と言うのにも驚いた。船長にしても余程釣果が不本意だったのであろう。

1時に納竿して、徳山港まで引き返したのが3時半過ぎ。車で広島に着く頃には5時を回っていた。ハギはいたむのが早い魚だから、イケスからクーラーに移すおりに船長が血を抜いてくれた。帰宅後さっそく3枚におろして刺身にしていただいた。白子でお腹を膨らませたハギは油がよくのっている。翌朝は吸い物にした。やはり、新鮮なハギは美味しい。