むかわの阿呆演劇日誌

演劇についての劇日誌やつれづれの演劇、映画の感想や日々のつぶやき。写真もあげます。

大衆演劇散歩記「なつに咲け!!」

2011年07月15日 11時33分39秒 | Weblog
近江劇団 近江飛龍
7月13日(水)PM12:00~3:15 朝日劇場
2ヵ月ぶりの朝日劇場。心身ダウンな状態から、忘れていた感覚がみえてくる。なつがはやくも訪れ、頭がぐるぐるパーになっている。疲れていたのか。疲れているのか。まあ、まだまだ、低いしんどい気の日常だからこそ、みえるものがあるからかもしれない。

第1部 プロローグ
久々の小気味よい舞台運び。楽しさ伝わる。飛龍座長のとぼけまじりのかっこよさ。昨年はぎとぎとしていたが、今日は親しみがある。

第2部 お芝居「どぶろくの辰」
新派劇。土方現場はあらくれもの集まりそんなかに二枚目と揶揄されからかわれて瓢六な男がいる。今日も荒くれボスの熊吉が仲間とともにからかいいたぶっている。そんな熊吉に対立するように恐れられている男がいる。どぶろくの辰という男。熊吉にいたぶられている二枚目をみて、自分が水かわりに飲むどぶろくをのませてひっくり返してしまう男だった。そんな二枚目にはベッピンな嫁がいる。二枚目の様子を見にきて、熊吉は自分の女になれと迫る。辰も負けじともうアタック。二枚目嫁を奪いさってしまう。ふたりきりになった飲み屋のなかで、辰は力ずくで押し倒すのかとみれば、意外な展開。辰は自分の子供頃の話をするのだった。実は飯場あらくれもの場所。二枚目たち、夫婦を守るためだった。最後にはふたりが抱えた借金も肩代わりして、金を渡して逃がしてやる。男のやせ我慢。思い立ったら一筋。純な男のやったらんかい芝居。どぶろくの辰はもちろん、座長近江飛龍 二枚目は副座長近江春之介 二枚目嫁は笑川美加。

できたいい話。そんなやつはおらへんやろを役者が軽快にみせる。まさに大衆演劇。
第3部グランド舞踊ショー
座長の早かわりもいい。
さくさくとすすむし、ひっぱらない。楽しみ楽しませる近江劇団。昨年からのトーンが変わった。
コメント
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