人形たちがわいわいと集まった
賑わう５月段
昔のことが語られて
幼さが語られて
賑やかに友をむかえて
今晩はゆっくり眠れそう
家を護るには
カムイの使い
熊に頼る
このクマの彫り師は
登別の昭和初期の名人
さすが強さが
彫りの後から感じられる
わが家を悪から
護る大切な熊
父の形見
野菜ばーさん
陽が昇ると起きて
スワット１００回
畑へいき
午後４時には
床へはいって睡眠
毎日のように野菜を
玄関へそーーっと
おいて行く
野菜ばーさん
に命守られている
幸せ・・・感謝
野菜の神様
本屋さんで一冊の本
ヨーグルトで何かを
創る
トルキーな味と
酵母酵素の塊
ヨーグルト
まさに長寿病知らずの
食品・挑戦することにした
まず、一発
ヨーグトスコーン
カリッとひとかみすると
何処かの細胞が
ビクッと動く
そんな一口
これ一個で一食
ジューブン
石垣島の手搾りの
姿が眼に浮かぶ
我が家の絶やせない逸品
熱い生命が絞り出されて
それを口にする
新しい生命の力が
わいてくる
玄関の躍り台に
いつも鎮座する
おいでやす人形
玄関を開けると
声がきこえるようだ
「いらっしゃいませ。」
「お帰りなさいまし。」
こう、受け答えに
安堵の息がもれる
震災された人々も
力強く生き始めた
どうしよう、どうしようから
こうしよう、そうしようの芽吹きを
感じるようになった
地面の中から
知らぬ間に芽吹き
知らぬ間に開花
この生き方の強さに
教えられる
たかがよわよわしい
一本の花なのに
陶芸の日
私の周りは
創作心の塊を
育む方々が
熱心に土と向かい合う
熱気に包まれる
小さい時から私の周りに
熱心なおばあちゃんが動いていた
「日の丸ばーちゃん」
いつも日の丸弁当を作ってくれた
「ボイボイばーちゃん」
魚屋さんの元気なばーちゃん
「ニッキばーちゃん」
お菓子屋さんのおばーちゃん
ニッキを買うと素敵な笑いで
おまけしてくれた
現在では
「野菜ばーちゃん」
陽が昇ると畑
日が沈むと
床の中
いつも野菜を玄関へ
入れてくれる
そして、粘土ばーちゃんかな？
しばらくぶりに
知らないうちに
雪が静かに
庭の木々に
白花を咲かせた
庭一面に雪が
静かに
忍び込んできたかのように
一瞬、放射能が？？？
忍び込む恐怖を
感じた