昨年、10月22日に新千歳空港で撮影した 大韓航空 A330-300 HL8025機 です。
ソウル発 KE765便 A330-323X 一昨年は、新千歳-ソウル便 は、大型旅客機の B777 で運行していましたが、日本不買で A330 や B737 、A220 にダウンサイズしています。
でも業界不振は、日本不買は切っ掛けに過ぎず、根本にあったのは韓国の航空業界の過当競争ですね。大手の2社のうち、アシアナは安全度外視の運行をして数年前から経営的に苦しかったです。
この大韓航空も、ナッツ姫事件で表面化した創業一族の骨肉の経営権争いで、この時にはもう何が何だかか…会社の経営を誰が舵取りをするのか判らない状態でした。
韓国の LCC に対する行政も乱立を助長していて、この写真を撮った頃にはまだ4社程度が新規参入する予定でした、が、武漢肺炎でそれは霧散してしまい、航空業界が根元から折れる事態です。
韓国の航空会社は、日本の航空会社に対抗してか、見栄を張って大きな機体の数も多いのと、保有機数も会社の規模にしては…で、この武漢肺炎事態で航空会社にトドメを刺しました。
ソウル行き KE766便 この大韓航空は、韓国のフラッグキャリアですし、航空機の整備などで国防の一翼を担っている会社なので潰す訳にはいかないと考えるのですが、他はなあ…。
それでも、韓国政府は、最初に全てを助けようとして資金を突っ込んで、イースターは結局、もう救えなくなってしまい、次は何処になるのかなあ…という感じです。
最初から、大韓航空1社 と LCC1社 にしぼって、韓国政府がそこだけを救済して、他は全て精算するくらいの判断が有っても良かったのかなあ…と、他人事ですが思います。
日本の航空会社も武漢肺炎事態が続くと、この先どうなるのか判らないので油断は禁物です。
それにしても、韓国の航空会社は、ヘンテコな決算・輸送人員とかし放題だったので、どの会社も進退窮まるになってしまうのも仕方がないのかな…とも思います。
日本に幾つかある有力な観光地を棲み分けるのではなくて、全ての会社がそこらにオールインしてお客さんを獲りあっていましたからねえ…。
こうなることは何年も前から定められた運命だったように感じますが、韓国では日本が差別すると未だに言っています。
さらに、韓国内で武漢肺炎が収束していなくて、むしろ広がっている状況で、他国にどうしろというのでしょうかねぇ。