(有)村田牧場通信

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【セプテンバーセール】№221クロワラモーの2018(牝 父マクフィ)

2019年09月14日 | セール上場馬
当場からセプテンバーセール上場予定馬として紹介する最後の馬は、№221クロワラモーの2018です。

本馬の牝系解説文についてはこちらをご参照ください。

本馬は当場にてセリ馴致中で、9月5日付の事前提出時の測尺は体高152cm、胸囲178cm、管囲19.7cm、馬体重434kgでした。











4月30日生まれということでそれほど大きくはありませんが、手先が軽く、バネの効いた歩様とやや胴の詰まった馬体からは芝向きのスピードを感じさせます。

気性面でもこの牝系らしいピリッとした面があり、マクフィ産駒ということを考慮しても、やはりスピードタイプの競走馬に成長しそうです。

マクフィは海外で供用されてからその後日本に輸入された種牡馬で、海外ではMake Believe(G1仏2000ギニー、G1フォレ賞、現種牡馬)やBonneval(G1豪オークス、G1新オークス、G1豪・アンダーウッドS)などが出ています。

マクフィの血統的特徴は彼の持つShareef Dancerやダンシングブレーヴ、Green Desertといった「Northern Dancer+Nearco/Prince Roseのニックス」から成る血を複数持っている点にあります。

この血を活かすために同様の血を持つ繁殖牝馬との配合は有効のようで、Make Believeの血統では母父Suave Dancerが、Bonnevalの場合でも母父Zabeelの血が「Northern Dancer+Nearco/Prince Roseのニックス」から成る血に該当します。

クロワラモーの2018においては、母クロワラモー内にあるStorm Cat(Northern Dancer+Secretariat)が同じく同様の血統傾向を持っているので、マクフィとクロワラモーは血統的相性が良いと考えます。

また、クロワラモーの2018の血統では、Dubai Millennium≒カスパースカイゴールドによる相似クロスも特徴的でしょう。





父マクフィは全体に血の質が高いタイプで、実際その長所を活かして種牡馬としてG1馬を複数輩出していますが、本馬の血統もその質の高さを受け継いだ配合になっています。

その血統構成、また馬体的にもスピードの素質に恵まれた馬ではないかと考えます。


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当場から折り返し連絡させて頂きます。