虫めずる主婦

息子たちと虫とりしてるうちに、虫と変形菌と冬虫夏草にハマった主婦の日記。

ホオヅキカメムシが成虫に

2020-08-23 23:53:24 | 日記
すっかり枯れっ枯れになったアサガオの蔓にいるホオヅキカメムシの中に、成虫が紛れているのを発見!
まだ終齢幼虫の個体も多くいるが、その中に、サシガメのような立派なシマシマのヘリのある成虫がいる。見た目はサシガメそっくりだが、サシガメの仲間ではなくヘリカメムシの仲間とのこと。幼虫のころからガッチリした後脚の腿がたくましいが、バッタでもないのに何に使うのだろうか。
いろいろと調べていたら、Wikiに面白いことが書いてあった。ホオヅキカメムシはホオヅキの名の元になった虫で、江戸時代の「大和本草」という本の「ホホツキ(ホオヅキ)」の項に、「ホホ」という臭虫がつくから「ホホツキ」という名がついたと記述があるから、「ホホのつくホホツキにつくカメムシ」と巡りめぐってしまった可笑しな名前だという。
夫が、鎌倉時代の辞書などを若い頃研究していたので面白くなってしまい、元の「大和本草」をネットで調べてみたところ、確かに「此草ヲホヽツキト云ハホヽト云臭虫コノンテ其葉ニツキテ食スル故ナリ」と書いてあった。このカメムシの姿形は全く記載されていないし、他の書物には他の説も書いてあるようだからこの記載が本当かはわからないが、昔から育てている植物を食害されこの虫に悩まされたりしていたのだろうと思うと、植物や虫との長い付き合いを感じ面白く感じた。まぁ、農業をしている人に言わせれば面白いなんて言ってられないのだろうが‥