果物屋さんで、アメリカンチェリーに続いて目に入ったのは、グリーンライチでした。
すかさず、お店のお兄さんが、
「お、これね、青いけど、もう熟れてて甘~いんですよ。」
見かけからは想像できなくて一瞬ためらったものの、350円だし。
ちょっと挑戦してみることにしました。
最近、初めての食材を口にする機会が少なかったので、タイをバックパッカ―している時に、
「マンゴスチン」や、
「ランブータン」を
市場で試したドキドキ感が、甦りました。
この「グリーンライチ(右)」も、
イボイボの硬い皮の中身は、白くつるつるしていて、たる~んと甘い。
いつもの商店街のお兄さんだから、信じてみる気も高まったんだけど、気楽に試してみたことって、わりと思わぬしあわせのくっついてることも多い。
「欲」が暴走、してないからかなぁ。
昨日、ショッピングモールで、家族のトイレ待ちの間に、たまたま応募してみた抽選でお買い物券が当たった。
あれも、そんな気がする
え。じゃあ、期待してなかった、これもそう?
おとといの夜、デニーズでお茶をした時のこと。
店内は、ほぼ満席で、近くのテーブルには、高校生が10人ずらりと並んで夕食会をしていました。
席を案内されて通りかかると、彼らのうち8人は、みんなオムライスを前にして、ちょうど「いただきます。」しようとしているところ
もう、ファミレスのこのシチュエーションなら、騒がしくなっても当たりまえ。
と、覚悟していたのに、どういうわけか時間が経っても、お店全体が、目玉焼きの半熟黄身の中に、とろん。と治まったように落ち着いたままです。
なんでかしら
ほんとは、ほっとできそうなカフェがいいけど、心当たりのない場所だからしょうがない。と、すっかりあきらめて入ってきただけに、意表をつかれました。
お客さんひと組ひと組は、特に変わった風もなく、かえって元気いっぱいの若者グループが多いくらい。
ほのぼのグリーンがあったり、テーブル間隔に余裕があるわけでもありません。。
あぁ。でも、違いといったら、さっき注文をとりに来てくれたウェイターさんには、なんだか「おやっ」と思ったな。
なんだろう。気持ちのいい、過不足ない「近さ」みたいな。
注文した一品は、あいにく品切れだったけど、そのことわり方からは、そんな時にこれまでいろんなお店で聞いたどれよりもなめらかに、申し訳ない気持ちと、その事実が、飾り気なく伝わってきた。
こちらの心持もあるだろうな。
それに、もし、すごく食べたいものがなかったら、もう少しがっくりきて(「欲」)感じ方も違ってたかも。
うん、だけど今回は、それだけじゃない何かある
森のレストランで、誠実な鹿の店員さんがいたら、こんな感じ。というような。
注文を繰り返してくれることばは、ゆっくり丁寧で、お店の雰囲気と通じる和やかさがあった。
そう思って見たら、どの店員さんも、同じようにゆっくりと接客して、空いたテーブルは静かに片づけ、お客さんのテーブルを離れる時は、「心ここにある」会釈をしてるなぁ。
他にも、「とろ~りムード」に功を奏していそうなのは、黄色いランプや抑えめな電球色の光、小さな音で流れるピアノジャズ、シックな色合いの内装。
などなど見当たるけど、中でもやっぱり、彼らホストの醸し出してる、この感じのいい波長は大きそう。
別のシチュエーションだったら、思い思いの賑やかさを発揮してるかもしれないお客さんたちを、お母さんがあかちゃんを腕の中で揺するみたいに、その波動が包み込んでくれてるよう。
そんな演出の源は、どうやら店員さんたちをまとめてみえる風の、ひとりの女性の背中に窺われ、おかげでその日のわたしには、ふつうの箱と思って開いたら予期せずオルゴールの音が聞こえてきたような、とっておきのデザートタイムになったのでした
青果が甘かった喜びは、期待度低めの成果?
なんて期待は、高まる前に忘れませいか
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/
すかさず、お店のお兄さんが、
「お、これね、青いけど、もう熟れてて甘~いんですよ。」
見かけからは想像できなくて一瞬ためらったものの、350円だし。
ちょっと挑戦してみることにしました。
最近、初めての食材を口にする機会が少なかったので、タイをバックパッカ―している時に、
「マンゴスチン」や、
「ランブータン」を
市場で試したドキドキ感が、甦りました。
この「グリーンライチ(右)」も、
イボイボの硬い皮の中身は、白くつるつるしていて、たる~んと甘い。
いつもの商店街のお兄さんだから、信じてみる気も高まったんだけど、気楽に試してみたことって、わりと思わぬしあわせのくっついてることも多い。
「欲」が暴走、してないからかなぁ。
昨日、ショッピングモールで、家族のトイレ待ちの間に、たまたま応募してみた抽選でお買い物券が当たった。
あれも、そんな気がする
え。じゃあ、期待してなかった、これもそう?
おとといの夜、デニーズでお茶をした時のこと。
店内は、ほぼ満席で、近くのテーブルには、高校生が10人ずらりと並んで夕食会をしていました。
席を案内されて通りかかると、彼らのうち8人は、みんなオムライスを前にして、ちょうど「いただきます。」しようとしているところ
もう、ファミレスのこのシチュエーションなら、騒がしくなっても当たりまえ。
と、覚悟していたのに、どういうわけか時間が経っても、お店全体が、目玉焼きの半熟黄身の中に、とろん。と治まったように落ち着いたままです。
なんでかしら
ほんとは、ほっとできそうなカフェがいいけど、心当たりのない場所だからしょうがない。と、すっかりあきらめて入ってきただけに、意表をつかれました。
お客さんひと組ひと組は、特に変わった風もなく、かえって元気いっぱいの若者グループが多いくらい。
ほのぼのグリーンがあったり、テーブル間隔に余裕があるわけでもありません。。
あぁ。でも、違いといったら、さっき注文をとりに来てくれたウェイターさんには、なんだか「おやっ」と思ったな。
なんだろう。気持ちのいい、過不足ない「近さ」みたいな。
注文した一品は、あいにく品切れだったけど、そのことわり方からは、そんな時にこれまでいろんなお店で聞いたどれよりもなめらかに、申し訳ない気持ちと、その事実が、飾り気なく伝わってきた。
こちらの心持もあるだろうな。
それに、もし、すごく食べたいものがなかったら、もう少しがっくりきて(「欲」)感じ方も違ってたかも。
うん、だけど今回は、それだけじゃない何かある
森のレストランで、誠実な鹿の店員さんがいたら、こんな感じ。というような。
注文を繰り返してくれることばは、ゆっくり丁寧で、お店の雰囲気と通じる和やかさがあった。
そう思って見たら、どの店員さんも、同じようにゆっくりと接客して、空いたテーブルは静かに片づけ、お客さんのテーブルを離れる時は、「心ここにある」会釈をしてるなぁ。
他にも、「とろ~りムード」に功を奏していそうなのは、黄色いランプや抑えめな電球色の光、小さな音で流れるピアノジャズ、シックな色合いの内装。
などなど見当たるけど、中でもやっぱり、彼らホストの醸し出してる、この感じのいい波長は大きそう。
別のシチュエーションだったら、思い思いの賑やかさを発揮してるかもしれないお客さんたちを、お母さんがあかちゃんを腕の中で揺するみたいに、その波動が包み込んでくれてるよう。
そんな演出の源は、どうやら店員さんたちをまとめてみえる風の、ひとりの女性の背中に窺われ、おかげでその日のわたしには、ふつうの箱と思って開いたら予期せずオルゴールの音が聞こえてきたような、とっておきのデザートタイムになったのでした
青果が甘かった喜びは、期待度低めの成果?
なんて期待は、高まる前に忘れませいか
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/