きょうは晴れて良い天気だったので、午後から松山市南江戸にある大宝寺へ「うば桜」を見に行く。
大宝寺のうば桜はちょうど見頃で、平日にもかかわらず多く人が見物に訪れていた。
松山総合公園の第一駐車場に車をおいて、徒歩で大宝寺へ…。駐車場前の花壇のキンセンカがきれい!
大宝寺参道沿いの桜も満開!
満開のうば桜と大宝寺の本堂。
うば桜の花びら。
うば桜の由来となった乳母の像。
境内の陽光桜。
これはシデコブシかな?
ボケの花も...。
【大宝寺うば桜の伝説】
昔、ある長者が子どもに恵まれず、松山の西山のふもと、大宝寺のお薬師様に願かけをした。願いがかなって女の子が生まれ、
露(つゆ)と名付けた。大事に育ててきた乳母のお乳が急に出なくなったが、お薬師様のおかげでなおり、長者はそのお礼に
お堂を建てた。それが大宝寺の本堂だという。
お露は美しい娘に成長したが、十五歳のとき病にかかった。乳母は、わが命にかえてもお嬢さまの命を助けて下さいと、
お大師様にお祈りした。お露は元気になったが、そのお祝いの席で乳母は倒れ床についた。
乳母はお大師様との約束です、といって薬も口にせず、「お大師様にお礼として桜の樹を植えてください」といい残して死んで
しまった。長者は、乳母のことば通り、桜を本堂の前に植えた。不思議なことに、桜は枝なしに幹から二・三輪の花が咲いた。
その花の色は、母乳のような色で、花はまるで乳母の乳房のようであったという。
(現地看板「松山むかし話」より)
本日も訪問していただき、ありがとうございました。