最近まで猫のお世話の為、家族の数日間の
旅行中は留守番が続いていましたが、妹の
計らいで誘われ、休みを取って母親と妹と
3人で日帰りバスツアーに参加してきました。
実は近場でのTUBEの冬のライブ&ファン
イベントの開催日と同日でしたが、申し込み
時点では仕事の状況の懸念をしていた為に
泣く泣く参加を諦め、その代わり仕事する
気満々でいたのですが、日が近付いた頃に
妹から誘いが来たので、急遽職場に休めるか
確認し決意したのです。
しかし実は近々自身のライブ出演を控えて
おり(詳しいことはまた後日改めて書きます。)、
仕事どころか練習のことをすっかり忘れた
ようにして一日サボることにも不安を感じて
しまい、前日になったら楽しみより憂鬱な
気持ちが勝り、超絶自己嫌悪しておりました…。
とはいえ、乗りかかった舟を降りるのは
もっと嫌だったので、気合いを入れ直して
ガツっと早寝早起きし、予定通りバスの
出発場所へ母親と参上し、妹と合流しました。
明るく振る舞う裏側で不安を抱えたまま…。
自宅を出たのは午前6時前。
まだ外は暗く、雲が折り重なった空は私の
気持ちそのもののようでした。
この沈んだ気持ちは一旦寝ぼけて忘れる
しか立て直すことはできないだろうと思った
ので、新宿を出発して首都高を抜け切らない
うちに眠気に身を委ねて目を閉じて再び
開けるとそこには連なる山々がありました。
(早起き苦手。)
普段は見慣れぬ景色は、現実から私を強制的
に引き離す。
そうやって適度にリセットしてくれるお陰で
観光を純粋に楽しむスイッチが自動的にオン
になりました。
大自然に感謝。
足柄SAで少しの休憩を取るとまたバスは
走り出す。
まぶたを閉じて、気付くと妹の声が。
「ほら、海だよ。」
目を開けると大好きな海が広がっていました。
何度見ても心を奪われます。
程なくして清水市へ。
清水エスパルスの本拠地ですね。
清水駅にはあのオレンジと空色のエンブレム
が描かれていましたよ。
エスパルスドリームプラザという複合商業
施設も紹介されました。
観覧車などのちょっとしたアトラクションも
あるような場所で、一泊旅行とかなら寄り道
してみたいところですが、今回は旅程の決め
られた日帰りバスツアーなので割愛。
コンビナートのある港周辺を抜けると、最初
の目的地・三保の松原に到着。
小学生の頃、友人にここのお土産の小さな
置物を貰って知っていたけど、実際に降り
立ったのは今回が初めてです。
…既にツアー御一行様から外れていますな
撮影したいものがあってそうなりました。
この道は三保の松原から御穂神社に向かって
伸びる参道で、神の道と呼ばれているそう
です。
ここを通って海に向かいました。
海岸に着くまでの間に、三保の松原にまつ
わる文学作品などが紹介されたパネルが
あったので、撮影してみました。
以下はその一部です。
500mほど住宅地を抜けると海であった。
砂浜の砂は、どちらかというと砂よりは少し
粒の大きい小石です。
案の定私も妹もスニーカーの隙間から入って
バスに戻る直前まで足の裏がジャリジャリ
してしまいました(笑)。
ここでの教訓を次に海岸を歩く予定があった
時に活かすというなら、紐を通す穴などの
ない、長靴タイプのブーツを履いていこうと
思います。
ここは歌に詠まれたほか、浮世絵など絵画の
題材にもされた景勝地です。
松原と駿河湾と富士山。
打ち寄せる波の音がたまりません。
三保の松原は富士山に付随して、構成遺産に
登録されています。
富士山はちょこっとだけ見えましたが、それ
より横の建築機材の存在感があり過ぎと、
残念がる人達も見受けられました。
まぁその気持ちは景色を楽しみにしている
者として分かる。
けど、この景観を守る為にとっても意義の
ある工事をしてるんですよね。
誰だって砂浜を無くしたくないんですから。
完成された美しい部分だけを百発百中見続け
ようとすると世の中あまりに大変です。
自然も地球環境の変化と共に変動し、共存
するには今や人工的な化学の力を添えなけれ
ば維持できない程の存在になってきています。
工事中の未完成のスカイツリーの姿を楽しむ
ブームがあったように、発展・進展・向上・
自治体や企業、個人の努力を温かく優しく
見守る姿勢を観光者も持った方がいいと
思いました。
↓詳しくはこちらをご覧ください。
※静岡新聞公式サイトの記事参照
建築の巨匠・ガウディの未完成の作品である
サグラダファミリアなんて、もし自分の生きて
いるうちにその完成形を見れなかったとしても、
自分は人生を呪ったりしません。
だって仕方ないもん。
生まれたタイミングが合わなかっただけだから。
残りの工期は技術進歩のおかげでだいぶ早
まったらしいので、あとに生まれた人達、
これから生まれてくる人達は、存分に驚きと
感動を味わってくれたらと願います。
話を戻すと、その日程のツアーに申し込んだ
時点で、ある程度用意された運命に乗っかって
ますから、過度の期待はしないことが肝心
なのかも。
ハプニングさえ楽しむようなスタンスが
いいと思います。
(事故や事件には巻き込まれたくないのは
当然ですが。)
海岸には小さな神社もありました。
羽車神社といって、美穂神社の離宮として
建てられたものだそうです。
三保の浦に神様が羽車に乗ってやってきた
のだとか。
海は気持ちよく、ついつい長居してしまいがち
ですが、そろそろ戻らなければいけない時間とのこと。
えっ?!まだ美穂神社参拝してないじゃん!
御朱印も念のため持ってきたんだよ。
参道を 全力疾走 不謹慎
(真ん中は神様の為に空けて右側通行、って
のは守った。)
マナーとして手水で清めようと思ったけど、
掛け流さないタイプでちとゴミが結構浮いて
いたので、口の中はゆすがず(ゆすぐ振りだけ
した)、手と柄杓を洗って参拝。
神様、神主さん、ごめんなさい。
バタバタな参拝後、社務所で御朱印について
尋ねると、既に紙に書かれた御朱印で対応
しているとのことで、初穂料300円を納めて
無事入手。
こういうのは挟むものがないと持ち帰った
あとに悲惨なことになるので、御朱印帳は
持ってきて正解でした。
受け取ったあとは再度猛ダッシュ。
お土産購入タイムに突入。
寄ったお土産屋さんでは、東海道名物の安倍
川餅とお茶のサービスがありました。
餅好きの自分好みの味でしたが今回は買い
ませんでした。
しかし美味しかったので、今思えば安倍川餅
買っておけば良かったなと後悔
バスに戻って乗る直前、お土産屋さんで売られ
ていたお菓子を配られました。
工程をこなすべく、バスは次の場所へ向かい
ます。
待っていました目玉企画。
焼津のさかなセンターではこのようなランチ
を頂きました。
…すみません、寿司ネタめっちゃこぼれたまま
撮影しちゃってます(笑)。
甘エビと味噌汁は食べ放題。
海鮮物は私の大好物で、これが一番楽しみ
でした。
我が家では習慣的に刺身や寿司は毎週食べて
ますが、全く飽きないんです。
子供の頃からずっと。
父親が海育ちだった影響です。
どこへ遊びに行っても食べられたら嬉しい。
日々、居酒屋でご一緒する人達が海鮮物を
選ぶ度にありがたがってます。
食べ終わったあとはさかなセンター内で
しいたけの詰め放題&ショッピング。
きっと明日からしばらく鍋だな(笑)。
屋内はこんな感じ。
市場らしくて粋でしっくり来ますね。
試飲して美味しかった生姜湯を帰ってからも
飲みたくなって、砂糖漬けの生姜をワンパック
買ってみたりもしました。
マグカップとかに細く刻んでお湯を注ぐだけ。
実は生姜単体だと好きじゃないんですが、
これだけ甘くしてあれば、レモンピールみたい
な感覚で残りカスも食べれちゃいます。
寒い日喉の調子悪い時とか良さげです。
自分にしては珍しい行動を取ったかも。
ま、思い付きです。
旅の記念の定番として静岡バージョンの
キティーの根付もゲット。
収集、結構続いてまして(笑)。
※さかなセンターについての詳細は
公式ページよりどうぞ。
↓
焼津さかなセンター
バスに戻るとき、ここでのお土産として
干物が配られました。
やったね
買い物と休憩が済んだら続いては駿府匠宿と
いう、伝統工芸産業のPR施設に移動。
ここでは丸子紅茶のサービスを受けた他、
静岡茶と鰹節と米の詰め放題をやってきました。
頑張って詰めたつもりが、しいたけ程は
稼げない
同行した妹は、はなからヤル気なし(笑)
テキトーに詰めたので私より全然少ない量
でしたが気にしてない様子。
ちなみに“丸子”はちびまる子ちゃんのこと
ではありません(笑)。
紅茶発祥の地名で、静岡市駿河区丸子のこと
です。
本当はここは染物や焼き物や木工細工などの
ものづくり体験もできる場所でもあるみたい
なんですが、一人一人に時間をあまり割け
ないのが団体ツアー。
フリープランの一人旅だったら絶対に何か
作ったな。今回は仕方ない。
紅茶、温まりましたよ♪
↓※詳しくは下記でチェックしてみてね☆
公式サイト
最後はみかん農園に移動。
団体ツアーにはよくフルーツ狩りが盛り込まれ
ます。
柑橘類好きでよかった。
みかんの食べ放題です。
が、自分はすぐお腹タプタプになるので
あんまり食べられなかった
17個食べれた、とか言ってるお爺ちゃんが
いて、皆驚愕してました(笑)。
食べたのは、メインの早生の興津(地元の品種)
と、極早生の日南(宮崎県の品種)。
みかん狩りから戻ったらみかん3個のお土産
を貰えました。
このあと、バス車内ではお土産を巡って
ジャンケン大会が行われました。
自分はこういうので勝ち抜くのは全く期待
してないので、当たるも八卦当たらぬも八卦。
(昔職場の忘年会のビンゴ大会でルームライト、
はとバスのツアーで皆と少しだけデザインが
違うバッジを配られてたことで、お菓子入り
のはとバス缶を貰えましたが、あれはだいぶ
運を使ってしまったと思うんだ…。)
ここで昔から勝負運が強いとよく言われてる
妹がミラクルを起こしました。
勝ち抜いて、刺身の切り身をゲットしてました。
流石だわ。
少し疲れてウトウトした帰りのバス。
ハッと目を覚ますと、雲がすっかり晴れた
大きな富士山の姿が現れたので慌てて
シャッターを切りました。
富士山、ちゃんと見れたぜ〜
サンキュー静岡〜!