サッカーとごはん

サッカーとごはんに人生をかけてます。ゴールの無い旅ですが、体が動く限り探求し続けます!

監督力の差(2013 天皇杯決勝)

2013年01月02日 08時55分46秒 | Weblog
柏レイソルがガンバ大阪を下しました。
前身の日立製作所時代を除くと、
初めての戴冠になります。



ガンバが準決勝でアントラーズを下した試合を見て、
レイソルのネルシーニョ監督はかなり悩んだと思われます。
今野をボランチ起用したアントラーズ戦は、
ガンバの今シーズンベストと思えるくらいの安定感のある試合運びでしたから。



とはいえ、試合の入りはガンバのペース。
レイソルのワントップが機能しませんでした。
早々にガンバがチャンスをいかして得点していれば、
試合の流れは全く違ったものになっていたでしょう。



監督力の差が出たのは前半30分過ぎ。
ネルシーニョが水野に変えて田中を投入したことで、
レイソルの試合展開が劇的に好転したのです。
ネルシーニョが素早く決断したのに比べ、
松波監督は悩んでしまいました。
取れそうで取れない一点のために家長を入れたのですが、
倉田を交代させてしまったのです。



交代の意図は?
家長のキープ力は素晴らしいけれど、
ガンバに必要だったのは裏に抜ける動きだったのでは?
アントラーズ戦の疲れが取りきれなかったと思われるこの日のガンバ。
走量が足りていません。
レイソルにパスコースを消されていました。
ガンバはポゼッションしているようで、
危なくない場所で回させられていただけ。



チームメイトの足が止まりつつある後半に家長が入っても、
レイソルは家長のマークにはさほどの苦労はしませんでした。
むしろ、守りやすそうにすら見えました。



アントラーズ戦で家長が活躍できたのは、
チーム全体の走量が豊富だったスタメンからの起用だったから。
チームのコンディションと相手の特徴を考えた上でのゲームプランが甘かった。



キツい事を書きましたが、
監督だけを責めているのではありません。
松波監督はチームフロントのビジョンの無さの犠牲者。
選手達のことを思って立場を受け入れた彼には、
改めて監督業を学び直す機会を得て欲しいと思います。



果たしてガンバのフロントは変われるのだろうか?




それにしても今野はいい選手だなぁ。






一年の計は元旦にあり、
ということでランニング始め。
嬉しいことに富士山を拝むことができました。
良い一年になりそうです!
コメント
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