長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

★孫が祖父母を殺す時代

2008-10-22 09:04:37 | Weblog
孫が祖父母を残酷な方法で殺したという報道があとを絶たない。
件数的にはそれほど多くないのかもしれないが、報道が衝撃的であるだけに与える影響も大きい。
ある元総理はこれを日教組のせいにした。
本当にそうだろうか。そんな皮相的な見方でよいのだろうか。
自分についてみてみると、孫は子よりも可愛い。
子供を育てているときは、生活にも余裕が無くて、自分の生活、家族の生活を維持していくだけで精一杯であった。
さて、孫がなぜ祖父母を殺すのか。
小家族となり、親や親戚などでの死と直面する機会が少なくなった。
逆に、ゲームなどで簡単に殺すことが出来るようになった。
そのため、死というのがどのようなものかをよく考えなくなってしまった。
また少子化でキョウダイが少なくなり、自分が弟や妹の面倒を見ることが少なくなったばかりか、親から大事にされすぎる一方、勉強をしろ、塾へ行けということになる。
テレビでは親社会の情報も氾濫しており、いくらでも入ってくる。
子供には判断できない情報ばかりである。
そこで、価値基準が出来ないままに全てを受け入れざるを得ない環境となっているのである。
男女平等、機会均等で、母親も働くようになり、子供が大事にされる割には親子の接触の時間も少なくなっている。
昔は、善悪はともかくとして、親には権威があり、子供はそれに従ったものであるが、今では親と子、先生と生徒などに秩序が無く、親、先生のいうことを聞かなくなっている。
あれやこれやがいくつも重なって、孫が祖父母を殺すようになってしまったのではないだろうか。

★柔道の改革

2008-10-22 07:14:24 | Weblog
新聞の見出しでは、「柔道欧州化一直線」となっているが、本家である日本の実力が低下するとともに発言権が低下したことは間違いない。
それと同時に、日本は柔道の本質にこだわるあまり、改革の方向を見失っていたということである。
バレーでも同じであるが、ルールを改正して、テレビで放映できるように、テレビを見て面白いように改革されてきた。
この間の北京オリンピックを見ても柔道は少しも面白くない。
やはり、改革が必要なことは誰でもが感じたことだろう。
その意味では、「効果」の廃止は当然の流れである。
日本は独自に「柔道の本質」を見極めればよいことであって、それによって強くなれば、柔道の改革によってなんら左右されるものではないと思うのだがどうだろうか。
ポイント制になると、ヤワラちゃんが不利になるとか言っているものもあるが、柔道の改革も今後五十年百年を見越したもので無ければならず、誰が見ても誰が強いかが分かりやすくする動きは当然の動きである。
柔道と同じ道をたどっているのが相撲であり、相撲協会は早く世の中の動きに遅れないように改革していく必要がある。