長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

汚染野菜と風評被害

2011-03-31 08:56:13 | Weblog
昨日、風評被害で売れなくなっている福島の野菜を東京で料理に使おうという人が、役所などをまわって、安全であることを確かめて、少量ながら、東京に持参していた。
しかし、これだけの作業をしなければ、野菜の安全が確認できないなんておかしいと思う。
その地方の役所が、いち早く各所の野菜の放射能を測定して、どの範囲の野菜は安全だと宣言すべきである。
しかも、それは毎日行われるべきだろう。
また、個人では、なかなか安全といわれても、つい心配が先にたって、買い控えるということもある。
そこで、大きな企業が、自身で安全も確かめて、大量購入すれば、生産者も風評被害で、損害をこうむることもないと思う。
酪農家も搾った牛乳を捨てていたけれど、半減期の短いヨウ素で汚染されたものなどは、例えばバターに加工して何日かおけば問題なくなるのではないだろうか。
日本人は賞味期限だとか、あまりにも高い基準を設けて、食料を無駄にしすぎてきたということを反省する時期に来ているのではないだろうか。


勝俣東電会長の会見

2011-03-31 08:55:32 | Weblog
やっと、東電の首脳が会見の場に現れた。
確かに、これは遅かったけれど、それだけ緊急事態が続いていたということだろう。
それにしても、初動の行動は間違っていなかったようなことをいっていたと思うが、私は間違っていたと思う。
国が自衛隊を出したりハイパーレスキュウを出したりしたことを考えれば、停電で中央制御室のコントロールが不可能になった瞬間から、国の応援を頼むべきだったと思う。
また、1~4号炉を廃炉にするということを認めたが、これも今言うことでは無い様に思う。
現在は、最悪のシナリオをどのように考えているかを発表し、それによって、今後の開発の仕方、範囲を考えることができるようにする必要がある。
炉の温度を100度以下の安定領域まで下げ、廃炉にするまでには10年以上もかかるということであるから、まだ安定状態にもなっていない段階ではまず先にやるべきことがあると思う。