可愛いお客様パート２

立川です。
先日、私の甥っ子が１週間海外へ旅行するので
猫を預かることになりました。

２カ月前に我が家に連れてきた時は生後１カ月の赤ちゃん
だった子猫のニコちゃんはもう３カ月になっていました。

甥っ子がニコちゃんを連れてきて、ニコちゃんではなく
甥っ子の方がなんだかパニック状態でした。

というのはニコちゃんの口から次々に泡が出てきて
拭いても拭いてもどんどん出てきて止まらず、私達は
びっくり！
たちの悪い風邪？食中毒？てんかん？？？

連れてくるなり「いきなりこんな展開？！」

急遽、近くの動物病院へかけこみ
いろいろ調べてもらった結果、体調は良好。
泡の原因は車酔いですって！
どうやら、電車に酔ってしまったようです。

私達はホッと安堵して、我が家につれて帰りました。

そしてかごから出したとたん部屋の置物がガタン！書類がバサバサと
床に投げ出され、私のズボンで爪をとぎだし、私の頭上に登ってきて
だんごにまとめている髪の毛をぽんぽんはたいたり、くわえたりで
一瞬にして、きれいにしていた部屋が足の踏み場もないほどになり
私の髪もボサボサですよ！

このくらいの子猫ってギャングエイジって呼ばれているそうで
私の生活のリズムは一変してしまいました。

私がヘアのドアを開けたとたん、脱出して、３階から１階まで
猛ダッシュでかけまわるので、もう追いかけるのが大変大変！

ニコちゃんにすれば、我が家は東京ドームぐらい広いのかも
しれませんね。階段も最初はよたよた下っていたのが２回目に
脱出した時には、華麗なダッシュでまるでチーターのようでした！

そんなギャングも疲れると、私のひざに登ってきてもぞもぞと
寝る場所を探り、太もものふかふかした所に落ち着き、うとうと
してきます。
私はそうなるともう動くわけにはいかず、ずっとニコちゃんの
ベッドになりきるしかないので、何もできません。

でもでもこの瞬間ってなんて幸せなの！癒される～～～～！
猫は魔性の生き物だっていうけれど、この天使と悪魔の
二面性がそう言わせるのでしょう。
かわいいなあ！


　　爆睡中　　あったかいよお

さすがに１０日近く一緒にいると、私のハートはもうニコちゃん
にメロメロになってしまい、猫の魔性のとりこになってしまったのです。

夢にも出てくるようになり、ベッドの中にニコちゃんが入ってくると
眠ることも忘れ、ニコちゃんの寝顔をうっとり眺めて幸せを感じて
いました。

そんな、甘く、でも振り回されっぱなしの生活も終わりの時が
来ました。
甥っ子が帰国してきました。
彼も久しぶりにニコちゃんに会えうれしそうでした。
思い切って「ニコちゃんちょうだい！」っておねだりしてみたけど
あっさり「ダメ！」言われちゃいました。

ニコちゃんが去ったあとはしばらく心にぽっかり穴が開いてしまい
今もまだ寂しさで一杯です。

猫って本当にすごい生き物です。
こんな私を一瞬で虜にしちゃうのですから。