てふてふは宗谷岬も見たるかな

2015年05月14日 | 俳句
残雪と桜が光る北の国

  旅の3日目の朝、きりぎりすさんから届いた一句です。
  雪と桜が同居する最北の地・・・珍しい光景をそのまま詠まれました。


卯の花の匂う宗谷に立つばかり

  日本最北の地!と言ってもおそらく見るべきものがあるわけでなし・・・と
  中部に居て、勝手に景色を思い浮かべたものです。


てふてふは宗谷岬も見たるかな

  大陸から樺太に渡った蝶々は、さらに南に下って宗谷岬も見たのだろうか。
  少しシュールな蝶の孤独な旅を想像してみました。


蝦夷桜根元に淡き名残り雪

  これも桜と雪の取り合わせ。
  思い出深い旅行も最終日。朝方は花巻を震源とする地震に驚いたそうです。


駆け足で通り過ぎ行く北の春

  北の春は短くてすぐに夏に替ってしまうのでしょう。
  原生花園の花ももうすぐ咲き始めます。


車窓より眺め尽くせよ北の春




本日きりぎりすさんより送って頂いた春の摩周湖の画像です。




地平まで一筋続く白い道

まだ緑の色も淡くて、5月中旬でも早春の風景のようです。

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