獅子吼創刊百周年記念合同句集に向けて

2019年06月06日 | 俳句
☆「獅子吼」創刊百周年記念合同句集の候補十三句

新年  曖昧な初夢語ること出来ず

 冬  白々と月と金星のみよ冬

 春  春立つ日棘無き薔薇を祝とす

 春  立ちてより十日やうやう春の色

 春  料峭や耳の裏側鼻の先

 春  仕事捨て清明の野に遊びたし

 夏  反時計回りのメトロ時の日よ

 秋  地に咲くや金木犀の金の華

 秋  彼岸花咲くや黙契守るかに

 秋  つづれさせ今日もやさしき帰り道

 秋  糸を引く雲しろがねの良夜かな

 冬  冬林檎鞄の中に香り立つ

 冬  物の無き家に住みたし年の暮

2 コメント

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Unknown (きりぎりす)
2019-06-10 06:53:42
優しくて愛・ちょっと哀しくて…
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最高のコメントを (健人)
2019-06-11 20:40:38
有難うございました。

今週も句会があるので準備中です。
自分がいい句だと思っても
人にはなかなか評価してもらえません。
まぁぼちぼちやって行きます。
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