ことばへの旅1 森本哲郎

2010年09月23日 | 読書
古い茶色の文庫本。久し振りに開いてみた。
この本が結構気持ちが落ち着くんです。

やや鬱な状態にあるときに、
ちょっと効く特効薬みたいなもの

どこから読んでもいい本で、
どこを読もうか・・・と、目次から選ぶ。
昨日は8章「人間の本性について」

知る者は言わず。
言う者は知らず。

老子が言う。
あらゆるものの根源と彼が考える「道(タオ)」について。

人間の本性は善である、と孟子が言う。
人間の本性は悪である、と荀子は言う。
告子という人は、教育や習慣によって善ともなり悪ともなる、と。

3人が「水」を引き合いに、いろいろと議論する。

老子は「上善は水の如し」
水は万物に恵みを与えるが、自分を主張しない。
だれもがいやがる低いところへと、へりくだって行く。
だから「道」に似ている。

ちょっと哲学的な話だが、あまりに日常と乖離しているので、
心が静かになって落ち着く。

正月から一気に秋になった、ブログ・・・・・。
そういえば、昨日はきれいな満月を見ることができた。
どしゃぶりのあと、雲間のお月様が走っているように見えた。

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