2020年12月21日~2021年1月20日作品結果(獅子吼2021年4月号)

2021年04月03日 | 俳句
◆年末年始の私の投稿は以下の七句でしたが・・・。

この胸に刺さる棘あり年の暮    仲冬

年の瀬や厨の音の途切れなく    仲冬

見慣れたる景色の上の初御空    新年

皺の無き黒豆光るお元日      新年

初電話その後会社は如何やうに   新年

冬うらら柔らかな雲撮りにけり   仲冬・晩冬

凍空やきぼうてふ名の宇宙船    三冬


◆その中で採用された句は以下の四句でした・・・。

見慣れたる景色の上の初御空
 ※この句には以下のコメントを頂きました。嬉しいです。
 ●一見なんでもない句に見えるが、今回もっとも驚いた句。
  普通は初御空の下を詠んでいくが、掲句はまったく逆転している。
  初御空が景色以下すべてを統べている。

皺の無き黒豆光るお元日

その後の会社は如何に初電話
 ●この句は添削をして頂きました。
  元句「初電話その後会社は如何やうに」と比べると、
  やや急かせるような雰囲気が取れて、
  ゆったりと落ち着いた句に変わったように感じます。

凍空やきぼうてふ名の宇宙船 


2 コメント

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去年の (きりぎりす)
2021-04-06 17:19:39
暮から今年の正月にかけての気配が思い出されます。
何となく懐かしいような冷たいような温かいような。
うーん!
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もう三か月、 (健人)
2021-04-07 11:02:21
年が明けてからあっという間でしたね。
必死のコロナ対策もむなしく
また第四波に向かっているようです。
ワクチン接種の連絡も来ましたが、
春日井は65歳以上約8万人のうち900人の抽選です。
この道はホントに果てしなく遠い道です。
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