小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

(5/7選句締切)第333回小麦句会投句一覧

2016年05月02日 21時01分29秒 | 1日句会

投句一覧です。

以下にしたがって選句をお願いします。

 

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
5月7日(土)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。

 

☆投句一覧

住み慣れし色無き世界藤の雨    

ふらここのこどものお腹ちいらちら

住民もアパートも老いつつじ咲く  

藤棚に土星が落ちた青い象   

暮春かな人声のするマンホール 

藤の花だあれもいないすべり台 

惜春の空を映して潦    

薫風や腰を伸ばして受けとめる 

にわたずみに一瞬の影夏つばめ   

電線の揺れを小さく抱卵期   

笑い声の余韻が雨となるつつじ 

群れ咲きて一つ落ちたる躑躅かな

行く春の手が出て首出てマンホール 

滑るたび幼児尻餅藤若葉  

藤の花親の手放す滑り台  

鈴蘭の匂へば音痴耳すまし     

行く春や無人の道のマンホール  

果てしないつつじ綴じつつ去なしては  

春陰のシャッター固く閉ざされて     

春夕焼ご飯を告げる母の声   

藤棚に誘いたるや通り雨   

給食のチャイムかしらん藤若葉  

にはたづみ春光溜めて居るところ 

にはたずみ皐の垣をとびとびに  

あめんぼが水面にうつる雲にのり 

花の香の満つる春昼通り雨  

藤垂れて通訳はなき象二頭    

春の雨窪みに作る水鏡   

青嵐昔の賑わい連れ去りぬ 

藤の花子らは高きを好みけり

雨上がる空の遠くにメーデー歌 

躑躅咲きミラーに移る街路かな 

藤棚や羽音で揺らぐ房もあり  

引っ越して行ったあの子の夏帽子

ひよろり咲く沙羅見飽きず日暮れまで 

ゆく春やみちくさ映す潦  

葉桜やおくるみしろき乳母車

祖母の忌は藤めしと決め雨上がる 

道路鏡に一部の世間春霞   

鞦韆や大地を確と蹴り上げて 

少子化の日本は斜陽藤の雨  

藤棚に産まれし恋のふたつ三つ

 

※5月3日17時 一覧に漏れがあったため、追加しています。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お詫び (アゼリア)
2016-05-05 16:42:20
宙虫さん、まきえっとさん、そして皆さんいつもお世話になります。今回の投句の中に誤りがあり訂正させていただければ幸いです。「にわたずみ」は、「にはたづみ」の誤りでした。
急に暑くなってまいりました。皆さん、ご自愛ください。7483
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