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唐突に、雑草の画を見せるけれど、毎年のこと私にとって。
忘れる事のない草花。
彼の愛した花である、亡くなるまでそのことは知らなかったし、そのような話はしたこともなかった。田んぼの畦道にあり、名は教えて貰った記憶は、有る。
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誰しも気にすることはないだろう。オオイヌノフグリ #オオは大きい、イ又は犬dogで、フグリははやく言うと金玉袋のことである。思春期の自分には、それ以上聞く必要はなかった事を覚えている。
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冬からいち早く咲いて、唱い誘う草花にあって、青い小さな花は目立たず見過ごしてしまう。
遺品の手記に見つけて、彼の子が製本にしたことで、オオイヌノフグリを焼き付けることとなった。独り息子で育ち、中小地主の子とはいえ、裕福の時代ではなく、その親は朝早く夜暗なる迄働いていただろうから、きっと、独りだ。
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独りの彼は文学に通じ、理科・植物に精通していたよう。百性の倅で雑草を身近に感じたのか、思春期、その名称に魅了惹かれのか知らんが、彼の句に多く、この名がでてくる。 もう遠い時の端のこと。
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1曰1年想い出すことは無くとも、路傍のこの小さな小さな花草を目にする度、父を思い出す。30年の差は、今も変わらず、彼は百を越えたトラ年。
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