母の味 懐古

おかぁさん　あなたが居たから、今の私です。

それぞれの風土の中で、生きてきて、この時代であっても　ぃゃこの時代だからこそ、先代の教えを懐古して今に生きる。全身全霊で育てて頂いた、足らぬ所もあろうが感謝。　　

　　

50，60の区切りを迎えると、幼少期の自分を回顧し周りを見つめるんですね。誰しも、話の中に必ず母が、父が出演してきます。

そうして、食べ物が登場するんです、大好き・大嫌いでもね。

彼女は、コノシロを母に、私は話しながらママカリを被せていました。

もちろん、近海瀬戸内海でポピュラーなイオですから、豊漁で安い（当時は）

先人は、安くて体に良いものを、伝えてくれているんです。

アシの早い青魚は、塩して酢漬けで、鮮度を保って美味しく食べれます。

鮗は、脂がのって今が美味しい時。コハダの方が有名ですけど。

散々な 日曜日

日曜日なのに　　雨！

夕方閉店まで、日曜日の感覚がなかった。

市議選なのに、雨やから選挙カーサボってるくらいに。

（ぅん！だからや。鶯嬢の賑やかな煩い声が響かんかったんやなぁ。）

　期日前投票…面倒やなぁなんて。これから市役所まで行くなんて、そろそろ7時やぞ！　言うてたら、無投票か！　なんて言われて初めて気づいて、慌てて投票所（笑）、すぐ近く。

．午後から、近所のおねぇさん（オバぁさんとも言う）のご来店。雨がやんで

どうしても珈琲が飲みたくなったんだと！　ありがとう。　

　　　

　しばしあって、早仕舞い…　なんて空気で、閉店準備（笑）

　と、駐車場を歩いて近づく数人の姿に、まさか！の思い。

1分後には、事実が確定。慌ててストーブ再燃、明かり点灯。

　

　１７：１５おかえりに。　　これで、閉店ガラガラ。

　　　

　今夜の一献は、ご近所さんからいただいた牡蠣を摘まむかな。

朝 雨の日曜日

　瀬戸内の島々は、すっぽりと霧に烟って見えないが、時と共に、天気回復傾向により薄らと遠くの墨絵の如し。

　静かな時はゆっくりと過ぐ。

　　

寒気から避難した蘭二鉢は、ぐんぐんと

花芽を伸ばしている。　楽しみだなぁ。

そろそろ雨は小降りに

メジロの群れが、雑木の間から 我が家の枇杷の華を目指して 渡り来る。ウグイスの喧しい声色も、明日まで。43/51の声や如何に

いかにも小鳥らしい挙動に、癒やされて目前の雑木林を凝視している。

　さて、やき芋の出来上がった香りに、我に返りおやつ目指して午後からのお仕事頑張ります。

　いつの間にか、島々はそこにある、いつもの通り。　

何処へ行こう

　いま、夜が明けて一日が始まる。雨の日もある、荒天の日もそして

穏やかに包み込んでくれるような、幸せな時も。

　朝の一番に、どこから来たのか、君の足跡は続く、まっさらの白砂に。　

　
　

段々を超え、どこへ行くというのか？　いつまでも平たんな砂浜は続かない。

山あり、崖ありは、人生そのもの。

日の光に珈琲を啜り、ひと時の休憩タイムは、一日のため。

月の明かりに、一献を傾けるとき　明日のため。

瀬戸内のイオを食す

　　

　瀬戸内の小さな魚とともに、旬を楽しむ。

これから春。それぞれの特性のように、脂の乗ったものは次の世代へ託すよう

生理通りに行動する。

まずは、活〆そしてぬめりと血抜き。磨いて塩の魔法。水分と旨味を引き出す。

空気を遮断して、熟成を祈る。3日、4日…

塩と洗い加減は　まだまだこれから、我　精進あるのみ

　　

　チヌもスズキもコノシロさえも、美味く頂く。