愛媛県大洲市河辺町の今

ど田舎だけど町おこしできたらなーって思いまして。独断で勝手に河辺町の日常を綴って行きます。

試食会報告

2016年01月27日 | 河辺未来創造塾
しばらく時間経ってしまいましたが、報告です。

週末から河辺は雪に見舞われ、月火は学校も休みとなりました。
そんな感じで雪かき三昧で体力気力ともに消耗してました。
おまけ。干支の雪だるま。


試食会、大洲市の役場の部署から、テレビ局、そして地域の各団体役員さん。
案内状を送ったのの約半分くらいの方にお越しいただきました。
初めは
「地域と河辺っ子の未来を考える会」の発表。
数年後には小中共に全校生徒が10人を切るのでどうにか方向性を決めないと…という事です。
(PTAでも何回か話してはいますが、実現が何年か後なのでどうも保護者の反応も鈍い。)
合併、小中一貫校、校区またいで来てもらうなど、
色んな選択肢のメリットデメリットを聞かせてもらいました。
今回地域の人に話したのは、選択肢によっては、
移住してくる家庭、子供だけ下宿する家庭が出て来る可能性があるので、
地域としてそこらへんを受け入れてくれるか、協力してくれるかを投げかけられたら…
という意図があったと私は個人的に思うけれど、
「PTAが方針を決めてくれなきゃしょうがないのに何でここで話すかわからない。」(なめ的超要約)
という様な意見が出た。
「地域として、子供や若い世代を増やしたいから協力するよ!」
「子供と地域の行く末を一緒に考えよう」という雰囲気ではなかったので残念。
やっぱり分断された感が残りました。
注意!あくまで私の感想ですから( ̄Д ̄)ノそこらしっかり踏まえて読んでください。

はい、こちら。
アマゴメシです。
一度焼いたアマゴを入れて、アマゴの出汁で炊き上げ、ほぐしたものを提供。
一度焼いてるから生臭くなく香ばしい。ふるさとの宿さんの作ったもの。


アマゴの吸い物
元は日本酒の中にアマゴのつみれと野菜を入れた鍋だったけど、
今回「定食風にしよう!」って事になったので吸い物に。
ピリッと辛味のきいたテイレギを乗せて。あまごの里さんの作品。

で、これが全容。

この手は参加者の方の手ですσ(^_^;)

左の皿の魚。
アマゴの開き
今回は半身のみ。だって試食会だもの。予算も少しか無いし。
…早く儲けなければ。でっかい事が出来ないのであるヽ( ̄д ̄;)ノ人口減少より早く手を打たねば…と私は思う。
塩も、つけ汁も工夫を凝らした。あまごの里さんのもの。
真空パックにしてお土産にもいいようにって開発したそうな。

左下の皿、
上二つの緑の物体
テイレギとクレソンの浅漬け。
もしかしたら両方共にテイレギ?葉っぱの形が丸っこいのと楕円で違う。
採ってきた場所も違う。丸い葉っぱの方は、地域のお年寄りに聞いて採取したもの。
こっちのが辛かった。はっきりくっきり!目が醒める感じ。
「コレどっちがどうじゃろね~?」という話になった。
だって、わざわざ河辺にクレソン植えるかって言ったら植えないと思うし。
昔っからそこに生えてた子達。その場所の環境で辛さが違うのかてん…素人にはわからないのであります。
そういうのが得意な方!情報お寄せくださいm(_ _)m

右下の茶色い塊
椎茸味噌
昔から河辺の特産と言ったら、椎茸、栗、アマゴ?なのである。
河辺にはアマゴじゃないのもいたりしますが。
…チョウザメとか。一番奥の「いわな荘」さんのとこにおります。なぜいるかはまた今度。
で、椎茸を使ったものでこれをプランナーの米田さんに提案していただき、前日私が作ってみました。
薬味が効いていて癖になる感じです。食べるラー油的な方向性。
椎茸嫌いのうちの子でも食べられます。椎茸の香りが薬味に消されて無いので。
椎茸嫌いの子でもビタミンDが取れます(笑)

左下の茶色い切れ端。
椎茸の味噌漬け
その名の通り味噌漬けにしてみました。
お茶請けによろし。私は好きである。
大根の味噌漬けも好きなので自宅で漬けて楽しんでいるけれど、味噌漬けって美味しいよね~。
白いご飯と一緒の食べる…日本人に生まれてよかったと思う。

真ん中の銀紙の
かるかん(黒豆入り)
これには以前書いたであろういいヤマンバ様のお話がきっかけで作ったもの。
河辺の奥の、ヤマンバ様のいる近くにいた一人のお年寄りがある時病にふせった。
そうしていると、外からヤマンバが「いいもんやるから表に出ろ」と言う。
けど調子が悪いので「表に出られん。」と言うと、「では窓まで来て手を出せ」とヤマンバ。
手を出してみると何やら握らせてくれた。
手をヒラげても何も無い。けれどその日を境におばあさんは快方へ向かったと。

おばあさんが元気になる何かを握らせてくれた。
私は体に良いものでそれを表現出来たらいいと思った。
季節ごとに薬膳の知識を詰め込みその季節にあった物を。
で、冬なので、冬に体を元気にする山芋、黒豆、塩を使った。
何でかるかんか?
小麦だとアレルギーのある人がいる。
ムギは余り河辺で作ってる人も量も無いので、手に入りにくい。
出来たらみんなに材料を出してもらいたい。
そうしたらみんなが潤うから。河辺が元気になるのに繋がるかも!
そういうのがあって、饅頭ではなく、米粉で作る「かるかん」にしたのです。
かるかんは九州のお菓子なのよねー。でもいいの。理由がそうだから。
他のこだわり。白砂糖は使わない。
代わりに北海道の甜菜糖と米が原料の甘酒。麹で米を糖化しただけのもの。アルコール発酵はさせてない。
東洋医学では地産地消で、なるべく自宅から近いところの作物がいいと言われている。
そして、暑いとこの作物は体を冷やす作用が強くなるとも。
今回は冬のお菓子なので体が冷えては困るのである。
同じ甘いのでも、寒い北海道で作られたものは体を冷やす作用は最小限なのではと考えた。
それをメレンゲに入れて泡立て。かるかんは、本当は卵白使わないでも作れるらしいが、素人はメレンゲ使ったほうがいいとレシピにあったので卵白使用。でも失敗したT^T三回作ったけど一番ヘタレなかるかんになってしまった。
甘酒は河辺の米で作ったもの。山芋とともにミキサーへ。そういや、うちのミキサーこの時に壊れたんだった。
うんともすんとも動かなくなった。・゜・(ノД`)・゜・。しばらくかるかん作れんばい。
最後は黒豆を塩で湯がいた。塩味で味を引き締めた。
甘酒と甜菜糖でマイルドな甘さに塩味の黒豆。地味で滋味なお菓子。

春になれば春の体を助けるお菓子を、夏には夏の。
医食同源、未病治を目指す。だって鍼灸師だもの。未病治出来たら素敵なことなのである*\(^o^)/*

最後。
番茶ゼリー
梅の形のお皿の。
河辺では結構みなさん自家製のお茶を作りなさる。
家庭の味がある。自分ちだけのお茶。いい文化だと思う。
そういうのって大事だと思う。
このゼリーは口の中をさっぱりとさせる。
ほのかなお茶の香りを楽しむ。侘び寂び的なものを私は感じる一品。
あ、きな粉をかけて食べます。

全体的に地味だけど、滋味溢れる一膳になったと思う。
ほんとインパクトないわねー。でもそれが河辺らしいっちゃらしいのよね。
消えかけてるくらいだし(毒舌)ありのーままでー🎤

以上。報告終わり!

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