山形県内の中途失聴・難聴者ブログgoo

旧ヤプログ「山形県中途失聴・難聴者協会会員ブログ」です。

書くことは難しい?2

2012-12-21 20:48:42 | つぶやき
書くことは難しい
 
そう思いますね。


まだ、私が「要約筆記」を知らなかったころ。

近所の方から、アマチュア合唱サークルのコンサートチケットをいただき、母と2人で聞きに行った。

楽曲の説明や練習している時のエピソードなどを織り交ぜて、聴衆を退屈させない、とても楽しいコンサートだと定評があった。

私の母は、書くことを臆しない人で、私が聞きとれなくなるにつれて、比較的すぐ書いてくれるようになっていたので、コンサートでの話を書いてくれるように頼んで着席。

開会の挨拶や説明等は、まだらに聞こえる言葉と、そこそこ書かれた文字で、まあまあ満足。

ところが、練習中のエピソードなど、いよいよ話が面白くなってくると・・・
母の手は止まってしまった
会場は大爆笑

私:「どうしたの?なんて言ってるの?」
母:「うん・・待って・・・あっはっはっは・・・」

そして、つぎの合唱がが始まった・・・。

あの大爆笑が気になって、合唱もうわのそらに・・・。

休憩の時に、

私:「あの時、なんて言っていたの?」
母:「???」

 
今、あのコンサートがあるのなら・・・、
絶対に、要約筆記を派遣申請して行くのになあ・・・ロコぽち


寒河江市「ふれあいコンサート」

2012-12-12 21:46:17 | つぶやき
寒河江市では、(今年で24回目となる、障害があってもなくても一緒に楽しめる)「ふれあいコンサート」が毎年開催されます。今年も6月にありました。

 私は人工内耳のリハビリを兼ねて何回か聞きに行っています。行く度に感動し心豊かになって帰ってこれます。昨年は大震災で開催は見送られたこともあり、今年は殊の外心に響くコンサートに感じました。
 出演者はプロの歌手もゲストに招かれますが、今年の出演者の中では、アマチュアのコーラスグループの歌が素晴らしくて、ウルウル…人工内耳の不十分な聞こえであっても、胸にググッときました。もっと聞きたい!とCDを求めようとしましたが、販売してなく残念!
 そこで、ふれあいコンサートにボランティアで参加してる友人に、
「CDがほしいのだけど」
と相談しました。
「わかった。問い合わせてあげる」
と返事をいただいてました。
そして…なんと!出演なさった1つのグループの「あめっかぜ」さんが、10曲もCDに入れて届けてくださいました!届けてくださったメンバーのお一人がまた素晴らしい方で、見るからに慈悲深い、あるお寺のご住職。
少しお話しましたが優しい!!素敵なご住職でした。頂いたCDは何回も聞いてます。初めて聞く曲はやはり歌詞が聞き取れない部分が多いのですが、メロディーはきれいに聞こえます。コンサートで何回か聞いて歌詞も分かってる曲は、ほぼ歌詞も聞き取る事が出来ましたので、歌詞を見ながらCDを聞けば、リハビリ度がアップしそうです。何回も聞き続けることによって、少しずつ歌詞も聞き取れるようになりますが、歌詞と照らし合わせて脳に覚え込ませるのが聞こえアップの早道かな?
 
 一ファンのワガママに応えてくださった「あめっかぜ」代表のM様、お忙しいところわざわざCDを作成していただきありがとうございました。また遠路届けてくださいましたご住職のK様ありがとうございました。
「あめっかぜ」の皆様素晴らしい歌声にこれからもふれあわせてください。
 
 皆さんも来年のふれあいコンサートにぜひ!いらしてみてください。

senbeiya


書くことは難しい?

2012-12-07 21:06:19 | 耳マーク・表示板
近くの薬局での出来事です。

 いつも処方箋を持ってお世話になってる薬局なので、ホコリが被ってしまうほど前から耳マークを置いていただいています。初めの頃はカウンターの目立つ場所に鎮座してましたが、段々隅の方に…。この薬局は、流行ってる個人経営の医院の隣にあるのでいつも客がいっぱい。それもかなり年配の方が多いのです。当然高齢難聴者もいるでしょう。きょうも処方箋を持って行きました。
 処方を待ってると一人のかなり年配の女性がなにやら問い合わせています。薬剤師さんは丁寧に応えてましたが、お客様は耳が遠いようで…薬剤師さんは段々声が大きくなり、耳元で叫ぶような感じになりました。見ていた私は我慢ならず、持っていた筆記板を差し出し
「これお使いください」
としゃしゃり出てしまいました(苦笑)。薬剤師さんは、「ありがとう」と言いながら書き出してくれたのですが…お客様にはなかなか伝わらないようで、また大きな声で同じことを何回も叫んでました。

 う…ん…簡単に書いてくださいとお願いしてはいるが、必ずしも通じる書き方が出来るわけではない問題があるようです。要約筆記者のように「書くことの訓練し、学びましょう」と耳マークの設置をお願いするときに付け加えないとだめなのだろうか?と思ってしまうほどに、書いてコミュニケーションを取る難しさを感じてしまう出来事でした。
 また、読み取る事が難しい方もいますからね。聴覚障害はコミュニケーション障害と言われてますからね。難しいな~~難聴者の私でも難しいと思ってしまうのですから、健聴者がどうコミュニケーションを取っていいのか分からないのは当然ですね。

 連続して耳マークが機能していない現場に立ち合って、ため息をついてる私です。
 全国の耳マークを設置している施設に対して、機能してるか、利用してる聴覚障害者はいるか、書くことに対しての思いetc.アンケートとってみたいな。
by senbeiya


嬉しかったこと・残念なこと

2012-12-06 18:54:17 | つぶやき
嬉しかったこと 。
車の運転が出来ない私は、時々バスを利用します。
バスの中にも福祉バスがあり、乗降口が低めになっていて足腰の弱い方に配慮があったり、座席が長椅子のようになって立ち上がりが楽になっていたりします。停留所名や料金がテロップで流れたりもします。
 でも、車内アナウンスで「次は○○です」と流れてからしばらく間があってテロップが流れるので、『降ります』ボタンを押すタイミングが遅くなりすぎ、間抜けな感じになるのです。幾分聞き取れる私なので間があることが分かった訳で、バス会社に「アナウンスと同時に停留所名を流してほしい」と、二年ほど前に要望していました。その時は、「テロップは聴覚障害者のためを思い備えたのではありませんが、要望いただき聴覚障害者が必要としている設備であることを初めて知りました。しかし、機械の交換が生じ、直ぐに対応する事は費用面などで難しいので、しばらくお時間をください」との回答をいただいてました。
 そして、先日久しぶりにバスに乗ったら、オッ!アナウンスと同時に停留所名が流れているではないですか!嬉しくてつい、降りますボタンを押したくなってしまいましたよ。個人の要望に応えてくれたかどうかは定かではありませんが、改善なっていたことはありがたいことです。

残念なことは。 
 私が通院している病院の総合受付には、耳マーク表示板が設置なっています。
診察室などの呼び出しも、番号が電光掲示板に示され、聴覚障害者には優しい病院です。会計も自動で、診察カードを差し込めば簡単に出来ます。簡単過ぎて慌てん坊の私は、カードと領収書を自動支払い機に残したまま帰ってきてしまいました(ボケ!)。それで翌日に取りに行きました。耳マークを着け、筆記板を持参し総合受付に。受付付近はザワザワしてるし、職員はマスクをしてますから「聞こえないので書いてください」と筆記板を渡しました。当然書いてくれると思っていましたが…押し返すのです。マスク越しからの話もかろうじて聞き取れたから良いものの、聞き取れなかったら「届いてますよ、いま持ってきますから待ってて」と席を外してしまったことが、なに?どこに行ってしまった?どうすればいいの?と戸惑ってしまうことになります。聴覚障害者には書いて伝える配慮が必要な事を理解して耳マークを設置してくれたはずです。大変悲しく、残念な出来事でした。
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