山形県内の中途失聴・難聴者ブログgoo

旧ヤプログ「山形県中途失聴・難聴者協会会員ブログ」です。

発信し続けることの大切さ

2015-06-03 19:53:40 | つぶやき
今年の健康診断も健康管理センターでの受診を希望しました。
検診車ではエンジンの音が邪魔して、さまざまな場面での聞き取りが
困難だから。

職員の方々の対応が、年々改善されてきていると実感しています。
「難聴者です。人工内耳を装用しています。」
と申告すると、
すぐにマスクを外して、ゆっくりはっきりと話してくださるようになりました。
これまでは、丁寧に対応してくださる方がいるかと思えば、
全く配慮のない人もいて、まちまちだったけれど、
今回の徹底ぶりには、感動すら覚えました。

感音性の難聴者は
聞こえますか?」と聞かれれば、「はい。」と
反応してしまうことが多いのです。確かに、その声は聞こえるのですから。
でも、「何と話しているのか、言葉として聞き取ることはできない」のです。

このことを健聴者に理解してもらうのが、なかなかどうして難しい。

胃のレントゲン(バリウム)
機械の音がする中で、
「マイクを通して、何か言われているのは分かっても、
その内容(細かい指示)を正確に聞き取ることはできないのです。」
と伝えたところ、
ガラス越しに、身振り手振りを付けて指示してくれました。
私の場合、これだけでも、かなり聞き取りはアップします。
どうしても無理な時は、扉を開けて来ていただかなくてはなりませんでしたが。

他の受診者よりお手数をおかけして申し訳ないと思いながらも、
自分の聴こえ難い状態を状況を伝えることは、大切だと感じました。

私一人の発信は、小さくて消えてしまいそうだけど、
あちこちで、一人一人の難聴者が発信していけば、
小さな点が線になり、その線が面になって、どんどん広がって、確かなものに、
健聴者にも理解してもらえるようになる気がします。

ロコぽち