山形県内の中途失聴・難聴者ブログgoo

旧ヤプログ「山形県中途失聴・難聴者協会会員ブログ」です。

2014-03-22 17:53:20 | つぶやき
数年前から、県外の友人と追い続けている夢がある。
それは、年間5回のジャンボ宝くじの夢買い。
購入は田舎より当たる確率が高いと思えるので大都会在住のS氏にお願いしている。
勤め人のS氏は昼休み時間を利用して購入してくれている。
大安吉日に購入してくれているので、暑い日もあれば寒い日も雨の日もある。
申し訳ないと思いながらも、イヤと言わない優しいS氏に任せぱなし。
高額当選したら分配金に色つけますよ、な~んて調子良いことを言ってる他の4人。
高額当選したら、あれもこれもと夢を見てますがこれまで最高当選は1万円。
まだまだ夢を追い続けることになりそうですが、めったに会えない県外の仲間と、
こんな事でも楽しみを共有できるのも良いもんですよ。

夢で終わらせてはいけないことは福祉の向上だな。
TC教室を始めて「デシベルダウン運動」の必要性を改めて強く感じるこの頃です。
福祉の谷間で辛く苦しく不便な想いをしている軽度・中度難聴者はその想いを
どこに吐き出していいかも分からずにいるだろうな・・・
予算がないと片付けられる問題ではないのに。
人として生きていきたい、この想いをかなえたいだけなのに。
夢で終わらせないために、アリンコよりチッチャいチッチャい力でも動いていかないとね。
なんかことわざがあったよね、アリンコが作ったちっちゃな穴がダムを崩壊させた・・・みたいなのが。
山形難聴協もアリンコになろうよ!

senbeiya


久々~ブログ・・・

2014-03-13 18:45:02 | つぶやき
senbeiyaです。

ある日一通のファクスが入りました。

「ブログから事務局のファクス番号を知りファクスしました。
補聴器を使っても聞き取りにくく、職場では指示も分からず
迷惑をかけている。補聴器で聞こえるようになる方法があれば
教えてほしい。」
というような事が書いてありました。

これを読んで通り一遍当な回答
先ずは補聴器の微調整を。また聞こえない事で困るのは
あなただけでなく、上司もどうやったら理解してもらえるのか
分からず困っているはず。「筆談して」とか、
「ゆっくりしゃべって」とかお願いすることが大事。
云々を伝えました。
そして、昨年からやってるTC教室にお誘いしました。
8日にお会いすることができました。
そして………これは大変な苦労をしてらっしゃる……
ご自身も周りの方も……と感じました。
口を開けない動かない、声が出てないのです。
普通の声量なら、口の動きと話声で、
人工内耳の私は会話が可能なんだけど、
彼の話は一言も理解できなかった。
軽度難聴のようで私が話すのはだいたい理解できてるようでした。
ご自身は耳に(補聴器に)ビンビン響くから大きな声が出てると言う。
TC教室には要約筆記が派遣されていますが、
要約筆記の皆さんも聞き取れず書けない。
彼が話す度に「大きな声で!」の注意が出される。
この時私も若いときに「声が小さい!ハッキリ話せ!」と言われ
少々グサッときていたことを思い出し、彼に申し訳ないな…と
心が痛みました。

TCから帰ってからもどうも気になって仕方がない。
自分の息子に近い年代だったので母心もムクムクと。
何とかコミュニケーションが取れるようにお手伝いせねば…。
帰り際これからもよろしくとアドレス交換していたので、
うるさがられるかな?の心配もありましたが、
「毎日大きく口を開けて五十音を使い発声練習を。
家族から声が出てること確認も。」とメールで伝えた。
「やってみます」と返事がきました。
それでも、これが正しいアドバイスだったのか不安もあったので、
翌日に、お世話になってる言語聴覚士に相談してみた。
「カウンセリングも必要な状態かもしれないが・・・。
自分の声がビンビン響く状態なら無理に大きな声を出すことは
辛いだろうから、先ずは補聴器の調整をして。
今は口を開けることを練習すべき」のアドバイスをいただけた。
相談して良かった…勤務外にも関わらず回答下さったSTに感謝!

そして、彼の自宅を知ってる私の友人と訪問してきました。
なんと!彼は教えてもらった補聴器の技能士がいる補聴器店に
微調整をしてもらうべく出かけてると。
すごい!早速行動に移してくれたことに拍手!

お母さんからいろいろお話を伺ってきました。
口を開けられないことは以前病気で手術していることも
関係あるようでした。言葉の教室に通っていた時期もあったが
効果はなかった。耳鼻科にも相談したりご家族と頑張ってきたり
したことも知りました。お母さんは
「じれったくて代わりに話してしまうのが悪かったんだろうね~。
困ったことがあってもどこに相談したら良いのかも分からない。
耳鼻科でもまったく相談にならない。」と嘆いてました。
「難聴者の集まりがあることなんて誰も教えてくれない。」
ともおっしゃってました。
ここが問題なんですよね。
どこに相談すればいいのか?、同障者の会の存在を知らないなどは、
私達が情報発信する事は大事ではあるけど、活動できる会員が減り
続けてる当会だけでは無理がある。行政の支援、マスコミの支援も
受ける必要がありそうです。

お母さんに彼と一緒に口を開ける練習をしてくださいとお願いして
帰ってきました。
夜に「補聴器の微調整をしてきた。
ザワザワした音をカットしてくれた。
母親の言葉はまだ聞き返しはあるが聞こえ方が良くなった。
今まで行ってた補聴器店
(メガネ主流。補聴器も扱うデスカウントショップ?)では、
これが限度と言われたが、今日行ってきた補聴器店では、
僕の聴力ならもっと聞こえがアップすると言われ嬉しい。」
との報告があった。

人工内耳の私でも、読話と話声で
彼とコミュニケーションがとれる日がくるのが楽しみです。