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先日、受講生のみなさんに、聞こえ難いという疑似体験をしていただきました。
H市の手話サークル所有の難聴疑似体験セットをお借りして行いました。
<体験1>
疑似体験セット(耳栓と雑音が聞こえてくるヘッドホン)を装着して、
2分程度の短い話(題名だけ知らせて)を聞く。
「何かを話しているのは分かるが、聞き取れない言葉が多くあり、
内容がはっきりつかめず理解できなかった。」
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「しっかり聞き取ろうと頑張って集中するので、
短い時間なのにすごく疲れた。」
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という感想が出されました。
<体験2>
疑似体験セットを装着して、グループ(5名)で話し合いをする。
受講生の居住市町村がまちまちだったので、
「おらが町のおすすめ土産品」について話していただき、
質疑応答という形式で進行してみました。
体験1で、全員が内容をはっきり聞き取る自信がないということから、
ノートテイカー2名を配置しました。
感想は以下のとおりです。
Aさん
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「聞き取り難いと、無意識に自分の視線が話し手の口元に行っていることに気づいた。
マスクを外して欲しいと言う人の気持ちがわかった。」
Bさん
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「たった数分だけでも、雑音が入ってくる状態は辛かった。
常に耳鳴りがしているという人のストレスは、かなりのものだと感じた。」
Cさん
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「はっきり聞き取れないというもどかしさがよくわかった。イライラするだろうな…。」
Dさん
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「キーワードを書いてもらうだけでも、かなり助かると思った。
ノートテイクを見て、要約筆記が有効だと強く感じた。」
この疑似体験は、健聴の受講生のみなさんが難聴者の聞こえを理解するために、
とても効果的であったと感じています。
疑似体験セットを装着して、街の中に繰り出してみるのが、
一番良い方法かもしれません。
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大きい病院の窓口で、
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ただ、それだけ大がかりなことを実施するとなると、
様々なところに許可を取る必要が出てくるし、
今回は、何より時間的に難しかったので、
研修室での疑似体験になってしまいました。
ロコぽち
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