質問者:ハイル禅師 日本の鉄道で線路に黄害(おうがい)が
あった話がありますが吃驚です
私:黄害とはトイレ付きの車両が線路上に糞尿を垂れ流す
害の事であります
国鉄時代は車両内トイレでの客の糞尿は細い管を通して外に
垂れ流しにしていたのです
私が小学生の頃に新大阪から博多まで
「月光」と呼ばれる寝台特急に乗りましたが
寝台は二段式で狭くトイレは外が少し見えるボットン便所でした
また黄害とは線路上のポイント(切り替え装置)などにも
大便・小便などがこびり付くので清掃も大変だったと言う
当時は「開放式トイレ」と呼ばれたが民家が線路近くに乱立して
からは家の窓に小便が降りかかったり大便が部屋に飛び込んだ
実話まであります
そこで国鉄では駅での停車中や町中ではトイレの使用禁止も
やりましたが便意を催した乗客はほぼ無視であり解決になって
いなかった
一番被害を受けたのは保線作業員であり寝台特急ブルートレイン
が特に最悪であり通過中に頭から糞尿がかかった人が多かった
トンネル内での作業時が最も狭くて逃げ場がなく
彼ら保線作業員も訴訟を何度も起こしている
ただ国鉄がJRに民営化されてからは清掃が下請けに外注されたり
貯留タンク式トイレ車両も徐々に揃い始めました
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