12月2日、朝から個人の住宅に警察が家宅捜索に押しかけてきます。理由は窓やベランダに白赤白の布をぶら下げていたから。そして自宅で身柄拘束となり、警察署へ連行されます。
政府を支持するスポーツ選手の署名集めが続いています。
テニス選手のアリーナ・サバレンカなど有名な選手もいます。テニスなどプロに転向した場合は、どの国旗の下でオリンピックに出場するかといった悩みが(あまり)ないので、政権が誰にあろうとどうでもいいのかもしれません。
問題は、今「はい、私は現政権を支持します。」という署名をしたスポーツ選手が、現政権が交代した後、ベラルーシ代表に選ばれなくなる可能性があるということです。(だからスポーツと政治は無関係なほうがいい、という意見があるわけです。一方で今回のようにスポーツ選手一人一人に「現政権を支持していると署名せよ。」と言って回る事態が起こっています。)
ある選手は署名なんかしていないのに、勝手に「署名した選手の氏名リスト」に入れられていることを発見し、自分のフェイスブックやツイッターなどで、「署名してません!!!!!!」と否定しています。
逆に「政府の暴力行為に反対する」という表明をしたスポーツ選手は、契約を打ち切られたり、練習場所の使用を禁止されたりしています。
変化広場でボンダレンコさんにベラルーシ・ホッケー協会会長とともに怪我を負わせたとされるスポーツ選手(キックボクサーのデミトリー・シャクタ)の元妻名義の別荘が火事になりました。死傷者はいません。警察では放火と見ています。妻がマスコミの取材で語ったのは、半年前から別居中で、すでに離婚した、とのことです。
チェコ外務省は、2021年のアイスホッケー世界選手権大会の会場の一つであるミンスクを別の都市に変更すべきという見解を示しました。もしミンスクで予定通り実施されると、それはベラルーシ大統領への支持表明になるから、というのが理由です。
日本文化情報センターすぐ近くの路上で停止していたパトカーに二人の若い男性が投石しました。パトカーは近くの通行人の間をすり抜けるようにして追跡。車道から歩道へ走行し、走って逃げた二人のうち一人を確保して、パトカーに押し込みました。その男性は16歳の未成年。もうすぐ裁判が始まります。
反政府デモ集会参加者で最初の死者となったタライコフスキーさんが亡くなった場所の近くのアスファルトに「けして忘れない」とスプレーで書いた二人の裁判ですが、一人に2年、もう一人には1年半の禁固刑という判決が出ました。
ベラルーシ人に対してはリトアニアのビザは無料になることが決定されました。
今日行われた集団安全保障条約機構のWeb会議上で、ベラルーシ大統領はNATOがベラルーシの西部地域を奪おうと包囲網を準備していると発言しました。
ベラルーシ大統領の報道官がコロナウイルスに感染したようです。(正式には認めていません。)報道官はロシア製のコロナウイルスワクチンを接種していました。
ベラルーシ大統領府で働く官僚の間でコロナウイルスの集団感染が広がっているようなのですが、こちらも正式には発表されておらず、あくまで噂の範囲です。