12月9日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は152453人になりました。1日の新規感染者数は1851人です。また1800人台に戻ってしまいました。昨日1600人台まで減ったので喜んでいたのですが・・・。
死者数は1230人です。1日の新規死亡者数は8人で多いです。第1波のときは1日の新規死亡者数は平均5人だったのですが、今は7人です。
129950人が回復しました。
12月9日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は152453人になりました。1日の新規感染者数は1851人です。また1800人台に戻ってしまいました。昨日1600人台まで減ったので喜んでいたのですが・・・。
死者数は1230人です。1日の新規死亡者数は8人で多いです。第1波のときは1日の新規死亡者数は平均5人だったのですが、今は7人です。
129950人が回復しました。
各地の池や川に白赤白の旗を流し、氷の中に固めてしまうという反政府活動が続いています。さらには凍った氷の上に白と赤の絵の具で旗の絵を描いたりしています。
独立会館(大統領府)前に掲揚されていた国旗が地面に落ちていて、それがニュースになります。
誰かがわざと落としたのか強風のせいなのかよく分かりません。
(追記です。公式発表によると国旗掲揚のシステムがちゃんと動いているかどうかの点検のために一時的に下されていただけだそうです。)
夏に白赤白の旗が掲げられた世界遺産ネスビシュ城。城を管理する博物館の館長が解雇されました。
12月7日ポーロツク地区の駅の近くの鉄道で、手作りと思われる爆発物が仕掛けられていることが分かり、列車の運行が一時停止しました。警察はテロ事件として捜査に乗り出したことを発表しました。
大手スーパーマーケットチェーン「ビタリュール」のミンスク市内にある6店舗が、保健所からの指示により営業停止となりました。噂ですが、これらの店舗では国旗を掲揚していなかったから・・・だそうです。保健所の指示ということになっていますが・・・。
みんな神経過敏になっていますね。2時間前からときどき爆発音のようなものが聞こえてくるのですが・・・。今自宅にいますが、うるさいです。雷の音とはちがうし・・・。窓から外を見ても特に異常はないです。ネットニュースにもなっていないし。
たぶん近くの軍の演習場で練習している音が風に乗って聞こえてきているだけだと思います。
12月8日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は150602人になりました。とうとう15万人台です。1日の新規感染者数は1649人で減りました。このまま減り続けてほしいです。
死者数は1222人です。
127528人が回復しました。
職場からやっとマスクが新しく支給されました。1人あたりまた4枚です。
12月8日、氷点下の気温が続くベラルーシです。
池の表面に反政府支持者が白赤白の旗を浮かべたら、水が凍って閉じ込められます。氷を通して旗が見えますが、取り出しにくいです。このように抵抗運動をしているわけなのですが、政府からは白赤白の旗は見つけ次第、取り外し没収することになっているので、氷の中から取り出すようう命令されている人もいるわけです。
凍った池の上をそろそろ歩いて、旗の上のあたりの氷を斧で叩き割ろうとしています。
下手をすれば、氷が大きく割れて、自分が水中に落ちてしまいます。それでも白赤白の旗を取り出さないと行けない命令を受けているのかと思うと気の毒になってきました。
昨日、国際オリンピック委員会のバッハ会長がルカシェンコ大統領やベラルーシのナショナルチームの選手はオリンピックに参加できない(大統領に至っては今後25年間五輪に関われないそうです。が、この数字は未確認です。)と発言したことを受けて、ルカシェンコ大統領は
「自分はともかく、子どもたち(ベラルーシ人選手のこと)は関係ないだろう。バッハ会長とその取り巻きである悪党ども(国際オリンピック委員会の幹部のこと)を裁判で訴える!」
と発言しました。
国際ホッケー協会会長が来年のアイスホッケー世界選手権大会の会場がミンスクになっているものの、別の都市に変更するかどうか協議するためミンスク入りする予定でしたが、急に延期になりました。コロナウイルスの検査結果が陽性だったからと説明しています。
国内でのアイスホッケー試合が始まる前に国歌が流れるのですが、オルシャのチームメンバーのうち5人が規定通りに、右手のひらを胸の左のほうに当てておいて国歌を聞く、ということをしなかったため、このチームは罰金を払わされることになりました。
アスファルトに「けして忘れない」と落書きした男性は2年間の更生施設入所の判決が出て、女性も自宅謹慎処分(一応外出できるのですが、そのたびに警察からの許可をもらわないといけない。)となりました。
この更生施設とは、日本人の感覚から言うと刑務所と少年院の中間に当たるような施設です。
成人の軽犯罪者や未成年の犯罪者が入所しています。
さらにカテゴリーが2種類に分かれていて、厳しいほうは刑務所の懲役刑レベルです。やさしいほうは、他の入所者とコミュニケーションが取れる時間や外の空気を吸う散歩の時間が長かったりします。
ミンスク市内の団地の中で、警察官が拡声器で周りの団地の住民に向かって「みなさんがしている(反政府)活動は無意味です。」と繰り返し呼びかけています。
団地住民の中には政府支持者の人もいると思いますが。
国営テレビONTは、国内でテロリスト集団を発見、逮捕したと報道しました。
このテロリスト集団は、警察官の私用車や別荘に放火したそうです。これは個人的な警察への恨みではなく、「テロ」なのですね・・・。裁判になったらテロリストとして裁かれるので、刑が重くなるでしょう。
「集団による騒動を起こすことは犯罪です!」という注意書きが写真とともにポスターになり、なぜか幼稚園の入り口の掲示板に貼られています。園児では字も読めないし、写真を見ても意味も分からないでしょう。保護者向けでしょうか。(このポスターは地区警察署が作成したようです。そのうち児童図書館にも掲示するように命令されるのでしょうか・・・。)
ちなみに、もし児童図書館の近くで反政府デモ集会が行われ、そこへ治安部隊がやってきて、デモ参加者が児童図書館内に逃げ込もうとしてきたら、入り口のドアを閉めて入れないようにするよう、指示が出ています。
ちなみにミンスク市立児童図書館はいわゆる「子ども110番」の指定を受けていて、例えば図書館のすぐ近くで子どもがけがをした場合、助けを求めてきてよい、ということになっています。そして図書館内にある救急箱で応急手当てをし、さらに保護者への連絡、あるいは救急車を呼ばないといけないことになっています。
もし反政府デモ参加者が治安部隊に追いかけられて、児童図書館に逃げ込もうとした場合、児童図書館の対象年齢が15歳以下なので、15歳以上の人だと断固入館拒否して目の前でドアを閉め、15歳以下の子どもには入館を受け入れて「怪我はしていませんか?」などと優しく保護しないといけないのです。(図書館員の仕事も大変ですよ、今。)デモ集会に未成年者もまざっていますからねえ。
実際に上層部からの指示通り対応できるのか、私には自信がありません。こういった事態が起きないことを願います。
12月7日、ベラルーシは気温が下がり、本格的な冬が到来しました。
今日は月曜日恒例の高齢者による反政府デモ行進が予定通り行われました。っ今日はなぜ治安部隊が警察犬を連れてミンスク市内各地に配置されています。
そして連日裁判です。
高校の先生(女性)が反政府的発言をしていたとして、教室から警察へ連行され、今日裁判です。生徒たちが先生を支援するフラッシュモブをしています。
第二次世界大戦中のホロコーストをくぐり抜いた79歳の女性も今日裁判です。
ベラルーシ人ですが、12年間スイスに在住の女性が、ベラルーシでのデモ集会に参加したときに治安部隊の覆面を脱がそうとして破きました。今日、2年半の更生施設入りの判決が下りました。
大統領選挙後、政府に反対の声を上げ、取り調べで反省支持派に拷問が行われていることを主張した警察官が退職願を出した後、逮捕されました。
国際オリンピック委員会のバッハ会長はルカシェンコ大統領が国際オリンピック委員会の活動に参加することを禁止すると発表しました。さらに大統領はベラルーシ・オリンピック委員会の幹部メンバーは、すべてのIOCイベントとオリンピックに参加することを禁止され、IOCからの資金提供も停止されたそうです。
政府支持を表明する署名をした選手はオリンピックに出場、トレーナーは参加できる可能性がなくなってきました。
ベラルーシ野党は、着々と「新しい大統領選挙」の準備を進めており、いつでもすぐに選挙ができるようにしています。
12月7日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は14万8953人になりました。1日の新規感染者数は1796人で、少し減りました。このまま減り続けてほしいですね。
死者数は1215人です。
126084人が回復しました。
344万件の検査数となりました。
12月6日。強風注意報の予報は外れて、大して風は吹きませんでした。
白赤白の旗、布の類をぶらさげたりしたら、家宅捜索を受け、逮捕されますよ、これは犯罪ですと散々警察から注意されていても、全くおかまいなしで、今日も旗が各地で掲げられ吊るされ、ぶら下げられています。
団地ごとに反政府デモ集会が開かれ、各地のデモ集会とネットで画像や動画をやりとりしています。みんな白赤白の旗を手にしています。ベラルーシのさまざまな町でもペテルブルグやオスロでも集会が行われています。家の前をデモ行進が通るのを見て、窓を開けて手を振る住民もいます。
今日はモバイルの遮断もありませんでした。
午前11時ごろ地下鉄も閉鎖された駅がありましたが、2時過ぎには全線開通しました。
細かく分かれた反政府デモ集会を取り締まるために治安部隊も細かく分かれて、身柄拘束を行なっています。住宅街で、百貨店の横で、スーパーマーケットの前で。
地方の観光地で、観光客の団体が警察の動向なしでは移動することができなくなりました。本当にただの観光なのかチェックしているようです。
もうすぐクリスマスで広場にクリスマスツリーが立てられていますが、その周りを反政府デモ集会参加者がダンスをしています。岩の博物館公園では多くの反政府デモ参加者がスマホを手にしてライトをつけ、そのようすをドローンで撮影してネット上で公開しています。
12月6日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は147157人になりました。1日の新規感染者数は1878人です。
死者数は1207人です。1日の新規死者数は9人で今までの最多記録です。
124774人が回復しました。
IT企業らの予測によると、ベラルーシでコロナウイルスに感染する人の数は最終的に43万4000人から90万9000人になるそうです。しかし、これでは幅がありすぎるので、おそらく63万5000人になるだろうという数字を算出しました。
ベラルーシの人口はおよそ940万人なので、もし90万9000人という予測が当たると、10人に1人ぐらいがコロナウイルスに感染することになります。
感染してても無症状で検査すらしないという人も多くいるでしょう。
この予測が当たるかどうかはもちろん分かりません。実際はもっと少ない数になることを祈ります。
12月5日の今日は朝から一日中霧が立ち込めていました。
野党のチハノフスカヤ氏がベラルーシでスイフトが利用できなくなるよう働きかけていることを発表しました。そうなると国際決済ができなくなるので、ベラルーシ政府としては打撃となります。もちろん政府はそのような可能性はないと否定しています。
国連はベラルーシの人権侵害について、状況は悪化しているとして改善を政府に求めています。
ミンスク市内の住宅地の郵便ポストに「白赤白の旗を掲げたりしてはいけない。」といった警告文が次々と入れられています。しかし、この警告文を発した管轄の役所や担当者の氏名など何も表記がなく、公印も押されていません。
ある団地では白と赤の巨大靴下をぶらさげています。
政府支持派が国旗を掲げてデモ行進をしました。その数は20人ほどです。
ミンスク州内で国旗を立てた車の車列による行進が行われましたが、なぜか国営メディアは参加者数を報道しませんでした。
団地デモで反政府派住民がお金を出し合い、団地の一角に植樹をしています。いつかこの木を見るたびに「これは2020年の反政府デモをしていた記念の木」と住民が思い出すためです。そんな日がいつか来るのでしょうか。
政府を支持するようスポーツ選手に署名をさせていますが、実際に署名したスポーツ選手やトレーナーの氏名が報道されています。
政治とスポーツは無関係であってほしいのですが、このような署名をすると、少なくとも「私は政治と関係している選手です。」の証明になってしまいます。現政権も明日ではなくてもいつか変わるときが来ます。そのとき今の野党が政権の座に着いたら、この署名をした選手はベラルーシ代表にはなれなくなり、オリンピックなどには出場できなくなるでしょう。そのときに「いや、スポーツと政治は無関係でしょ。私を五輪代表に選んでください。」と主張しても、「いえ、あなたは2020年に当時の政府を支持すると署名まで正式にしていますから、すでに政治に首を突っ込んでいるんですよ。それが今になって政治とスポーツは無関係という論理を持ち出されても、説得力ないですね。」と言われるだけでしょう。
年齢的にもうすぐ選手生命が終わりそうで、引退後もトレーナーをするつもりのないスポーツ選手なら、今署名してもいいとは思いますが。
ミンスク郊外にマリィ・トロステネツ村という村がありました。第二次世界大戦中の1941年、ナチスドイツはユダヤ人を収容するため、この村のコルホーズが所有していた農地に大規模な強制収容所を建てました。そこへユダヤ人のほか、ベラルーシ人(当時はソ連でソ連人扱い。つまり共産主義者)、戦争捕虜なども収容されました。
ベラルーシのアウシュビッツと言われている強制収容所で、ガス室、大量の死体を処分できる焼却施設などを兼ね揃えていました。累計で少なくとも20万6500人が収容されていたことが判明しています。ナチスドイツが建てた強制収容所の中でも5本の指に入るほどの規模と虐殺数なのです・・・といった話をアンネの日記が好きだとかアウシュビッツに行きたいとか言っている日本人に紹介したことがあるのですが「ふーん。」で反応が終わってしまって、がっくりきたことがあるので、「あーやっぱり、日本人はベラルーシには興味ないんだな。」と思ったことがあります。ウイキペディアのマリィ・トロステネツ収容所のページにも日本語版はないし・・・。
(この「マルィ」を人名みたいに「マリー」と翻訳しているのを見かけましたが、どちらかと言うと「マールィ」という発音で「小」という意味です。つまり「大トロステネツ村」と区別するための「小トロステネツ村」という名称です。)
1944年にソ連軍によって解放される直前、証拠隠滅のためナチスドイツは生き残っていた人の多くをガス室に送り、死体を焼き払い、施設の建物を自ら破壊して逃走しました。そのため収容所やガス室など施設の多くが保存され、世界遺産にも登録されて有名になったアウシュビッツ収容所とちがって、ベラルーシの収容所は「行っても何も残っていないから何も見るものないし。」と日本人は感じてしまうようですね。
ちなみにここに収容されていたけど、幸い生き残ったベラルーシ人はトロステネツの会を作って、交流しあったり、また体験談の語り部になって平和啓蒙活動をされています。ご高齢、そしてベラルーシ人の平均寿命が短いので、今は会員数が非常に少なっていますが。
マリィ・トロステネツ収容所跡は更地のようになっていたのですが、さすがにほったらかしにするのはだめでしょ・・・ということで、1963年に慰霊碑が建てられました。しかしその後はそれ以上の進展がありませんでした。ソ連が崩壊し、ベラルーシ共和国が誕生してから、ようやくもっとちゃんとした慰霊碑を建てることになりましたが、国に予算がないのか、地下鉄に新しい慰霊碑やモニュメントを建てるために寄付をお願いします、という広告が貼られていました。(国から予算が出ないから市井の人々の寄付金を頼るというこの不景気っぷり・・・。)
こうして2002年から少しずつ新しい慰霊碑、モニュメント、「ここにガス室がありました。」「ここに死体焼却所がありました。」といった説明板が設置され始めて、ようやく2018年に完成。
・・・と日本人は興味がないマリィ・トロステネツ収容所についてここでわざわざ長々書いたのは、反政府支持派のデモ行進が今日このマリィ・トロステネツ収容所跡にまで行ったからです。
多くのベラルーシ人、ユダヤ人、ソ連軍兵士捕虜が虐殺されたこの慰霊の場所へデモ行進し、雪の上に白赤白(ベラルーシ独立時の国旗)を広げた上で、現国旗を手にした二人の男性(現政府支持派)が笑顔で記念撮影し、その画像がテレグラムのチャンネル「ルカシェンコは我々の大統領」で公開されました。
大量虐殺があった慰霊の地に旗を敷いて土足で踏んづけて笑顔で記念撮影です。
この強制収容所に収容されて生き残った人や遺族の方々はどんな気持ちになるでしょうか。
現政権支持派は白赤白の旗を「ファシストの旗」とし、学校でも教師が子どもに今そう教えているそうですが、私から言わせれば、ファシストの旗はあの有名な鉤十字の旗であって、白赤白の旗は前のベラルーシ共和国国旗です。
でも本当に白赤白の旗がファシストの旗だと固く信じている人からすれば、「ナチスがベラルーシ人を大量虐殺した場所で、ファシストの旗を雪の上にしいて、土足で踏んづけてやった。ファシズム反対。虐殺反対。俺たちすごく正しいことしている。記念撮影しておこう。画像は拡散。見た人は『私もファシズム嫌いなんだよ。これはすばらしい写真だ。』と共感してくれるだろう。」・・・と思っているかもしれません。
12月5日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は145279人になりました。1日の新規感染者数は1896人です。また最多記録を更新しました・・・。1800人台と書きましたが、実際にはほとんど1900人です。これが第二波ピークで、今後は減少してほしいところです。(今日と明日は休日なので、検査数が減ると思うので、この数も減るのでは・・・と思うのですが、先週の土日は逆に増えているので期待しないほうがいいですね・・・。)
死者数は1198人です。こちらも1日の新規死者数が8人なので、ベラルーシでは多いほうです。
122339人が回復しました。
339万件の検査数となりました。
ベラルーシでは癌病棟や産院のベッドまでコロナウイルス感染者(入院患者)用に切り替わっています。
そのような産院を 大統領が訪問し、医療従事者や患者を激励し、ベラルーシ国内での感染拡大は進んでいるが、コントロール下に置かれている、と言及しました。
12月4日、マンションの屋上、団地の屋上に国旗を掲揚するよう通達が来ているのか、実際にそうしているところが出て来ました。
ベラルーシ国会議長がベラルーシ大学ジャーナリスト学部を訪れ、学生との対話の場を持ちました。しかし、実際に会場に入れたのは「事前に選ばれた」学生ばかり。
会場となった講堂の後ろには治安部隊が目を光らせていたそうです。
以前、反政府デモ参加者が治安部隊に追いかけられ逃げ込んだカフェ。匿っていたところ、ドアガラスを治安部隊に破られました。その後「食べて応援」「飲んで応援」する人が大勢やってきて列をなすほどになりましたが、ゼネストに応じて閉店していたところ、国から閉店命令を出されていました。そして今日、閉店(事業撤退)を発表しました。明日が最後の営業日です。
ミンスク市内の各地で「反政府スローガンなど書かれそうな壁」が次々ブルドーザで破壊、撤去されています。壁の多くは防風壁なのですが。
雪が積もった地面に反政府スローガンを棒で引っ掻いて書いている人たちがいます。
すでに100人の治安部隊員が離職したと公表されました。
12月4日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は143383人になりました。1日の新規感染者数は1774人です。また最多記録を更新しました・・・。
死者数は1190人です。
120571人が回復しました。
ミンスクでは、予定されていた手術や治療などが、来月、あるいは再来月に次々と延期となっています。コロナウイルス感染者数増加のため、入院患者の増加、医療従事者の人手不足のせいです。
12月25日のクリスマス。ベラルーシのカトリック教会では
「今年は家でお祝いしましょう。(教会には来ないように)」とカトリック教徒に伝達しました。
新美南吉記念館が行なっている「明日をとどける」プロジェクトに日本文化情報センター日本語教室の生徒たちが参加しましたが、そのとき詩「明日」をベラルーシ語にも翻訳して内容が分かるようにしましたので、コロナウイルス感染拡大第二波真っ只中でがんばっているハーモニー絵画教室のエレーナ先生に紹介しました。
エレーナ先生は絵画教室の生徒さんたちに朗読動画を見せて、「明日」という詩のことなどお話しをしてくださったのです。その後、この詩をイメージした絵を9歳のアリーナ・ルキヤノワさんが描いてくれました。今コロナ禍のせいでなかなか会えないので、エレーナ先生がスキャンして私に送ってくれたのです。
エレーナ先生のご指導の賜物なのか9歳の子どもが描いたとは思えないほど上手な絵で、新美南吉記念館に転送しました。すると大変喜ばれ、12月1日、ごん吉フェイスブックとツイッター(12月2日)でご紹介していただきました。
ごん吉くんに喜んでもらえて嬉しいですね! そしてアリーナさんもエレーナ先生もとても喜んでいると思います。
南吉さんの「明日」という詩が広がっていくようで、このプロジェクトに参加して本当によかったと思いました。
それにしてもアリーナさんの絵は発想が非凡ですね。アリーナさんはアマビエの絵も描いてくれていて、日本文化情報センターロシア語版HPでもご紹介しています。このアマビエも人魚なのに陸に上がっていて、メルヘンの世界ですね。
それから、ベラルーシ人の子どもがイメージする日本の山は全部とんがっているのかなあ、と思いました。日本文化情報センターの「アマビエとアマビコを描こう」プロジェクトに寄せられた作品の中に描かれている日本の山は全部三角形です。葛飾北斎の浮世絵の影響でしょうか? (ベラルーシに高い山はありません・・・。)
12月3日、ミンスク市内の複数の学校の校舎の屋上や正面玄関先などにベラルーシ国旗が掲揚されました。
保護者は学校で「反政府デモ参加者は犯罪者だ。ファシストだ。」と生徒に教える教員がいるとして、プロパンガンダ教育はやめてほしいと学校側に訴えています。
今日も白赤の服、傘などを持ってデモ行進をしている女性グループがいました。
雪だるまに白赤白の旗を持たせたり、じゃがいもで人形を作って旗を持たせて大量に置いたりして反政府デモ活動を続けています。
ベラルーシでは物価の値上がりが目につくようになりました。特に輸入品全般、砂糖、肉類の値上がりが顕著です。来週からバスの料金も値上がりします。
今月から年金が引き上げられ、来月から公務員の給料も引き上げられると政府は発表しましたが、インフレ率に追いつかなければ、意味がありません。
元ロシアの警察官でベラルーシで政治思想犯として拘留されていたロシア人が釈放されましたが、ロシアに国外退去命令が出され、今後10年間はベラルーシの入国が禁止されました。またベラルーシ国内の家族はまだロシアへ出国できないそうです。
団地デモをしている人たちが連絡を取り合うため活用しているチャットがサイバー攻撃を受けました。「降参しろ! お前たちは包囲されている。抵抗するのは無駄だ!」などと書き込まれました。
2008年ミス・ベラルーシに選ばれたオリガ・ヒジンコワさん。反政府デモ活動に参加していた罪により、現在勾留中の身の上です。もう1ヶ月になりますが、同じ檻房に入れられていたジャーナリストがどのような拘留生活を送っているのか語りました。
監房には歯磨き、歯ブラシ、タオル、着替えの下着などはない。(このような衛生用品の差し入れをしても、本人の手元には届けられない。)
収容センターの周りにはボランティアがいるので、その人たちに頼んでせめて歯ブラシをくださいと刑務官に頼んだが無視された。規定ではシャワーの日が決まっているはずなのになぜかシャワーの日が来ない。
檻房には(わざとか)ホームレスが入れられ、その人からシラミをうつされた。全員シラミがわいて、ミス・ベラルーシの服の上を這っているのを見た。
二人部屋扱いの檻房に4人が入れられていた。このジャーナリストはヒジンコワさんと二段ベッドの上の段で二人で寝たけれど、寝られず睡眠不足がひどかったので、ジャーナリストのほうは三日目から床で寝たそうです。
檻房にはトイレと洗面台が備え付けられているが、蛇口から水は出ず、お湯のほうは出るもののわずかしか出ない。
この檻房のトイレは壊れていてずっと水が流れていてその水音のために眠れない。
ときどき刑務所の廊下の掃除を言いつけられる。わずかでも運動になるのと時間つぶしになるので、ヒジンコワさんは自ら進んで廊下そうじをしていた。
ヒジンコワさんはこのような状態でも、人の心配や家で待つ家族やペットの犬のことを心配するだけで、周囲の人に当たったりといったことはしていなかった。以上がすでに釈放されたジャーナリストによるヒジンコワさんのようすです。
ちなみにヒジンコワさんはいわゆる田舎の村の出身で、ミス・ベラルーシに選ばれてからは名誉村民のような扱いになっています。
ベラルーシのグロドノにある会社「コンテ」は有名な衣料品メーカーなのですが、そのストッキングのパッケージの写真モデルがヒジンコワさんなのです。(今、我が家のタンスを見たら、新品のコンテのストッキングが出てきて、ちゃんとヒジンコワさんの足の長い姿がパッケージに載っていました。)
そのコンテのストッキングがベラルーシ中で売られていて、東欧諸国にも輸出されているのですが、今、わざと値札シールをヒジンコワさんの顔のところに貼って「犯罪者」の顔を見せないようにしている店が出てきました。もちろん国営の店です。
重犯罪(殺人、麻薬、性犯罪など)を犯したわけでもないのに、ミス・ベラルーシの顔に値札シールを貼り付けています。そんなにイメージダウンなのでしょうか? パッケージを見て「あ、あの反政府ミスベラルーシ。もうこのストッキング履くのいや。買わない。私この人嫌い。」と買うのをやめるベラルーシ人女性がそんなにたくさんいるのでしょうか?
逆に広告モデルの顔にべったり値札を貼り付けるような店で、買い物をしたくなくなる人のほうが増えそうですが。
そしてコンテのストッキングのパッケージをたくさん集めて、雪の中にさして「がんばれ、ヒジンコワさん!」という画像を撮影し、ネットに上げて応援する人も出てきました。
(雪だるまとか、ジャガイモ人形とか、ストッキングのパッケージとかなら、逮捕されないし、コロナウイルス感染のリスクもないし、それでいてインスタ映えするので、こういう形の反政府デモ活動がこれから増えてきそうです。)
12月3日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は141609人になりました。1日の新規感染者数は1701人です。とうとう1700人台になりました・・・。今までの最多記録です。そして予想はしていましたが、感染者総数も14万人台になりました・・・。
死者数は1181人です。
118924人が回復しました。
333万件を超える検査数となりました。