<みんなが皇帝ダリアのように凛々しくみえたコンサート前の出来事を綴ります。>
さあ!コンサート当日!
コンサート会場にしたのは街の小さな地域センターの
いちばん大きなお部屋。
いつもは
選挙の会場になったり、教育委員会の会議などがおこなわれるようなところである。
前日に飾り付けがしたかったけれど
そういうわけにもいかず、すべてが当日勝負!となった。
たくさんの人たちに配ったチラシに書いたのは
10:30開場
11:00開演
まず飾り付けから~と、朝早く集合した私たち。
今日はのんびりおしゃべりなんかしてられないわ!という
張りつめた空気が漂う。
まさに本番前の緊張感。
「10時にはリハしたいので、みなさんよろしくお願いします!」
借りてきたマイクで
サークルのまとめ役でもあるYちゃんが声をあげる。
こういうときの主婦軍団はほんとうにスゴイ。
会場設営パートさんの大まかな指示を聞いたあとは、
すべて自分の意思判断でよかれと思う方向に動いていく。
仕事をどんどんみつけてこなしていく。
「これはこれでいいのかしら?」なんてきいてくるような
まどろっこしい人がひとりもいない!
って、スゴクな~い!?
思えば、
今回のコンサートに於いてのそれぞれの役割だってそうだ。
広報担当さんも衣装担当さんも、会場設営担当さんも、そして私たち企画構成担当も、
みんなどんどん自分で声をあげ、実現していった。
個人の自由度(=責任)が高いけど
みんなそれなりの自信をもっているから全然平気なのだ。
飾り付けをしながら
この集団はスゴイ!
とひたすら感動をかみしめる私だった。
さてさて、時間はあっという間に過ぎ、
開演10分前となった。
知り合いのお客さんが席を埋めはじめてくれてはいたが、
今回は誰でもOK!みんなで来てね~のFREEコンサート。
小さい会場ではあるけれど、
もっともっとお客さんに入ってほしい!というところ。
・・・そんなことを本番前誰もが思ったようで、
やっぱり!というか、
さすが!というか、
もうコンサート用の衣装に着替えていたメンバーだが、
地域センターの入り口やら、駐輪場やら、センター内の図書館に行って(←コレは私。)、
「ハンドベルのコンサートがはじまりますよ~!」
「来て!来て!聴いてってください~!」
「楽しいから~寄っていくだけでいいから~!」って、思いっきり営業活動しちゃうのでありました。
・・・・・・つづく