bowbowのゆううつ~Returns

双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)サバイバー&共生模索中のbowbowの日常。

はじめての心理テスト。

2011-06-06 19:04:03 | 双極性障害・躁うつ病

こないだの精神科診察で主治医から「心理テストやったことある?」と訊かれた。

「そういえば今までの入院のときにはCT撮っても心理テストやったことないかもしれませんねぇ・・・」と応えた。

で、心理テストをやることになった訳である。


今日、はじめて担当の臨床心理士と面会した。

テストにどんな期待を持っているかとか、小さい頃どうだったかとか、病気までの大雑把な経緯とかを一通り訊かれ、心理テストの診療に置ける意味や種類のことなどを説明してくれた。それから今後どんなテストを選んでいこうか、どういうスケジュールで行っていくかを相談した。

そうした話し合いが一通り終わったが、少し予約の時間が余っていた。

「じゃ、時間あるから少しやりましょうか!」と言われて、ひとつの心理テストを一部分受けたのだった。緊張もあったと思うが頭が回らん(ってヒルナミン飲んでんだし)。


うつ病と診断されクリニックや病院で治療を受けてかれこれ10年余(双極性2型障害病名変更だが・・・)、なんでいまのいままで、心理テストを受けていなかったんだろう?

 

思っていた以上になんだか疲れた。


こころの病と「脆弱性理論」。

2011-06-03 17:00:54 | 双極性障害・躁うつ病

近頃、「こころの病≒精神疾患・障がい」の中で、「脆弱性」という言葉が頻繁に使われるようになった。

「脆弱性」というとMSのPCを多少なりとも使っている人なら毎月15日前後に発表される「Windows Update」で耳にしていると思う。

簡単に説明すると、ネット経由の「どろぼうさん」が入りやすいPCソフト上の壁の穴が見つかると、それを「脆弱性」と呼んでアップデート(穴埋め)するようMSもMacも呼びかける。

こころの病も最近この「脆弱性」という言葉をよく使う。たとえば糖尿病や高血圧、あるいは癌などを考えればよくわかる。

同じように高カロリーを取り、タバコを吸い続け、塩分を多く取り続けても、必ず上述の病気になる訳ではない。けれど父母、祖父母、家族に上述のような病気になった人がいる場合、ほかの家族もそうした傾向を持つことが多い。

こうした傾向をいままでは経験則で医者も患者もなんとなく感じていた。

それが近年ではある程度ではあるが、遺伝子等の解析によって各病の「脆弱性」が明らかになろうとしている(これがいいことなのか、悪いことなのかわからないが。例えばこれが生命保険に反映されたら、ある種の差別因になり得る)

ただ悪いことばかりではなく、いままで「性格が弱いから」などと言われがちであったアルコール依存症などは、この脆弱性理論を当てはめると必ずしも本人の性格の問題ではないことが判る。

心臓病家系の人に(実際ボク自身そうである)、「あなたの性格が弱いから心臓病になるんだ」とは普通いわない。

少なくとも生活習慣(高カロリー・運動不足)には気をつけ、年に一度くらい健康診断を受けといた方がいいとは思う。けれど心臓病になってしまうときにはなってしまうのだ。

アルコールは明らかに脳へ直接刺激を与える薬物であり、その受容限度の大きさが人によって異なる。そしてアルコール依存脆弱性を持つ人は、ある瞬間から覚せい剤と同じ依存性薬物として脳に認識されてしまう。

もちろん、さまざまなストレスもあるいは性格もこれに加担しているのかもしれない。けれど単純な「性格の弱さ」のみでは片付けられない。

 

統合失調症は明らかに脆弱性とストレス(思春期~青年期)が発症因と以前から考えられてきた。昔でいう躁うつ病(双極性1型障害)もそうした扱いの傾向があった。

いま精神疾患でも遺伝子研究が進んでいる。統合失調症にしろ双極性障害にしろ、うつ病にしろ依存症にしろ、ストレスがかかったときに自分の持っている「脆弱性」によって発症する病も異なってくる。また発症ストレスの受容限度量も当然人によって異なる。

 

高度成長期に育ったボクら世代は「がんばれば誰でも成功できる=成功しないのはがんばりが足りない」と刷り込まれてきた。

でも大人になり、また自分の予期せぬ病気を抱えて思うのだが、「人それぞれがんばれる量も違うし、質も違う」のだ。結局、高度成長に都合のいい「がんばり」だけを重んじて、個々人別々の「しあわせの形」をも尊重する「がんばり・生き方」を大事にしてこなかったのだと思う(「うつ病新時代」の内海健氏に似た立場かもしれない)

震災に遭った人たちにはぜひ自分のしあわせを大事にする「がんばり方」をして欲しい。それは日本人すべてにいえることだと思う。

だって最近の東京は、あまりにも鉄道人身事故が多すぎる・・・。


内閣不信任案否決とスーパーマン・シンドローム。

2011-06-02 18:42:31 | 今日のゆううつ

内閣不信任案が否決された。

民主でも自民でもいいから、ちゃんとやってくれ。社民・共産は欠席かよ。

ドラッカーでも(もう死んじゃってるか)、サンデルでも(生きてる)、ニーバー(とっくに死んでる)でもいいから、だれか連れてきて欲しくなってしまう(スーパーマン・シンドローム?スーパーバイザー・シンドローム?)。

でも結局は自分たちで背負ってくしかないんだよなぁ~。

政府、政治家、官僚、被災した人たち、サラリーマン、商店主、主婦、定年の人、こども、障がい者、結局それぞれがそれぞれのやるべきことをやるしかないのも、みんなたぶんよくわかっている。

でもちょっと愚痴りたくなる。


不思議な内閣不信任案。

2011-06-01 19:05:27 | 今日のゆううつ

内閣不信任案が自民・公明他によって共同提出された。

 ニュースの解説だと、未だ保留中の社民以外の野党は不信任案に賛成だという。

内閣がホントにいいかわるいかはよくわからんし、民主の中で首すげ替えたり、自民が政権を奪取してもあんまり変わらない気はする。


民主の分裂より、野党になった右寄り自民党と超左寄りの共産党が一緒に仲良く不信任案に賛成するってのは、ちょっと不思議過ぎるし気色悪い。

こんな茶番やってる場合なんだろうか?