おきのえらぶ島 なんでも情報

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昇る朝日は国頭から・・・天皇杯受賞

2012-06-08 23:12:25 | 日記
 

 平成4年の話題ですが 豊かなむらづくり・・で
沖永良部島和泊町の 国頭集落が 天皇賞を受賞
しました。

 国頭と言えば 日本一のガジュマルにフーチャ 汐干し学習・・
フロンティア精神に富み、今日の沖永良部農業の先駆者と言っても
過言ではありません。

 ・・大昔??は、クンゼワタブタ・・と言われるように、貧困の象徴の
お腹ばかり出ていたと言われています。(国頭のみなさんごめんなさい)

 北風の季節風が強く、米や芋の栽培に向かず その変わり知恵を出したのが
塩を作り物々交換をするアイデアでした。
  
 海で海水をくみ上げ、炎天下で熱せられた岩場に 塩水をなんども
打ち付け塩分濃度を濃くした後 自宅に持ち帰り、何時間もかけて
炊きつめて 塩を作ったそうです。(子どもは、たきぎ集めが仕事とか・・)

 できあがった塩を、頭に乗せて島中を巡り、芋や味噌、そしてお米と
物物交換してきたそうです。 人間にとって、塩と砂糖は生きるために必要
不可欠なもので、そこに目を向けたことがまた素晴らしいと思います。

 そのような苦労があり、国頭集落の皆さんは、常に頭脳を働かせ
換金作物を次々と試作、商品化し裕福な集落になりました。

沖永良部島の特産品の「石川サトイモ」も、国頭の方が 子牛を売った
お金で、サトイモの種子を買い、育てて換金作物に仕立てたと聞いてます。
(当時者から直接 聞き取りしていることであります)

もちろん、子牛代金を全部はたいて、黄金になるサトイモ種子を買った
お父さんは、家族に攻め立てられたそうですが、立派にお金として
還元されたそうです。

 そのようなことで 今でも町の中で一番元気がある集落の一つですね。

失敗を恐れず チャレンジ精神の クンゼ魂は今でも 引き継がれています。

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