沖永良部島における西郷隆盛の遠島生活を描いた
「西郷隆盛と千代香」という著書です。
本の中では、西原に住んでいた「川口雪篷」
島の役人としては最高役人「与人、よひと・・村長」
兼「間切横目、まぎりよこめ・・警察官」、島の娘
千代香と 西郷との関わりを描いています。
13年ぶりに開いて気付きましたが
琉球王朝下にあった奄美の島々では 政治的判断や
吉兆の占いをするのは祝女(神女)と呼ばれる
島主(世之主)の家系に連なる女子が行っており、
薩摩の支配下になっても習俗として残り 島民の
宗教的信仰のむ対象になっている・・・と記されています。
また、土持公が牢ではあるが、「西郷さんは日本のために
まだまだ働いてみもらうべき人間であり、沖永良部で死なすわけには
いかない「」と、住み心地にも配慮した建築・・とも記載されています。