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2009年05月15日


６月から和泊町で光通信　町が施設整備


６月から和泊町で光通信　町が施設整備
(2009 05/15 10:40)

　ＮＴＴ西日本鹿児島支店は６月１日、和泊町で光ブロードバンド（高速大容量通信）サービスの提供を始める。施設整備は同町、運営は同支店が担当する公設民営方式を採用。花き類のネット販売などのため、住民らが求める高速通信網の整備に応えた形で、県内自治体と同社の取り組みは初めて。九州で３例目となる。
　同町の和泊、国頭など４地域で開始し、順次全域に拡大する。提供するサービスは、従来の光ブロードバンドをさらに高度化、大容量化した「フレッツ光ネクスト」。同サービスは、九州では福岡県と熊本県の一部でしか始まっていない。
　同町企画課によると、光ファイバー網など施設整備の総事業費は約８億円。うち約５億３０００万円を町が負担し、残りを総務省の助成事業などで賄う。同課の豊枝久志参事兼課長補佐は「産業活性化や企業誘致にも期待できる」と話している。
　総務省九州総合通信局の調査では、鹿児島県のブロードバンド世帯普及率は３２％で全国最下位（２００８年末現在）。県は、民間事業者による整備が見込めないとして、０９年度当初予算で奄美群島ブロードバンド基盤整備事業に９０００万円を計上している。