神戸沖洲会の掲示板で 沖永良部島の獅子舞
特に畦布字の 獅子舞についての投稿記事があり興味深く
読ませていただきました。
島の伝承舞踊発表の場で 何度も見聞きしていますが
方言の意味が理解できませんでしたが、やっと理解
できましたので 皆さんにもご紹介します。
【掲示板より・・】
> 和泊町指定無形民族文化財である「畦布の獅子舞」を神戸のメンバーで披露。
さて、畦布の獅子舞の起源はいつ頃だろうか?何処から来たのだろうか?
エラブ島広しと雖も畦布にしかない伝統芸能だから大変興味の湧く所以です。
「畦布誌」(執筆者代表、永吉堅吾)を参考にすると次のようになる。
羽織袴姿で笠を冠っている人が獅子の飼い主で、逃げてしまった獅子を探しているのだが
彼のセリフを現代風に訳してみましょう。
「東西東西、我こそは那覇中の大富豪 金久親雲上(カネクベ-チン)だが獅子を飼っているのは
わし一人じゃ。この頃獅子が逃げてしまった。国頭方面探してもおらん、島尻(住吉)方面探しても
見つからん。もう一度国頭方面を探してみることにしよう。
あぁ~ おったおった。こんなに肥え太って寝ているではないか!」
早速竿先の鞠(マリ)であやしてみると起き上がって舞出した。
「獅子が舞った、舞った 舞ったやぁ~ 舞ったやぁ~」 金久親雲上も一緒になって踊りだした。
側で小太鼓が「グァン、グァン、グァン~」と囃し立てる。
沖縄から来たものであろうことはセリフでわかる。起源は「世の主」時代からあったのかも知れない。
畦布には今でも モッタイ(舞ったい)屋、 グァングァン屋 という屋号がある。
さぞかし獅子舞の名人だったのでしょう。
■神戸愛湾会で披露された「獅子舞」
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