土用 to 縁側

2010-08-26 | H日記
    


                 



            Aを連れての早朝の散歩の途中、Rがふと呟く・・・

            『 実るほど頭の下がる稲穂かな 』
            『 四季がハッキリしているのは日本くらい? 』

            そう云えば、最近の夜はイイ風が吹いて寝過ごしやすくなった。
 
            秋が近づきつつあるのだろう。。。



            土用とは、暦における雑節の一つ。

            五行思想に基づく季節の分類で、各季節の終わりの約18日間の事である。

            正確には立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前18日間を指し1年に4回あるのだ。

            鰻を食う夏の土用 丑の日 が有名なダケ・・・



            つまり季節と季節の間を土用と呼ぶ。

            日本は四季がハッキリしているとは言え、こんなファジーな季節もある。

            実はこれが日本の季節感の良さなんだろう。



            季節の他にも、日本にはファジーな(=曖昧な)空間がある。

            最近の我が息子Aのお気に入りの場所: 縁側 だ。

                 


                 



            縁側は部屋でもなく(壁が無い)、屋外でもない(屋根はある)ファジーな空間。

            夏でも爽風が吹き込み、夏の昼間でも動物的本能で自ずから選択したコージーコーナーだ。

            こいつにも季節感が備わっていた!



            YesかNoかを素早く決定しなければならない現代社会、

            コンピューター言語は0か1しかない世界だけれど、

            ゆっくり白と黒の2極を浮遊する余裕が欲しいネ。