Aを連れての早朝の散歩の途中、Rがふと呟く・・・
『 実るほど頭の下がる稲穂かな 』
『 四季がハッキリしているのは日本くらい? 』
そう云えば、最近の夜はイイ風が吹いて寝過ごしやすくなった。
秋が近づきつつあるのだろう。。。
土用とは、暦における雑節の一つ。
五行思想に基づく季節の分類で、各季節の終わりの約18日間の事である。
正確には立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前18日間を指し1年に4回あるのだ。
鰻を食う夏の土用 丑の日 が有名なダケ・・・
つまり季節と季節の間を土用と呼ぶ。
日本は四季がハッキリしているとは言え、こんなファジーな季節もある。
実はこれが日本の季節感の良さなんだろう。
季節の他にも、日本にはファジーな(=曖昧な)空間がある。
最近の我が息子Aのお気に入りの場所: 縁側 だ。
縁側は部屋でもなく(壁が無い)、屋外でもない(屋根はある)ファジーな空間。
夏でも爽風が吹き込み、夏の昼間でも動物的本能で自ずから選択したコージーコーナーだ。
こいつにも季節感が備わっていた!
YesかNoかを素早く決定しなければならない現代社会、
コンピューター言語は0か1しかない世界だけれど、
ゆっくり白と黒の2極を浮遊する余裕が欲しいネ。