2009年3月から続いた高速道路休日上限1000円が終った。
当時 お遍路で四国を廻っていた私 は、随分その恩恵を受けた。
しかし、この特別料金制度が終ったからと言って、私のお遍路日記が終了する訳ではない。
始めた頃は、一人で札所間を兎に角ひたすら歩いた。
遍路とは歩く事だ、と自分に言い聞かせた唯一の義務だった。
南国土佐のGWは既に夏だった。
32番峰寺から雪蹊寺まで歩いた時、とうとう最初のマメが潰れた。
山門近くを足を引きずっていたら、呼び止められて『野菜生活100』の接待を受けた。
汗と涙で町並みが霞んだ。
後半は、同行二人のパートナーが出来た、と云ってもお大師様ではない。
RとA が 弘法大師 の身代わりになった。
結願間近に、徳島ラーメンと讃岐うどんを交互に食べながら四国を楽しんだ。
2周目の計画は今のところない。
でも、私は歩かなくてはいけない、否、きっと歩き始めるだろう。
人生の最終章のコーナーを曲がった今、私には解かなければならない答えがあるから・・・