日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

野良犬暮らしの終わり

2017年12月25日 | travail
野良犬暮らしが終わると
わかったとたんに
ムクムクとわきあがってきた
寂しいような
せつない気持ちが何なのか
わかった気がする



これはきっと
マリッジブルーならぬ
就職ブルーだ!



…て
マリッジブルーの経験はないわけだけど
独身の自由が失われる!
結婚は人生の墓場だ!(古い?)
もっと他にいい人がいたんじゃないか?!
というのに似てるんじゃないかと思って



新卒で就職した時の気持ちが
こんなだったかもしれないな
とも思う



自由な学生生活が終わりを告げ
どんな窮屈な生活になるんだろうと
おっかなびっくり入社して
同期全員揃っての研修期間は
命までは取られやしめえと励まし合った



その後 配属された先は
希望とは違っていて戸惑ったけど
だんだん馴染んで
お前も入りたての頃は
目ぱちくりさせてかわいかったのになあ
と言われるのに
そう長くかからなかった



慣れるまでの辛抱
辛抱



でも
あと少しだけ
就職相談機関の担当さんに
率直に言わせてもらうと…って
ダメ出しされたりしてたかったな
なんて



最後まで揺れてた中年の乙女心を理解し
迷うのは悪いことじゃないんだよ
と言って支え続けてくれた



就職してからも
さりげなく支援し続けてくれるシステムなのも
心強い



無料の機関だけど
某公共機関のような
大きな機関にはできないような
きめ細かい対応をしてもらった



あれこれ考えず
今は目の前のことだけ見て
がんばろうと思う



また会う日に
笑って会えるように



野良犬暮らしの終わり

でも
心はいつでも自由だよね


野良犬のひとり言

2017年12月23日 | travail
長く続いた野良犬暮らしが
唐突に終わりを告げようとしている



うれしいはずなのに
今 すごく寂しい



首輪を外され
野に放たれたあの日
ひどく寂しくて心細い気持ちだった
野垂れ死にするんじゃないかと
怖かった



それがすっかり
野良犬暮らしに慣れてしまって
やっと飼ってくれる人が現れたというのに
あの日と同じくらい寂しい気持ち



次にこんなに時間を持てるのは
定年後?再雇用後?
その頃はおばあちゃん?



そう考えると
もっとこの時間を
有効に使えたんじゃないかと
後悔が残る



100ナイ会社の面接官に尋ねられた
うちで働くとしたら
いつから働きたいか
自由な日々に心残りがないように
もう少し先からがいいとかいうことはないか



その時は100ナイと思ってたから
何とも思わなかったけど
今 その言葉の意味を実感してる



喫茶店のマスターが言ってた
"会社は鍵のない牢獄"が
重くのしかかる



…なんて
慣れるまでの辛抱だってことは
わかってるんだけど



野良犬暮らしが長くなり過ぎたせいだ
すぐに新しい飼い主に飼われていれば
こんな思いはしなかったろう



再び首輪を付けられることが
群れの中に放り込まれることが
すっかり億劫になってしまった



このまま誰にも飼われず
生きていけたらいいのに
てなことも思ったりするけど



そんな才覚ないから
飼われるしかない



佐平次がうらやましい



この腕と才覚 度胸がありゃ♪
首が飛んだとしても 動いてやる〜♪



たとえ苦しい時代でも♪
明けぬ夜はない〜♪


セーターのその後の行方

2017年12月21日 | travail
着てはもらえぬセーターを〜♪
着てもらえるかもしれないと(比喩)
ときめいた中年の乙女心が
その後どうなったか



見事に
くだけ散った



テーブルに
私の編んだセーターのコピーが
3枚並べられ
3人目に登場した人が実態を語った

おどかし混じりかもしれないと思いつつも
ドン引き

やはり実際に会ってみないと
釣書だけではわからないもの



100ナイ
って思ったし



100ナイ
って思われたと思う
筆記試験もボロボロだったし



でもいい
この前やっと気づいた
自分が本当は誰に
セーターを着てもらいたいと思ってるか



新しいセーターを編んで送った
近々会いに行く

最後のセーターになるかどうかは
まだわからないけど



着てはもらえぬセーターを〜♪
の行方やいかに



比喩だらけで堪忍

セーターの行方

2017年12月15日 | travail
着てはもらえぬセーターを〜♪
もしかしたら着てもらえる⁉︎

唐突だけど
ようやく
このセーターを編んだ人に会いたい
と言ってくれる人が
現れたんである



バラ色の人生ひらける?
いやいや
まだまだこれから

嘘でも社交辞令でも

2017年12月12日 | travail
今日また
着てはもらえぬセーターが〜♪
返ってきたんである



1週間過ぎて
不採用モードに切り替たつもりだったけど
この会社は面接までいけるんじゃないかと
ひそかに思ってたから
予想以上に落ち込んだ



でも
これだけじゃなかなか
本当の不採用の理由はわからないから
勇気をふりしぼって
電話して聞いてみた



そしたら
資格も経験もある人から応募があって
その人に決めた
それがなければお願いしたかもしれないと
言われた



うれしかった



たとえ
嘘でも社交辞令でも