日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

portrait

2016年06月12日 | 映画
一昨日
6月もやってますからの最後の上映を見た

映画の中でThereseは
Carolのポートレートを撮るけど
全体がCarolのポートレートみたいな映画だなと
改めて思う



切り取って フレームに入れて
部屋に掛けたいような場面が
いくつもある



Cate Blanchettの
この映画での美しさは圧倒的だ
そのまなざしに魅了され続けた



最後の1回は
最初の1回と同じように
自分も 自分で運転するようになる前
いつもああやって
助手席に乗せてもらっていたことがあったのを
思い出しながら見た
夫や子供のいる人を好きになった気持ちが
ありありと伝わってきた



この物語は
自身もlesbianだった原作者の
願望だったのかなと思う
Carolのような立場にいる人が
ああいう選択をすることは
なかなかないと思うから



偽って生きるのなら
自分の存在意義がない
Carolはそう言い切る



それにしても
デパートでの一目惚れの場面は
原作者の実体験だというが
それだけの出来事からインスピレーションを得て
これだけの物語を創作したなんて
驚きだ



恋の期間は終わった
これからは 長く愛したい
恋人たちの予感や 他の映画のように