日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

星逢一夜

2017年02月09日 | Memories of ZUKA
CDなんかを
内容を知らずに見た目だけで買うことを
"ジャケ買い"と言うなら
これもある意味"ジャケ買い"
ただ
いいと思ったその時に
すぐに買わなかったのが悔やまれる

この青いフライヤーが忘れられなくて
中日劇場で再演されると知った時は
本当にうれしかった



そうやって
確かに『星逢一夜』目当てで
取ったはずのチケットが
いつの間にか
『Greatest HITS!』がもう1度見られる
に変わって迎えた観劇の日

いきなり
マジックにかかってしまった

トップスターを
娘役トップを
2番手を
子供にしか見えなくしてしまう
上田久美子マジック



身長175センチの鳳翔大さえも
子供に戻して
ショーであんなにかっこいい彩風咲奈が
泣き虫小僧にしか見えなかった

その3年後
そのまた何年後と
子供たちが成長していくのが
はっきり感じられて
おもしろかったし物語に引き込まれた



おてんば娘だった泉(咲妃みゆ)が
春興(早霧せいな)への思いを
胸にしまい込んだまま
幼なじみの源太(望海風斗)と夫婦になって
最初に発した声が印象的だった

一瞬どきりとするほどの憂いのある声
もうそれだけで
大人になった泉の状況や気持ちが
すべて伝わってきた



物語の早い段階から
鼻をすする音が場内のあちこちから聞こえた
何度目かに見る人は
既に結末がわかっているから
最初から泣けるらしかった
子供時代の3人が
仲良く楽しそうにしていればいるほど
先を思って泣けてくると
トイレに並んだ時に
後ろの2人組の女性が言っていた



私は
最後に泉の子供たちが
泉を探して出てくる場面が
1番ぐっときた

母親にとって
子供とは
そうしたもの



それにしても
『金色の砂漠』といい
愛に憎しみを織り交ぜて
愛を際立たせるのがうまいなあ

今 ここはこうで



自分勝手めくりカレンダーはこう



春興の友 秋定を演じた彩凪翔
惚れ直しました

最後に公演プログラム



この2人を同じ人が演じてるなんて
やっぱり上田久美子マジック



それはそうと
なかなか見ることのない
男役のナマ脚の脚線美
引き締まってすごくきれいだった