琵琶湖周遊の旅(4)「比叡山坂本」へ
バスは海津大崎港から湖畔に沿った道路を南下し比叡山坂本を目指して移動開始しました。海津大崎港といっても船着場があるだけの 停船所といったところですが・・・。
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近江今津や安曇川を経て 近江高島に入ったあたりで、湖畔にある「萩の浜」という名称の交差点を通過しました。
近江高島・高島町勝野に18世紀半ばから八代続いている造り酒屋・福井弥平商店があります。 この造り酒屋のブランドが滋賀県人なら誰でも知っている地酒「萩の露」です。 そして福井弥平商店はSNS-Mixiのお仲間である Mさんの祖父の生家でもあります。 筆者も八代続く家系の末裔なのでなおさら興味はつきません。
高島町には、その昔大溝藩があり、城址がJR近江高島駅近くの、「乙女が池」のそばにあります。そのころの城下の本町通りに、寛延年間(1748~1751)創業の、萩の露の福井弥平商店があります。
酒名は創業時、勝野の浜に群生していた萩にちなんで、当時の藩主から「萩の露」と命名されたそうです。 さて困ったことにこの日乗車している観光バスは近江高島駅近辺を通過して坂本へ向かっているのです。
近江に来たら試飲するようにMさんのお薦めがありました。 午後はなんとしても 近江の地酒「萩の露」を見つけ出さねばなりません。 比叡山坂本あるいは大津で捜すことにしました。
石積みのある門前町坂本の街並み散策
バスは比叡山延暦寺の門前町として栄えた比叡山坂本の街に到着しました。坂本は比叡山の里坊が連なる伝統的建物保存地区 です。街を歩くと、緑豊かな屋敷の連なり、石垣など、昔ながらの風情そのままの美しい街並みが続きます。
寺の門前町として栄えた比叡山坂本の街はまた、延暦寺で勤めを終えた老僧が住む里坊の街でもありました。広い庭、自然石を利用した「穴太衆積み(あのうしゅうづみ)」といわれる石垣を備えた里坊は約50あり、今も丹念に手入れされ、整然とした街の景観をつくっています。
後に この自然石を利用した「穴太衆積み(あのうしゅうづみ)」といわれるみごとな石垣は 江戸時代の城郭建設の基礎になります。 主だった城郭の石積みはこの方法が採用されていきます。 ここには石で作られたトンネルが文化財として残されています。
坂本の街を歩いているとバス停の標識に必ず付いている看板を見つけました。どのバス停にも「萩の露・なら漬」プレートが付いています。 この街で必ず「萩の露」は販売されていると確信を持った瞬間でもありました。
日吉大社参道両脇に拡がるこの街並み一帯は、平成9年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 そばには二軒有名な蕎麦屋さんがありました。通りの角にあるのが 「日吉そば」そして角から三軒目にあるのが「鶴喜蕎麦」です。
「鶴喜蕎麦」 味は一番 電話は二番 お店は角(日吉そば)から三番目 がうたい文句。 このキャッチコピーに 惹かれ 立ち寄って店に入ろうとしたら、はす向かいに地元の酒屋さんがあることに気付きました。
蕎麦を後回しに その酒屋さんに飛び込むと ちょうど「萩の露」新製品ひやおろしを 納品したばかりとのこと。 原材料である近江米の新米と、「萩の露」ひやおろし2本を早速宅配便で我が家に送ることにしました。 ここで近江の旅・最大の目標は達成です。
さて 蕎麦屋さんに戻って自慢の蕎麦をとも思ったのですが、昼食後間もないこともあり、珍しいものを注文しました。 蕎麦の店のデザート「そばアイス」蕎麦かりんとが添えられて出て来ましたが、確かに蕎麦の香りと味がしました。蕎麦の花をまぶしたとのことです。
坂本は比叡山の里坊が連なる伝統的建物保存地区 街を歩くと、緑豊かな屋敷の連なり、石垣など、昔ながらの風情そのままの美しい街並みに出会います。 街並みを味わいながら延暦寺行きのケーブル駅まで歩いていくことにしました。
To Be Continued
湖西の写真と共に、故郷の景色が心に染み入ってきました。
ドン・キホーテさんの筆により、”萩の露”が素敵にご紹介いただけて、本当に嬉しいです。
父、姉妹に伝えますね!
が有り、MixiのMさんの祖父の生家ですか。
ご縁はどこかで出会いがあり不思議です。
ドン・キホーテさんも八代目で、その歴史の重さと伝統を感じます。
いつもブログお立ち寄り有難うございます。
コメント書き込み有難うございます。
今回は珍しく地元のお酒を捜し歩く旅でした。
うまく 見つかったし、購入もできたし
モンブランさんにも 喜んでいただいたし
本当に良かったです。
しかし 毎回色々 旅は勉強になりますね。
「丼」
早速 書き込み有難うございます。ブログ記事は お気に召したようで 嬉しいです。
どこへ行っても みんな知ってるお酒でしたね。
坂本で見つけるまでは はらはらしましたが、その後は どこへ行っても ありました。
ケーブル坂本駅にも販売しているし、宿泊先の大津プリンスホテルでも吟醸高級酒バージョンを見つけました。
「萩の露」里山についても 記述しようと思ったのですが このブログ(8万時間の休息)は 一回の投稿文字数制限があり もうひとつのブログ(四方山話)のようにはいきません。
さあて 宅配便で届いた「萩の露」は いつ頃試飲しようかな?
「丼」