第二章:(1)韓国ソウルへ その3
最終日、夜も明けきらず、少し寒いがそこはパック旅行の勢いか4時には起床していました。最終日のモーニングコールが5:30 多少はこの日程に異常さを感じたものの出発も早くやむをえないところか?
■6:10 ロビーへ集合後 朝食の場所へ移動です。
■6:25 「韓国粥専門店・松竹」で朝食はアワビ粥 用意された料理は粥のほか4点。 何故か味はそこそこながら 何しろ「お粥」軽すぎて食べた気にもなりません。なおこの「韓国粥専門店」は MBC,KBS 2大放送局ご推奨の店。(取材にきているだけかも・・・。)
■6:50 朝食後 またまた提携の「お土産用キムチ店」へ誘導されました。 このキムチ店のやり口にまたまたびっくり。 来店者を全員テーブルに座らせ、次から次へと各種キムチの試食をさせ、それぞれの価格を告げる販売方式。 わかっていたら座らなかったお店。これもパック旅行の特徴なのでしょう?
この店を出て ふと眺めた川の水面から立ち上る霧の濃さに不安が首をもたげましたが、これが予想をはるかに上回る脅威と化すのにほんの30分を必要としませんでした。
空港へ向かうバスから外を見ていると、視界100メートルが、すぐに50メートルに、やがて20メートルそして10メートルに変化していくのが良くわかったのです。
■8:40空港到着後 滑走路など到底見えない濃霧に不安は的中。飛行機は全て空港で待機となりました。
いつ 晴れるとも知れない霧の消滅を待つ乗客で空港内はごった返していた。相手が霧では誰も待つしかありません。あわただしく会社や家庭に帰国時刻の遅延を連絡し、濃霧の不運をぼやくことで状況の変化を待つストレスを発散させているようにも見えました。ふと、かつて帰京時に松山空港で霧に襲われ今治港までタクシーで向かった20年以上も前のある出来事が脳裏を掠めたものでした。
■2時間半後 少しずつ視界が回復し、霧が少しずつ消滅し搭乗開始、しかし元々10:20に出発予定のKE703の前に飛び立っているはずであった20便の離陸待ちで飛行機の待ち行列へ入り、機内での待機が更に1時間半 結局 13:15まで離陸することはできませんでした。まあ そんなこんなでKE703は15:10やっと成田に到着し 通関手続き終了時には15:40を過ぎていました。
氷点下10度まで下がった先週と違い、滞在中ソウルは思ったほど寒くもなく、事前に準備した防寒具も役に立たず、極寒の地を味わうことは出来なかったものの、最後に濃霧のハプニングが2泊3日の凝縮の旅に思わぬ彩りを添えてくれました。
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さようならの挨拶言葉 :アンニョンヒケセヨ&アンニョンヒカセヨ
日本ではさようならも、韓国では2通りの使い方があり 訪問後 帰るお客さんは「안녕히 계세요(アンニョンヒゲセヨ)」(安寧にいて下さい)と挨拶します。
見送る方のその家の主人は「안녕히 가세요(アンニョンヒガセヨ)」(安寧にお帰り下さい)と挨拶します。
서울이야 안녕히 ソウルよさようなら
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もうひとつのブログ
◆「丼季報亭の四方山話」(2002年9月投稿開始)は
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