丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

586. カエル鳴き始め 一年のうちでもっとも過ごしやすい季節に

2022-05-04 08:31:15 | 季節の便り

 5月5日はこどもの日 すなわち端午の節句・菖蒲の節句です。
邪気を払う為、菖蒲や蓬を軒に挿し、粽や柏餅を食べます。

「端」は物のはし、つまり「始り」という意味で、「午」は「五」に通じることから、元々「端午」は月の始めの五の日のことだったのです。その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったのだそうです。

d6e9ff29d9937e8e3f5b58f707020797_w.jpeg


日本ではこの日、男性は戸外に出払い、女性だけが家の中に閉じ蘢って田植えの前に身を清める神聖な儀式の日だったのです。

しかし、「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであることから、鎌倉時代ごろから男の子の節句とされ、甲胄・武者人形等を飾り、庭前に鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝うようになりました。(参照: ja.wikipedia.org/wiki/端午)

いっぽう5月5日は暦の上では二十四節気の第7 立夏(りっか)になります。 
初夏のさわやかな青空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎます。
立夏は夏の始まりの時期で 一年のうちで、もっとも過ごしやすい季節です。

鯉のぼり77.JPG

「立夏」は、立春・立秋・立冬とともに四立(しりゅう)と呼ばれ、4つの季節の始まりを表す重要な暦とされていました。
しかし、今ではその存在はすっかり薄くなってしまいました。(2020/05 ウェザーニュース)

IMG_6965.jpg



立夏  七十二候
立夏 初侯 5月5日〜5月9日頃
蛙始鳴 かわずはじめてなく
オスの蛙2.jpeg
冬眠から目覚めた蛙が、元気に活動し始める頃。

繁殖期が近いこともあり、カエルたちは大合唱を始めます。
そもそもカエルはごく一部の種類においてはメスも鳴くそうですがオスしか鳴かないのだそうです。
カエルが鳴く理由としては以下のものがあります。
・繁殖期にオスがメスに向けて求愛する および 他のオスに対して縄張りを主張する
・自分がオスだと主張する 求愛や縄張りを主張するのはわかりますが、自分がオスだと主張するとは…?
オスの蛙の鳴き声は、メスの蛙を恋しがって鳴く声だけではないともいわれています。

立夏 次侯  5月10日〜5月14日頃
蚯蚓出 みみずいづる 
ミミズ1.jpeg

 

冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。


他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家です。

立夏 末侯  5月15日〜5月19日頃
竹笋生 たけのこしょうず
 
筍1 (2)02.jpeg
たけのこがひょっこり顔を出す頃。


伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。
種類によって収穫期は異なるので、三月から六月頃まで収穫できます。

立夏 旬のもの 野菜 にんじん
人参1.jpg
にんじんはカロテンがたっぷり含まれており、免疫力を高めてくれる食材です。
にんじんはオレンジ色が一般的ですが、白色、黄色、紅紫色、黒紫色のにんじんも栽培されています。



立夏 旬のもの さかな あさり
あさり.jpeg
お吸い物や酒蒸しなど、和風問わず、様々な料理で
活躍のできる万能食材であるあさり。
栄養価も高く、鉄分やミネラルが豊富です。
あさり2).jpg
我が家の晩御飯よりアサリの味噌汁

 

立夏 旬のもの 花 スイートピー
スイートピー.jpeg
スイートピー(sweet pea)とは「香りのよいエンドウマメ」を意味します。
エンドウの花に似ているとされているからです。
エンドウも今の時期が旬の食材です。
IMG_6962 - コピー.jpgIMG_68.27 (2).jpg
我が家の晩御飯より(左)さやえんどうと  筍(右)ベランダ栽培のスナップエンドウと筍の煮物



立夏 行事 こいのぼり
五月五日は端午の節句であり、こいのぼりが空を泳ぎます。
鯉のぼり83.JPG
こいのぼりには、鯉が滝をのぼって龍になるという逸話にちなんで、
男の子の立身出世を願うという意味があります。



立夏 行事 母の日
日本では、五月の第二日曜日が母の日です。
母の日12.JPG
母の日にカーネーションを贈るという習慣は、
アメリカで一人の女性が母親の命日に、
教会でカーネーションを配ったことからきています。
母の日8.jpg
 この項  出典: 暦生活  および ウイキペディア
https://www.543life.com/season/rikka

閑話休題 : 時には「連載小説」に感情移入 

 
 すでに15年経過したが、2007年8月から日経朝刊に連載されていた 北方謙三氏の小説「望郷の道」は面白かった。
 北方氏は、ハードボイルド小説の旗手だが、私が読んだことがあるのは、北方謙三氏の曾祖父母を主人公にしたこの小説だけである。
 毎朝これを読むのが楽しみであった。 早い話が「男」を描いていて、ぐいぐいと読ませるものがある 文章もうまかった。
 
『望郷の道』は、明治時代半ばの九州北部が舞台。当時は石炭産業の勃興期で、主人公の正太は、遠賀川でそれを運ぶ船を漕いでいたが、ひょんなことから、賭場の経営に乗り出す。やがて地場の同業との争いがもとで佐賀を追われ台湾に渡る。

九州を追われ台湾に渡った主人公は1917(大正6)年には台北古亭町にキャラメル工場を建設し、台湾特産のバナナを使ったキャラメルを世に出していく。他にも缶入りドロップや風船ガム、芭蕉飴、各種滋養菓子などのヒット商品を次々と生産・販売し菓子業界で成功していく。バナナキャラメルは一世を風靡した。 あの頃の缶入りドロップは懐かしく 郷愁すら感じる。

 渡世人夫婦が日本統治下にあった台湾でまるでアメリカンドリームのようなサクセス・ストーリーを展開した。この話を朝刊でときめきながら読んだ。それだけではなく人情味と経営の基本を学んだことも記憶に新しい。
279346727_1635911646791192_7178913344575660820_n.jpg


 連載小説『望郷の道』主人公のふたりは 佐賀の言葉を使う。 最初は良く分からなかった言葉もあったが 毎日読んでいると、読解力がついた。 大概のことは九州に電話しなくともわかるようになっていた。

九州といえば Mixyでのお知り合い Mさん。 詩心を持ち 写真と彫刻を愛する 多彩な才能の持ち主。 何より彼女の毎日書くさりげない文章は読み手に勇気と元気を与えてくれる。 そして「欝」を病みながらも毎日精一杯生きている。 

小説 『望郷の道』の主人公ふたりが今のMさんを見たら きっとこう言うに違いない。

Mさん あんたは いっつも人生ば、両手にいっぱい持っとる。 
実父さん、養父さん、姉さん、先に逝った人たちばかりじゃのうて、 
お母さん、娘さん、旦那さん そしてMさんご本人の人生ば、両手にいっぱい持っとる。

自分の運命を 受けとめとる本当のMさんは つらかな。 
つらかこつは、認めんで 実に明るく ふるもうとる。 
つらかこつは、人にやらせられんもんな。 

欝ん時は なす術もなく じっとしとっても 
躁に戻った時には なして 欝ん時はこがんこつば したかて 泣きよるに違いなか。
そいが せからしかけんな。 こいでんようやっとる。

IMG_4452.jpg


こがんこつもある。躁の時のMさんは オピニオンリーダーごたる 
知らん間に 上にたっとる。上にたつとは、そがんこつたい。
 
別段 無理しとるわけでもなかばってん 天真爛漫ということたいな。 
筑豊の女子ん衆は みな そがん風に生きてきとるとね。

違うたい。 Mさんだけたい そがん風に 強う生きとるのは。

躁でん、欝でん、なんでん 同じたい。 つらかな。 本当に えらか人たい。 
他人は 何もしてあげられんばってん その精一杯ぶりをみとる人は 毎日見とるけんな。

あんたは 本当に えらか人たい。毎日そう思っとる。
と言うに違いない。情が深いふたりはきっと言うだろう。

小説の主人公ふたりは 人間の情が深い。 そこが良い。 

情を失くすと人がついては来ない。 
情を失くすと人生は孤独である。
情が自分の生涯つぶしてしまった気もするが それも人生。

日々読んですっかり感情移入したとみえ ついついこんな文章になってしまった。

279278498_1635911643457859_6208833322486165151_n.jpg


「一番苦しいときが一番成長するとき。 乗り越えた先には新しい自分が待っている」
(作者不明)……「現在の生活の状態、境遇、職業、何もかも一切のすべてを、心の底から本当に満足し、感謝して生きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、心の力で喜びと感謝に振りかえることができる」(中村天風:思想家)

生・老・病・死  心に力が足りないので 日々苦しい そしてそれを乗り越えることもまだできていない。
心の底から本当に満足し、感謝して生きられて 心が積極的になれば 何の苦労もないであろうが いまだ達観できないわが身に染みる。
いつもながら中村先生の言葉は心理を衝いていて参った! ゴルフ練習ができないこと 体を思うように動かせないことがこんなに辛いなんて...

「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」 ニーバーの祈り

IMG_4548.jpg

*****新高製菓は 1917(大正6)年には日本統治時代の台湾における台北市の錦町の南に位置する古亭町にキャラメル工場を建設し、日本統治下にあった台湾・台北市に本社を置いていた製菓会社。台湾特産のバナナを使ったキャラメルや缶入りドロップや風船ガム、芭蕉飴、各種滋養菓子などのヒット商品を次々と世に出した。
 同社は佐賀県北山村(現在の佐賀市富士町)出身の菓子商森平太郎が創業した。新高ドロップやバナナキャラメルなどで有名で、戦前は森永製菓、明治製菓と共に三大菓子メーカー とも江崎グリコを加えて4大キャラメルとも言われた。
しかし、1946年の森の没後は時代の波に乗り切れず、1971年(昭和46年)に 廃業した。

注)記事中 端午の節句については「ウイキペディア」より 72候および旬のもの については「暦生活」より引用しました。また 掲載写真のうちで「PhotoAC」のロゴがあるものはフリー写真ACより引用しました。

夏」は、立春・立秋・立冬とともに四立(しりゅう)と呼ばれ、4つの季節の始まりを表す重要な暦とされていました。
しかし、今ではその存在はすっかり薄くなってしまいました。(2020/05 ウェザーニュース)



立夏  七十二候
立夏 初侯 5月5日〜5月9日頃

蛙始鳴 かわずはじめてなく
オスの蛙2.jpeg
冬眠から目覚めた蛙が、元気に活動し始める頃。

繁殖期が近いこともあり、カエルたちは大合唱を始めます。
そもそもカエルはごく一部の種類においてはメスも鳴くそうですがオスしか鳴かないのだそうです。
カエルが鳴く理由としては以下のものがあります。
・繁殖期にオスがメスに向けて求愛する および 他のオスに対して縄張りを主張する
・自分がオスだと主張する 求愛や縄張りを主張するのはわかりますが、自分がオスだと主張するとは…?
オスの蛙の鳴き声は、メスの蛙を恋しがって鳴く声だけではないともいわれています。

立夏 次侯  5月10日〜5月14日頃
蚯蚓出 みみずいづる 
ミミズ1.jpeg 
冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。


他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家です。

立夏 末侯  5月15日〜5月19日頃
竹笋生 たけのこしょうず 
筍1 (2)02.jpeg
たけのこがひょっこり顔を出す頃。


伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。
種類によって収穫期は異なるので、三月から六月頃まで収穫できます。

立夏 旬のもの 野菜 にんじん
人参1.jpg
にんじんはカロテンがたっぷり含まれており、免疫力を高めてくれる食材です。
にんじんはオレンジ色が一般的ですが、
白色、黄色、紅紫色、黒紫色のにんじんも栽培されています。

立夏 旬のもの さかな あさり

あさり.jpeg
お吸い物や酒蒸しなど、和風問わず、様々な料理で
活躍のできる万能食材であるあさり。
栄養価も高く、鉄分やミネラルが豊富です。

我が家の晩ご飯よりアサリの味噌汁

 

立夏 旬のもの    花 スイートピー
スイートピー.jpeg
スイートピー(sweet pea)とは「香りのよいエンドウマメ」を意味します。
エンドウの花に似ているとされているからです。
エンドウも今の時期が旬の食材です。
IMG_6962 - コピー.jpgIMG_68.27 (2).jpg
我が家の晩御飯より(上)さやえんどうと筍(下)ベランダ栽培のスナップエンドウと筍の煮物

立夏 行事 こいのぼり

五月五日は端午の節句であり、こいのぼりが空を泳ぎます。

鯉のぼり83.JPG
こいのぼりには、鯉が滝をのぼって龍になるという逸話にちなんで、
男の子の立身出世を願うという意味があります。
立夏 行事 母の日
日本では、五月の第二日曜日が母の日です。
母の日12.JPG
母の日にカーネーションを贈るという習慣は、
アメリカで一人の女性が母親の命日に、
教会でカーネーションを配ったことからきています。

2022年5月 母の日に娘から送られてきた今年の最新バージョン 
この項  出典: 暦生活  および ウイキペディア
https://www.543life.com/season/rikka

 

IMG_4550.2.jpg



閑話休題 : 時には「連載小説」に感情移入 


 
 すでに15年経過したが、2007年8月から日経朝刊に連載されていた 北方謙三氏の小説「望郷の道」は面白かった。
 北方氏は、ハードボイルド小説の旗手だが、私が読んだことがあるのは、北方謙三氏の曾祖父母を主人公にしたこの小説だけである。
 毎朝これを読むのが楽しみであった。 早い話が「男」を描いていて、ぐいぐいと読ませるものがある 文章もうまかった。
 
『望郷の道』は、明治時代半ばの九州北部が舞台。当時は石炭産業の勃興期で、主人公の正太は、遠賀川でそれを運ぶ船を漕いでいたが、ひょんなことから、賭場の経営に乗り出す。やがて地場の同業との争いがもとで佐賀を追われ台湾に渡る。

 九州を追われ台湾に渡った主人公は1917(大正6)年には台北古亭町にキャラメル工場を建設し、台湾特産のバナナを使ったキャラメルを世に出していく。他にも缶入りドロップや風船ガム、芭蕉飴、各種滋養菓子などのヒット商品を次々と生産・販売し菓子業界で成功していく。バナナキャラメルは一世を風靡した。 あの頃の缶入りドロップは懐かしく 郷愁すら感じる。

 渡世人夫婦が日本統治下にあった台湾でまるでアメリカンドリームのようなサクセス・ストーリーを展開した。この話を朝刊でときめきながら読んだ。それだけではなく人情味と経営の基本を学んだことも記憶に新しい。

279346727_1635911646791192_7178913344575660820_n.jpg


 連載小説『望郷の道』主人公のふたりは 佐賀の言葉を使う。 最初は良く分からなかった言葉もあったが 毎日読んでいると、読解力がついた。 大概のことは九州に電話しなくともわかるようになっていた。

九州といえば Mixyでのお知り合い Mさん。 詩心を持ち 写真と彫刻を愛する 多彩な才能の持ち主。 何より彼女の毎日書くさりげない文章は読み手に勇気と元気を与えてくれる。 そして「欝」を病みながらも毎日精一杯生きている。 

小説 『望郷の道』の主人公ふたりが今のMさんを見たら きっとこう言うに違いない。

Mさん あんたは いっつも人生ば、両手にいっぱい持っとる。 
実父さん、養父さん、姉さん、先に逝った人たちばかりじゃのうて、 
お母さん、娘さん、旦那さん そしてMさんご本人の人生ば、両手にいっぱい持っとる。

自分の運命を 受けとめとる本当のMさんは つらかな。 
つらかこつは、認めんで 実に明るく ふるもうとる。 
つらかこつは、人にやらせられんもんな。 

欝ん時は なす術もなく じっとしとっても 
躁に戻った時には なして 欝ん時はこがんこつば したかて 泣きよるに違いなか。
そいが せからしかけんな。 こいでんようやっとる。

IMG_4452.jpg

こがんこつもある。躁の時のMさんは オピニオンリーダーごたる 
知らん間に 上にたっとる。上にたつとは、そがんこつたい。
 
別段 無理しとるわけでもなかばってん 天真爛漫ということたいな。 
筑豊の女子ん衆は みな そがん風に生きてきとるとね。

違うたい。 Mさんだけたい そがん風に 強う生きとるのは。

躁でん、欝でん、なんでん 同じたい。 つらかな。 本当に えらか人たい。 
他人は 何もしてあげられんばってん その精一杯ぶりをみとる人は 毎日見とるけんな。

あんたは 本当に えらか人たい。毎日そう思っとる。
と言うに違いない。情が深いふたりはきっと言うだろう。

小説の主人公ふたりは 人間の情が深い。 そこが良い。 

情を失くすと人がついては来ない。 
情を失くすと人生は孤独である。
情が自分の生涯つぶしてしまった気もするが それも人生。

日々読んですっかり感情移入したとみえ ついついこんな文章になってしまった。

279278498_1635911643457859_6208833322486165151_n.jpg


 「一番苦しいときが一番成長するとき。 乗り越えた先には新しい自分が待っている」(作者不明)……
「現在の生活の状態、境遇、職業、何もかも一切のすべてを、心の底から本当に満足し、感謝して生きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、心の力で喜びと感謝に振りかえることができる」(中村天風:思想家)

 生・老・病・死 心に力が足りないので 日々苦しい そしてそれを乗り越えることもまだできていない。心の底から本当に満足し、感謝して生きていて 心が積極的になれば 何の苦労もないであろうが いまだ達観できないわが身に染みる。

 いつもながら中村先生の言葉は心理を衝いていて参った! ゴルフ練習ができないこと 体を思うように動かせないことがこんなに辛いなんて...

「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」 ニーバーの祈り

IMG_4548.jpg


***新高製菓は 1917(大正6)年には日本統治時代の台湾における台北市の錦町の南に位置する古亭町にキャラメル工場を建設し、日本統治下にあった台湾・台北市に本社を置いていた製菓会社。台湾特産のバナナを使ったキャラメルや缶入りドロップや風船ガム、芭蕉飴、各種滋養菓子などのヒット商品を次々と世に出した。
 同社は佐賀県北山村(現在の佐賀市富士町)出身の菓子商森平太郎が創業した。新高ドロップやバナナキャラメルなどで有名で、戦前は森永製菓、明治製菓と共に三大菓子メーカー とも江崎グリコを加えて4大キャラメルとも言われた。
しかし、1946年の森の没後は時代の波に乗り切れず、1971年(昭和46年)に 廃業した。

注)記事中 端午の節句については「ウイキペディア」より 72候および旬のもの については「暦生活」より引用しました。また 掲載写真のうちで「PhotoAC」のロゴがあるものはフリー写真ACより引用しました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 585. 前人未到の大記録より... | トップ | 587. 太陽の光を浴び、万物... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (愕然草)
2022-05-09 17:41:13
一年で最も良い季節とのことですが、今日などは結構寒く、お互い風邪など引かないようにしましょう。
それはともかく佐賀弁を自在に操られますね。以前、武田鉄矢の「母に捧げるバラード」を聞いた時には何となく、博多弁なら喋れるような気になり、「なんばしよっとか」などが自然と口をついて出たものですが、佐賀弁はもう少し難しそうですね。翻訳が必要な部分が何カ所かあります。
人に会うたびに面白い本はないかと尋ねているのですが、興味はそそられても長い小説を読むのが苦手で困ります。またお会いしたときにでも解説をお願いします。
ではまたお元気でお過ごし下さい。
返信する
「8万時間の休息」 (丼季報亭)
2022-05-10 09:37:33
愕然草さん いつも早々コメントありがとうございます。
一年で最もしのぎ良い季節をアップしたとたんにまた暖房が必要になり、気まぐれな自然の力を再認識しています。

①筑豊弁「そがん」「こがん」・・博多では「そぎゃん」「こぎゃん」②筑豊の女子ん衆・・おなごんしゅう③「そいが せからしかけんな。 こいでんようやっとる」は、「それが うるさく言うので これでもよくやっている」

博多出身の元の上司にいくつか問い合わせた結果 懐かしい筑豊弁?に親しみを覚えて「望郷の道」上下巻を衝動買い(笑)したそうです。楽しそうに読まれているようでよかったです。

他は 次回お会いしたときにでも。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

季節の便り」カテゴリの最新記事